子供から大人まで大好きなおかずの唐揚げ。
鶏肉はスーパーで安く購入できるので、主婦にも嬉しいメニューですよね。
でも、美味しそうに唐揚げが揚がっていても食べたら中は生焼けだったなんて経験はありませんか。
生肉はお腹を壊してしまうこともあるので、しっかり火を通すことはとても重要です。
生焼けの唐揚げの見分け方や唐揚げの生焼けを防ぐ方法についてまとめてみました。
唐揚げが上手く揚げられないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
生焼けの唐揚げの見分け方は?
唐揚げが生焼けかの見分け方:色
唐揚げが生焼けかどうかの判断は唐揚げの断面の色を見ることでわかります。
スーパーで買ってきたばかりの鶏肉は、ピンク色をしていますよね。
でも、油で揚げたり焼いたり、茹でて火を通すことで白色に変わっていくので、火が通っているかどうかは色で判断することができます。
でも唐揚げは、衣をまとっているので揚げたての状態のままでは確認することができませんよね。
揚げた唐揚げを包丁で切り、断面の色を確認してみましょう。
一緒に揚げた唐揚げの中で1番厚みのある唐揚げを切って確認すれば、全ての唐揚げを切って確認する必要はありませんよ。
外側は火が通りやすく、中は生焼けになりやすいので、1番厚みのある部分をチェックするのがポイントです。
唐揚げが生焼けかの見分け方:触感
鶏肉は生の状態では柔らかいですが、火を通すことで肉が硬くなります。
そのため、生焼けかどうかを触って判断することもできます。
また、生の状態では表面にぬめりけがありますが、火を通すとぬめりけもなくなります。
なので、唐揚げを揚げたあと断面の色を確認しても生焼けかどうかの判断が曖昧な場合は、触ってみて柔らかさやぬめりけを確認すると良いですよ。
ただし、揚げたての唐揚げはとても熱いので火傷には気をつけてくださいね。
万が一、口にしてしまった場合しっかり火が通っている唐揚げは弾力があるのに比べ、生焼けはサクッとした食感なので、違和感を覚えたら食べるのをやめましょう。
唐揚げが生焼けの場合の対処法は?
唐揚げが生焼けの対処法:揚げ直す
唐揚げが生焼けかどうか確認をして、生焼けだった場合は、その場ですぐ揚げ直すことで、生焼けを解消することができます。
包丁で断面を切ってしまった唐揚げでも揚げ直しをすることができますよ。
全体的に生焼け部分が多く残っている唐揚げは、包丁で小さくカットしてから揚げ直すと効率よく生焼けを解消することができます。
ただし、2度上げをする分唐揚げが油をよく吸い込んでしまうので、カロリーカットしたいという方は次に紹介する方法を試してみてくださいね。
唐揚げが生焼けの対処法:電子レンジで過熱
油の取りすぎを防ぎたいという方や揚げ油を片付けてしまって揚げ直しができない方におすすめなのが、電子レンジを使って加熱する方法です。
電子レンジは短時間で高温の熱を唐揚げに与えることができるので、生焼けを解消することができます。
電子レンジを使用することで、鶏肉の油が内側からジュワッと滲み出てくるのでしっとりとした唐揚げにすることもできますよ。
生焼け部分が多い場合には、唐揚げを半分にカットして、断面を上に向けて温めると中心の生焼け部分をしっかり温めることができます。
電子レンジの機種によっては揚げ物モードが設定されているものもあるので、温度や加熱時間は調整してみてくださいね。
唐揚げが生焼けの対処法:トースターで焼く
もう1つ揚げ油を使わない生焼けの対処法として、トースターを使った下熱方法もおすすめです。
しっとりとした仕上がりになる電子レンジ加熱と比べて、トースターはカリッとした食感に仕上げることができます。
余分な油を落とすこともできるので、ヘルシーな唐揚げになりますよ。
また、最近では唐揚げを作るのに揚げ油を使わず、トースターだけで焼き上げる方法も注目されています。
揚げ油を使わないので、カロリーを大幅にダウンさせることができちゃいますよ。
生焼けの唐揚げを食べてしまったら?
生焼け唐揚げを食べてしまった時の症状
鶏肉の生肉にはカンピロバクターやサルモネラなどの菌がついているので、これらを食べてしまうとお腹を壊して、嘔吐下痢の症状が出ることがあります。
小さな子供やお年寄りの方など免疫力の低い方は、少量の菌でも食中毒を引き起こすこともあるので特に注意が必要です。
唐揚げを作るときには、面倒であっても生焼けかどうかを確認するようにしてくださいね。
また、鶏肉を切った後の包丁やまな板、お皿にもこれらの菌が付着しています。
この状態で他の食材を切ったり乗せたりしてしまうと、その食材を通して菌が体内に侵入してしまうこともあります。
なので、生の鶏肉に触れた調理器具はすぐに洗い、必要であれば塩素系の薬液をかけて殺菌消毒をするようにしましょう。
生焼けの唐揚げを食べた後の対処法
万が一生焼けの唐揚げを食べてしまったら、食べるのを辞めて、口の中に残っている唐揚げがあれば全て出すようにしましょう。
お腹の弱い方だと食べて数十分後に腹痛を誘発することがあります。
下痢や嘔吐の症状があれば、薬で抑えるのではなく体内の唐揚げを出してしまった方が良いです。
ただ、長時間嘔吐下痢が続くと脱水症状を引き起こすこともあるので、水分補給はこまめに行なってくださいね。
数時間経っても症状が改善されない場合には、病院に行くようにしてください。
もともと体の弱い方や他の病気を患っている方は、時間が経って悪化することもあるので、早めに病院へ行きましょう。
唐揚げの生焼けを防いで失敗しない揚げ方のコツは?
鶏肉を薄く切る
お店のような丸い唐揚げも美味しそうですが、生焼けを防ぎたい場合には鶏肉をそぎ切りするように、薄く切るのがおすすめです。
厚く大きめに切ってしまうと唐揚げの中心まで火が通るのに時間がかかってしまい、生焼けになってしまいます。
薄く切ることで揚げ時間を短縮することもでき、余分な油を唐揚げが吸い込むこともなくなり、ヘルシーな唐揚げになりますよ。
鶏肉に対して垂直に包丁を入れるのではなく、斜めに包丁を入れ肉をそぐようにして切るのがポイントです。
鶏肉は同じ大きさに切る
鶏肉を薄く切るのと同時に、 均一な大きさで切ることもポイントになります。
大きさがバラバラだと唐揚げの中まで火が通る時間がそれぞれ違ってしまいます。
生焼けにならないよう大きな唐揚げに揚げ時間を合わせると、小さな唐揚げが真っ黒に焦げてしまう失敗につながります。
そもそもスーパーで売られている鶏肉は、筋肉や筋があり、厚みがバラバラな状態ですよね。
このままマス目状に均一に切っても厚みの違いで大きさも変わってしまいます。
厚みのある部分は細かめにカットしたり、鶏肉を開いて平らにした状態でカットするようにしましょう。
余熱で火を通す
唐揚げを揚げたらすぐにお皿に盛り付けをするのではなく、少し時間をおいて唐揚げ同士の余熱を利用して、中まで火を通して生焼けを防ぎます。
油から揚げた唐揚げをバットに移す人が多いと思いますが、このときに唐揚げ同士を離すのではなく、積み上げてピラミッド状にします。
アルミホイルに包むことで、さらに熱を閉じ込めることができ生焼けを防げます。
これは色々な飲食店でも行なっている生焼けを防ぐ裏技です。
唐揚げ同士の熱を使って中まで火を通すことで、肉汁が唐揚げの中に閉じ込められてジューシーな唐揚げになります。
この後、高温の油にさっとくぐらせるとカリカリの唐揚げにすることもできますよ。
唐揚げを作るときに便利なアイテムをご紹介
温度計
唐揚げを生焼けせず美味しく揚げるには油の温度がポイントになります。
揚げ油の温度は180度を目安にし、2度上げする場合は190度から200度の高温油で2度目を揚げると美味しく仕上げることができます。
でも見た目で油の温度を判断するのは難しいので、タニタの料理用温度計がおすすめです。
POPでカラフルな温度計なので、キッチンを華やかにしてくれますよ。
温度計を使ってしっかり油の温度を測れば、生焼けの失敗は格段に減らせるはずです。
ノンフライヤー
唐揚げは調理した後の油の処理が苦手という方におすすめしたいのが、カラーラの丸型鍋付きノンフライヤーです。
なんとこのノンフライヤーは揚げ油を一切使わなくても、まるで油で揚げたようなジューシーな唐揚げを作ることができちゃうんです。
油を使わなくても美味しく仕上げられる秘密は、200度の温風調理。
一気に高温の熱を与えることで、唐揚げ自体の油がジュワッと滲み出て、その油で揚げることができちゃうんです。
このノンフライヤーなら大幅にカロリーカットができ、後片付けも楽チン。
唐揚げ以外にもトンカツや天ぷら、お惣菜の温めまでできちゃいます。
油はね防止ネット
揚げ物料理の後は、床や壁に油が飛び散って掃除が億劫に感じませんか。
そんなときには、I‘sキッチンの29cmキッチンネットがおすすめです。
油はね防止ネットは色々なお店で売っているのを見かけますが、29cmサイズは滅多に売っていません。
大きめのお鍋で揚げ物をしているご家庭にはもちろん、小さめのお鍋を使っているご家庭にもおすすめです。
他製品に比べてネットの密度が全然違うので、ネットを通過する油がとても少ないんです。
スリムなデザインなので、収納にも場所をとりませんよ。
揚げるコツを覚えれば生焼け唐揚げの失敗はゼロ!
生焼け唐揚げの対処法や美味しい作り方のコツをご紹介しましたが、いかがでしたか。
ポイントを抑えればご家庭でもお店のような美味しい唐揚げを作ることができますよ。
揚げ物料理が億劫な人は紹介した便利アイテムを使ってみてくださいね。
以上、「唐揚げが生焼けの見分け方や食べてしまった場合は?中まで火を通すコツも!」について紹介しました。