外側は飴状でぱりっとしていて、中はほくほくしている 大学芋

気温が低くなってくると食べたくなる、身近な食べものの1つです。

普段何気なく食べている大学芋ですが、なぜ「大学」が名前についているのかご存知ですか?

何度も食べたことはあるけど、名前の由来まで考えた事がない…という方が多いかもしれませんね。

この記事では、大学芋の名前の語源や、発祥した起源、地域別の形や飴の違いを紹介していきたいと思います!

スポンサードリンク

大学芋が発祥した起源は?

昔からあるお馴染みの大学芋ですが、その起源は 中国であるとされています。

大学芋を中国人が見ると「これは、中国で日常的に食べているものだ!」と思うそうですよ。

ある中国の番組では大学芋を紹介する際、日本で人気がある定番スイーツであると紹介すると共に、中国から来た食べものとして紹介していました。

その食べものというのは「抜絲地瓜」という、素揚げしたさつまいもに飴がけした食べもののことで、飴が固まる前の熱々のうちに食べるものです。

大学芋ととても似ているため、中国の抜絲地瓜が起源なのでは?と言われています。

スポンサードリンク

大学芋の由来と名前に「大学」が付く理由

ここからは、いくつかある大学芋の由来と名前をご紹介します。

大学芋の由来と語源・その1

1つ目の大学芋の由来と語源は、大正から昭和にかけて東京の大学生が好んでよく食べていたというものです。

その大学は、はっきりわかっていませんが、早稲田か東大では?という意見があるんですよ。

他にも、大学芋の由来と語源がありますので、見ていきましょう!

大学芋の由来と語源・その2

2つ目の大学芋の由来と語源をご紹介します。

昔、東京大学(当時の帝國大学)の赤門前に、三河屋というふかしいも屋があり、さつまいもに蜜を絡めた食べものが売られていました。

これが大学生の間でヒットしたことから、 大学芋と呼ばれるようになったという説もあります。

大学芋の由来と語源・その3

続けて3つ目の大学芋の由来と語源を見ていきましょう。

昭和初期は、不況で学資に困っている人がたくさんいました。

そのうちの1人が、学資を稼ぐためのいい方法はないかと考え、 さつまいもに蜜をかけた食べものを売り始めました。

このことがきっかけで大学芋のもととなる食べものが生み出され、これを大学生が考えだしたことから、大学芋と呼ばれるようになったという説もあります。

スポンサードリンク

大学芋はおやつかおかずのどっち?

普段何気なく食べる大学芋ですが、おかずとお菓子、どっちなのでしょうか?

このことについては、はっきり定義されておらず、おかず派とおかし派の人に分かれているんです。

それぞれの意見をまとめてみましたので、ご覧ください。

大学芋はおやつ派の意見

まずは、おやつ派の意見から見ていきましょう。

おやす派の意見

■おかずといえば、白いご飯と食べるもの。

大学芋は白いご飯と合わない気がするから、絶対におやつ!

■甘いものとご飯は一緒に食べられないから、おやつです。

■子供の頃から、3時のおやつとして出されていたから、おやつにしか見えないです。

■和菓子感覚で、昔からおやつの時間にたまに食べています。

大学芋はおかず派の意見

続いて、大学芋はおかず派の意見を見ていきましょう。

おかず派の意見

■うちでは、おかずの1つとしてテーブルに並べることがあるので、おかずです。

「白いご飯に乗せるおかず」とは違うけど、おせちに入っている栗きんとんもおかずの感覚ですよね?

同じ感覚で、うちでは大学芋もおかずとして扱っています。

■職場のメニューでもおかずとして出てくるし、おかずとして違和感を感じたことが無いからおかず。

■小さい頃から、中華料理の一品として出てくるので、絶対におかず。

■ご飯と一緒に食べるのは抵抗があるけど、おかずとしても違和感がある。

だけど、あえていうならおかずかな。

「おかず」「おやつ」かはどっちとも言えない

お菓子派とおかず派、どちらの意見でもそれぞれにちゃんと理由があり、どれも「なるほど!」と納得させられる内容のものばかりでした。

中には、食べる場所によって違うという意見もありましたので、2つ紹介しておきますね。

■家で食べる時はおやつ感覚だけど、お寿司屋さんで食べる時は、おかずとして食べています。

■深く考えたことは無いけど(笑)定番の食べものとして定期的に食べていますよ。

■すごくお腹が空いている時はおかずだけど、軽く小腹を満たしたい時はおやつの感覚。

大学芋が「おかず」なのか「おやつ」なのかは、結論が出そうにない問題ですね。

とはいえ、日本人に愛されている味なので様々なシーンで食べられているのかもしれません。

スポンサードリンク

大学芋は地域性がある食べ物

日本で親しまれている大学芋も、地域によって違いがあるんですよ。

ここからは、大学芋の地域性の違いをご紹介します。

大学芋は地域によって形が違う

大学芋は、地域によって形が違うんですよ。

地域別の大学芋の特徴をまとめてみましたので、ご覧ください。

■関西地方

長細い「スティックタイプ」がメジャーとなっています。

黒いゴマがかかっているものが多く見られます。

■関東地方

ランダムにカットした「乱切り」タイプ、皮を剥いて丸くカットした「丸型タイプ」、見た目が綺麗な「輪切りタイプ」などがあります。

大学芋は地域によって蜜が違う

地域によって形が違うと先程紹介しましたが、地域によって大学芋のコーティングにも違いがあるんですよ。

地域別の大学芋のコーティングの違いをまとめてみましたので、ご覧ください。

■関東地方

とろっとした液状の蜜がかかっているものが多く見られます。

■中部以南の地方

表面がパリっとした飴状になっているものがほとんどです。

■東北以北の専門店

しゃりしゃりとした砂糖の食感で、見た目はまるで雪がかかっているように真っ白なんですよ。

他の地域と比べたら、こんなに見た目や食感に違いがあるんですよ。

自分が住んでいるところ以外の大学芋も、機会があれば食べてみたいですね!

スポンサードリンク

揚げない大学芋の簡単な作り方

参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=ZsC79OEP8YA

大学芋は、揚げたさつまいもに蜜や砂糖をコーティングした食べものです。

自宅で大学芋を作って食べてみたいけど、揚げものをするのは面倒…という方もいるかもしれませんね。

そんな方におすすめなのが、 「揚げない大学芋」です。

「揚げない大学芋」は、揚げ油を使わないので、後片付けも楽でおすすめですよ!

それでは、材料と作り方をご紹介します。

■材料(4人分)

・さつまいも300g(1本)

・オリーブ油大さじ2分の1

・黒砂糖大さじ3

・醤油小さじ3分の1

・お酢小さじ3分の1

・黒ゴマ小さじ3分の1

全ての材料が揃ったら、さっそく作っていきましょう。

揚げない「大学芋」の作り方

①さつまいもの皮を、タワシでこすりながらよく洗います。

②食べやすい大きさに乱切りしていきます。

③水を張ったボウルに入れてアクを抜きます。

④ペーパータオルで水気を綺麗に拭き取ります。

⑤フライパンに調味料(油、砂糖、醤油、お酢)を入れていきます。

⑥さつまいもを重ならないように並べ、フタをし、火を点けて弱火にします。

⑦沸々と音がしだしたら、フライパンを揺すります。

⑧2分火にかけたら、トングを使ってさつまいもをひっくり返します。

※返す前にフタの水滴を拭き取っておくと、油が飛び散りません。

⑨フタをして更に加熱し、さつまいもをひっくり返します。

⑩さらにもう1度ひっくり返します。

⑪はしをさつまいもに刺して、スーッと通れば火が通っているということです。

⑫器に盛り付け、温かいうちに黒ゴマを振って完成です!

こちらの大学芋は、材料さえ揃えば フライパン1つでできますし、材料を入れてひっくり返すだけなので、気軽にチャレンジできるレシピですよ。

揚げないので、カロリーを制限している方にもおすすめです!

簡単なのに味は抜群なので、是非お試しくださいね。

大学芋のおすすめをご紹介

ここからは、おすすめの大学芋をいくつかご紹介します。

大学芋のおすすめ1

1つ目のおすすめの大学芋は、名物あべのポテト(大学芋)・芋ケンピ2種類のセットです。

たっぷりの蜜を吸い込んでいて、しっとりとした食感の大学芋は止まらない美味しさですよ。

そのままでも充分美味しいのですが、もっと艶と甘みが欲しい方は、付属の蜜をかけてもさらにしっとりとした味わいになります。

1つの大きさが大きめなので、 食べ応えが充分で満足できる!と評判なんですよ。

さつまいもは食物繊維が豊富に含まれているので、お子様のおやつにもいいかもしれませんね。

大学芋だけじゃなく、パリッとした食感の芋ケンピ2種類もセットになっているので、芋好きな方にはたまらない内容ではないでしょうか。

大学芋のおすすめ2

2つ目のおすすめの大学芋は、国産のスティックタイプの大学芋です。

冷凍された状態で届くのですが、常温に出して少し経った半解凍状態がおすすめです。

もちろん、完全に解凍しても美味しくいただけるので、好みの溶け具合で食べてくださいね。

スティックタイプでぱくぱくと食べやすいので、自宅で美味しく食べるのはもちろん、パーティーなど人が沢山集まる場所で出すのもいいかもしれません。

カリカリとした食感で、飴はたっぷりかかっているのに、歯にくっつくことなく食べやすい大学芋ですよ。

しっとりタイプより、しっかりした食感の大学芋が好みの方に一押しです!

大学芋の由来のまとめ

大学芋の起源や、地域別の大学芋の特徴、他にもおすすめレシピやおすすめの大学芋を紹介してまいりましたが、いかがでしたか?

当たり前ですが、なんにでも ルーツというものがあるんですよね。

おすすめの揚げない大学芋は、本当に簡単で美味しいので、是非作って味わっていだだけたらと思います!

以上、「大学芋の由来は?名前の語源や発祥した起源、地域別の形や飴の違いは?」を紹介しました。

スポンサードリンク