クリスマスパーティーやちょっぴり豪華な夕飯にしたいとき、 ローストビーフを手作りする人は多いのではないでしょうか?
先日私も初めて手作りしてみたんですが、薄くスライスしてみるとお肉の血のような汁が。
おそらく生焼けで失敗したんだろうと、愕然としてしまいました。
今回はローストビーフが生焼けで血が滴る時の対処法と失敗の見極め方についてご紹介します。
同じ経験をした人は参考にしてくださいね。
目次
ローストビーフが生焼けかを見極める方法は?
ローストビーフが生焼けかを見極める方法:スライスしたローストビーフの中心の色で判断する
そもそもローストビーフとは、イギリスの伝統的な料理のひとつなんです。
ステーキのような分厚さはなく、薄くスライスされているので食べやすいですよね。
そんなローストビーフですが、中心部分は赤いけど生焼けじゃないの?と思ったことがある人は少なくないはず。
実はローストビーフの 中心部分の色を見れば、しっかり火が通っているか生焼けかがわかるんです!
プロの料理人は ロゼと言いますが、中心まで火が通っていれば真っ赤ではなく バラ色になっているはずですよ。
真っ赤だった場合は生焼けなので残念ながら失敗です。
また、生焼けのローストビーフは赤い中心部分がツヤツヤとしていますが、バラ色のローストビーフはしっとりしていてツヤはありません。
ローストビーフが生焼けかを見極める方法2:ローストビーフの中心部分の温度を確認する
プロの料理人でも、ローストビーフの内部にどのくらい火が通ったかの見極めは難しいんだとか。
でも、レストランではお客様に提供する前に必ずチェックしなければいけないですよね。
しかも失敗は許されないので、スライスする前に生焼けかどうか判断する必要があります。
そんなとき、プロは 金串を使ってそれを判断するんですが、家庭では 温度計を使って温度を確認することが出来ちゃいます。
細い串状になった温度計なので、お肉の塊にも刺し込むことが出来るんですよ。
ローストビーフの丁度良い焼き加減は、中心温度が 50℃〜55℃くらいなので覚えておきましょう。
ローストビーフが生焼けで赤い時の対処法
ローストビーフが生焼けの時の対処法1:フライパンで再度焼く
生焼けが心配の場合、表面があまり焦げてなければ、もう一度フライパンを熱してから再度焼いてみましょう。
牛肉の外側から熱が入っていくので、フライパンで加熱すれば生焼けの対処法になりますよ。
あまり強火にしてしまうと表面だけ焦げて中は生焼けのままになってしまうので、 弱火~弱めの中火がおすすめです。
ガチャガチャと何度も触ったりひっくり返したりを繰り返すと意味がないので、じっくりゆっくり焦らずに対処してくださいね。
ローストビーフが生焼けの時の対処法2:湯煎の時間を追加する
ローストビーフのレシピの工程は、フライパンで焼く→湯煎する→冷めてからスライスする、の 3ステップです。
表面はある程度焦げ目が付いているのであれば、湯煎の時間を追加するのがおすすめです。
フライパンで焼いたローストビーフをラップで包んでから密閉できるジップ付きの保存袋に入れ、熱湯が入った鍋の中で湯煎をしましょう。
くれぐれもお湯がローストビーフに入り込まないよう気を付けてくださいね。
また、ローストビーフが浮いて着てしまう場合はお皿など重しを使うと良いですよ。
生焼けの度合いにもよりますが、5分程度で湯煎から出して確認してみてください。
あまり長い時間湯煎しすぎると全体に火が通ってしまい、せっかくのローストビーフが台無しになってしまいます!
ちなみに、電子レンジは加熱が難しいのでお勧めできません。
ローストビーフが生焼けの原因は?
ローストビーフが生焼けの原因1:肉を常温に戻していない
ローストビーフは塊の牛肉を使うので、冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態で使うと中心部に火が通りにくく、 生焼けの原因になります。
夏場なんかは特にお肉を常温に出しておくのって不安になりますよね。
でも、冷たい状態の肉を常温に戻すだけのことなので心配しなくて大丈夫ですよ。
冷蔵庫から出して 1~2時間もすれば常温に戻るので、指で触ってみて冷たく感じなければOKです。
ローストビーフが生焼けの原因2:余熱の時間をとっていない
ローストビーフの作り方は3ステップと説明しましたが、 そのあとがかなり重要なんです!
湯煎が終わったあと熱湯からローストビーフの入った袋を取り出し、袋から出さない状態で冷めるまで置いておいてください。
そもそも熱々の状態だとうまく切れないですし、ローストビーフには余熱の時間が必要なんですよ。
ローストビーフの外側からゆっくりと火が通っていくことで、中心部は生焼けではなくバラ色のお肉になります。
また肉汁も落ち着くので、血のような赤い汁が滴ることもありません。
ローストビーフが生焼けだと食中毒になる?
生焼けのローストビーフを食べて 食中毒になったらどうしようと思ったことがある人は多いと思います。
結論から言うと、食中毒にはならない可能性の方が高いです。
牛肉には菌が付着しているので加熱処理が必要になりますが、 菌は牛肉の表面のみに付いているものです。
なので、ローストビーフ作りのときにフライパンでしっかりと加熱して入ればほぼ問題ありません。
ステーキ屋さんでレアのお肉を頼んだことがある人はわかると思いますが、外側はしっかり焼けているけど中は綺麗なピンク色ですよね。
ただ、たとえば加熱前の牛肉をまな板の上に置き、同じまな板でスライスしてしまうとローストビーフに菌が付着する恐れはありますので気を付けてください。
またプロの料理人さんによると、牛肉は豚や鶏などに比べて菌が肉の奥まで入り込むこと自体、ひき肉にしたり切り刻んだりしない限り滅多にないそうです。
とはいっても、賞味期限が切れたり古い牛肉を使った場合は、生焼けとは違った意味で食中毒になりかねないですよ。
ローストビーフを食べるのを注意すべき人は?
子供がローストビーフを食べるのは6~7歳頃から
ローストビーフは生肉ではなく、低温でしっかりと調理されていて、ステーキで言えば ミディアムレアくらいに加熱されたお肉のことです。
そのため生肉を食べさせているかも?という心配はありません。
歯がしっかりと生え揃い、お肉を食べられる年齢になれば与えること自体は問題ありません。
ただ、やはりローストビーフの中心部分がピンク色なので不安に思う親御さんも多いでしょう。
そういう場合は、小学校に入学する 6~7歳くらいが一般的だと思います。
小学生になれば抵抗力もついていますし、噛んで飲み込む力もしっかりしているから安心できますね。
妊娠中にローストビーフの食べ過ぎにはご注意を
私も妊娠中の食事にはとても気を付けていて、お刺身など生ものは食べないようにしていました。
繰り返しになりますが、ローストビーフは生肉ではありません。
なので、妊婦さんがローストビーフを食べたからと言って胎児に影響が出ることは考えにくいです。
しかし、体調を崩しているときや食欲が落ちているときは消化に負担のかかるローストビーフはお勧めできません。
毎日お腹いっぱいになるくらいたくさんのローストビーフを食べるのは問題ですが、たまに贅沢をしたいときに食べるくらいなら気にしなくて大丈夫ですよ。
あまり意識して食べたいものを我慢して ストレスになるのも良くないです。
妊娠中に食欲があるのは幸せなことなので、今日だけと自分に言い聞かせて好きなものを食べるのも良いと思います。
ローストビーフを生焼けで失敗しない便利アイテムは?
ローストビーフ作りに便利なアイテム1:温度計
ローストビーフが生焼けになっていないかを確認するためには、牛肉の 中心部分の温度を測るのが一番!
ローストビーフの温度が測れる専用の 温度計がコチラです。
この温度計があれば、食品の調理温度を常に測って安全性の高い調理ができますよ。
BBQやキャンプなどアウトドアにも活躍します。
また、串状になっているからと言って必ずしも差し込んで使う物とは限りません。
たとえば揚げ物の際の油の温度を測ったり、お菓子作りの際の湯煎等にも使えますね。
ローストビーフ作りに便利なアイテム2:ハンディフードシーラー
ローストビーフ作りの湯煎をするとき、 密閉度の高い袋が必要ですよね。
コチラの商品は専用ジップ袋にローストビーフを入れて、この ハンディフードシーラーを使えば自動で真空になるんです!
湯煎のときにお湯が入り込む心配もありませんよ。
そして湯煎が終わった後は密閉されたまま余熱に置くことでローストビーフの生焼けを防ぐことが出来ます。
また、出来上がったローストビーフを再度密閉して保存することで日持ちさせることもできますし、冷蔵庫の中でも場所を取らずスッキリ保管ができます。
もちろん冷凍庫保存もOK。
使い方はとっても簡単なアイテムなので、1つ持っていると便利ですよ。
ローストビーフは生焼けかをしっかり見極めて!
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いかがでしたか?
クリスマスパーティーやちょっぴり豪華な夕飯にしたいとき、今回の記事を参考にローストビーフ作りをしてみてくださいね。
ローストビーフは生肉ではないので、小学生以上のお子さんがいる家庭でしたらみんなでワイワイ楽しく食べられると思いますよ。
以上、「ローストビーフが生焼けで赤い・血が滴る時の対処法!失敗の見極め方は?」の記事でした。