みなさんは「ちまき」と言うとどんなものを思い浮かべますか?

お餅が入ったものを思い浮かべる方や、モチモチのおこわがたっぷり入った中華風のちまきを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

今回はそういった「食べる」ちまきではなく、京都の祇園祭で手に入れることができる厄除けのご利益があるちまきについてご紹介したいと思います。

飾り方や処分方法など、知っておいて損はない情報なのでぜひ目を通してみてくださいね!

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京都の祇園祭っていったい何?

京都の祇園祭とは、平安時代から続いている夏祭りのこと。

千年以上続くお祭りですから、京都だけではなく日本の風物詩としてみなさんご存じなのではないでしょうか。

ちまきの事は知らないけど、足を運んだ経験がある方も多くいるのでは?

この祇園祭、みなさんがご存じの大きなお祭りは数日しかありませんが、実は一か月間も続く長い長いお祭りなんです。

そんな中で販売されているのが「ちまき」です。

食べるものではなく玄関に飾る厄除で、京都の町を歩くと玄関先に飾っている人が多くいるそうですよ。

祇園祭のちまきのご利益は?

祇園祭のちまきは、基本的には厄除けの効果があります。

どうしてちまきに厄除けの効果があるのか?

それは、しっかりとしたお話があるんです。

ちまきの由来

昔々、祇園祭が開催されている八坂神社の主祭神スサノオノミコトが旅人となり蘇民将来家に一泊しました。

蘇民将来家は貧しいながらも精一杯スサノオミコトをもてなしました。

そのもてなしに感動し、スサノオミコトはお礼に「子孫を守るので目印に茅の輪をつけておいて」と言って去って行き、一族は子孫繁栄のご利益をうけることができたのです。

その目印こそが「ちまき」だとされました。

ちまきを玄関に飾っておけば、「スサノオミコトのご利益が受けられる」という訳なんですね。

祇園祭のちまきには厄除けの他にも、縁結びに効果がある物だったり、泥棒除けだったり、雷除け、安産などなどいろんなご利益があるものが多くの種類あるんだとか。

これらは祇園祭の山鉾別に違う物があるそうで、中にはかわいらしい飾りつけをされているものや、玄関に飾るためではなく持ち運べるようストラップ型になっているものもあります。

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ちまきを正しく飾ろう

せっかくちまきを頂いたのであれば、正しく飾る必要があります。

正しく飾らなければ、ご利益が受けられなかったり、意味が無かったりしてしまう可能性もあります。

ただ正しい飾り方と言っても、難しい飾り方や、専用の飾り場所を用意する必要はありません。

まずは間違った場所に設置しない様に注意しましょう。

勝手口や、玄関の奥、部屋などには飾らない様にしてくださいね。

そして、人が一番多く通る場所にちまきを飾りましょう。

ベストは玄関の外。

人目に付きやすい、高い位置にしっかりと固定しましょう。

基本的には袋から取り出し、お札はつけたまま飾りますが、玄関が道路通りの多い場所であったり、イタズラが怖い場合は透明な袋に入れて飾っても問題ありません。

マンションなどで玄関の外には飾りにくいという場合は、玄関の内側に飾りましょう。

扉の上の方に、ドアを開けてもドアに触れないなるべく高い場所で、なおかつ目に留めやすい場所に飾ります。

フックや針金、釘などを利用してちまきを傷つけないようキレイに取り付けるといいですね。

どうすればいいの?処分方法もチェック!

祇園祭 ちまき

ちまきは1年経ったら、購入した場所へ返納するようにしましょう。

返納箱が置かれているので、その中に入れるだけで返納完了です。

同じ時期に返納しに行くことができない場合やどこで購入したか記憶があやふやな場合は、祇園祭を開催している八坂神社へ持って行っても問題ありません。

八坂神社には納札所がありますので、そちらに持って行くといいでしょう。

同じ時期に祇園祭へ行くことができるのであれば、また新しいものを受けるのもいいかもしれませんね。

京都へ行く機会がもうないかもしれないという人は、お家の近くの氏神様に納めても大丈夫だそうなので、お近くの氏神様の場所を調べておきましょう。

時期は購入した7月に持って行くのがいいですが、初詣などで行けば、より手軽にご近所の神社に持って行くことができますよ。

ちまきを求めて祇園祭へ行ってみよう!

日本ではさまざまなお祭りが行われています。

その中でも祇園祭は大きなお祭りで、興味がある方も多いのではないでしょうか。

祇園祭目的の方はもちろん、ちまき目的の方も多いそうなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

そして京都のありがたい厄除けを玄関に飾りましょう。

きっとご利益がありますよ!

以上、「祇園祭のちまきのご利益は?飾り方や処分方法のまとめ!」について紹介しました。

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