岡山県倉敷市で行われる乙島祭りは、地元の人達によって代々受け継がれてきました。
戸島神社秋季例大祭とも呼ばれていて、約700年の歴史があり毎年3万人以上もの観客で賑わう岡山でも有名なお祭りです。
今回は、乙島祭りの日程や駐車場情報、千歳楽について紹介します。
乙島祭りの歴史
乙島祭りは戸島神社の秋の例大祭で歴史は約700年以上があり、平成4年には市の重要無形民俗文化財に指定されました。
明治以前は「志あげまつり」と呼ばれていましたが、現在では乙島祭りとして親しまれています。
2017年の日程や基本情報
乙島祭りは毎年10月の最終土曜日・日曜日に行われていて、2017年は10月28日(土)・10月29日(日)に開催されます。
■日程
10月28日(土)・29日(日)
■会場
戸島神社
岡山県倉敷市玉島乙島1251
■問合せ先
戸島神社086-522-3377
アクセスと駐車場情報
■電車の場合
山陽本線新倉敷駅⇒住友重機行きバス乗車(乗車時間約12分)⇒戸島公園下車⇒徒歩約15分
■車の場合
駐車場は祭り会場周辺、川鉄鋼板北などに約800台ほど用意されています。
坂田町交差点から西へ100mほどのところで係員による案内があるので、そちらの指示に従いましょう。
乙島祭りの見どころ!
千歳楽は必見!
乙島祭りでは岡山県で唯一、千歳楽(せんざいらく)を見られます。
千歳楽とは太鼓台の一種で、2本の担ぎ棒の上に3層から5層の赤い布団を重ねたモノ。
鮮やかな刺繍や細かい彫刻がされていて、祭りを一層盛り上げてくれます。
千歳楽は主に瀬戸内海周辺で見ることができるので、そのほかの地域の方には珍しく感じるでしょうね。
乙島祭りは早朝から行われる珍しいお祭りでもあります。
日曜日の午前4時には戸島神社の下に、各町内の千歳楽や御船、だんじりが集合し約170段の石段を上がります。
秋も深まった10月下旬のため、午前4時はまだ真っ暗。
薄明りに照らされた千歳楽やだんじりは幻想的で、静けさの中に太鼓や担ぎ手の掛け声が響き渡ります。
この後、千歳楽や御船などが乙島の街を約10時間かけて練り歩き、再び戸島神社に戻ってくるのは12時間後の午後6時ごろ。
この巡行路は東廻り・西廻りがあり、1年おきに交代します。
午後6時半ごろには、祭りのクライマックス!
夜の宮入として再び石段を上り、境内で勇壮な練りを披露します。
乙島の人達はお正月よりも重要視していて、この祭りが一年の中でも一番大切な日と考えて代々受け継いできたそうですよ。
ゆっくり観覧するには?
岡山県では3番目に大きなお祭りと言われていだけあって、ベストポジションでゆっくり見るのは難しいです。
戸島神社の境内の東側には芝生の観覧席がありますので、祭り全体を見渡すならこちらがオススメです。
1000人程度のスペースしかないので、早く行かないと埋まってしまうかもしれません。
こちらからは天気が良ければ、玉島ハーバーアイランドの夜景を見ることができますよ。
だんじりや千歳楽と夜景のコラボレーションも素敵ですね。
祭りと言えば屋台グルメなんですが、早朝から夜遅くまでいくつもの屋台もやっているので胃袋も満足!
朝晩は冷えるのでサッと着られるものがあると温度調節ができて、快適に楽しむことができると思いますよ。
伝統的な乙島祭りで秋を楽しんでくださいね。
以上、「乙島祭りの日程や駐車場情報!千歳楽やだんじりは必見!」についてまとめました。