夏を彩る果物、 スイカ。

みずみずしい果汁が口に広がって、暑さがスッと和らぎます。

夏休みの昼下がりや海水浴、お祭り・・。

振り返れば楽しい夏の思い出のすぐそばにスイカがあります。

スイカをテーマにした歌といえば、 童謡「スイカの名産地」ですが、みなさんはスイカの名産地をいくつご存知ですか?

今回は、童謡「スイカの名産地」にちなんでスイカの生産量が多い場所や、人気のブランドスイカなどを紹介したいと思います。

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童謡「スイカの名産地」とは?

■すいかの名産地 高田三九三作詞・ American Folk Song My town is famous for Watermelon

童謡「スイカの名産地」。

小学校の音楽の授業やテレビなどで、聞いたことがあるのではないでしょうか?

最近では夏になると、スーパーの果物コーナーで流れていたりします。

一度聞くとなかなか耳から離れないですよね。

原曲はアメリカの民謡「マクドナルドじいさん」。

同じく「マクドナルドじいさん」を原曲とした童謡に、「ゆかいな牧場」があります。

■【♪うた】ゆかいな牧場〈振り付き〉【♪こどものうた・童謡・唱歌】Japanese Children’s Song, Nursery Rhymes & Finger Plays

「スイカの名産地」を知らなくても、こちらなら知っているという方は多いでしょう。

原曲「マクドナルドじいさん」の歌詞を訳しているのはこちらの方で、 「スイカの名産地」の歌詞は日本オリジナルのようです。

ちなみに、モデルとなったマクドナルドじいさんはオハイオ州の人で、元々は「イー・アイ・イー・アイ・オー(E-I-E-I-O)」は「He was in Ohio.(彼はオハイオにいた)」とか「in Ohio-i-o(オハイオで)」と歌われていたそうですよ!

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童謡「スイカの名産地」の歌詞に意味はあるの?

独特のメロディーとフレーズが耳に残る「スイカの名産地」。

歌詞は作詞家の 高田三九三氏によるものです。

歌は3番まであり、スイカの名産地でとうもろこしの花婿と、小麦の花嫁が恋をして結婚式を挙げる、という内容のようです。

スイカの名産地は「素敵なところ」と歌っていますが、具体的にそこがどこなのかは分かりません。

作詞の高田氏は、欧米の様々な民謡の訳詞を手掛けた方なので、原曲が生まれたアメリカのどこかかもしれないし、日本のどこかかもしれません。

あるいは、歌詞に特別な意味はなく、「スイカの名産地」という響きと、「イー・アイ・イー・アイ・オー」のメロディーがしっくりくるところから、この歌ができた、とも考えられますね。

この歌が誕生したきっかけがどんなものかは、作詞した本人にしか分かりません。

が、残念なことに高田氏は既に故人であり、「スイカの名産地」の解釈は聞いた人に委ねられているようですね。

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スイカの名産地で生産量が多い場所は?

全国でスイカの名産地といえば、どこを思い浮かべるでしょうか?

ここからは、スイカの生産量の多い県を3つ紹介したいと思います。

一般的に、スイカの栽培に適した場所は

・高温で乾燥していて、日照時間が長い

・昼と夜の寒暖差が大きい

・水はけの良い砂地や火山灰からなる土壌

これらの条件がそろった場所で育ったスイカは、甘くて美味しいんですよ!

■見てわかる!鳥取の農林水産物(すいか)

https://youtu.be/ECnlAZqgPD0

こちらは、スイカの生産量が全国で惜しくも4位の、鳥取県のスイカ栽培を紹介した動画です。

苗を接ぎ木して作るところから、出荷するまでの流れを丁寧に教えてくれているので、ぜひ見てみてくださいね。

スイカの名産地で生産量3位

スイカの生産量が全国3位の名産地は、 山形県。

年間3万トンを超える出荷量で、全国の出荷量のおよそ11%を占めています。

県の北東部に位置する 尾花沢市が主な産地で、盆地になっているため朝晩の寒暖差が大きく、糖度の高いスイカが育つんですよ。

一般的なスイカの糖度が11度なのに比べて、尾花沢スイカの糖度は12~13度もあり、シャリっとした食感とたっぷりの果汁を味わえます。

年間を通しての生産量は全国3位ですが、 7月中旬~8月の夏期における生産量は山形県が日本一なんですよ!

スイカの名産地で生産量2位

スイカの生産量が全国2位の名産地は、 千葉県。

出荷量は年間4万トン弱で、全国のおよそ14%を占めます。

主な産地は 富里市 八街市(やちまたし)です。

千葉県の内陸部に位置する富里市は、水はけの良い火山灰土壌で朝晩の寒暖差が大きく、美味しいスイカを育てるのにぴったりな場所。

毎年6月に行われる市民マラソン大会「富里スイカロードレース大会」では、ランナーはスイカが食べ放題で、「給スイカ所」という給水所が設置されるそうですよ!

スイカの名産地で生産量1位

 

スイカの生産量が全国1位の名産地は、 熊本県です。

出荷量は年間5万トンを超え全国のおよそ18%を占めています。

盆地で寒暖差のある気候の熊本市 植木町が名産地として有名。

九州の暖かい土地で作られているだけあって、出荷のピークは4~5月だそうですよ。

一足早く夏を味わえますね。

一般的なスイカが1株から2~3玉収穫されるのに対して、熊本のスイカは1株から1玉しか収穫しません。

そのため1玉が大きく、濃密な甘さを持っています。

普通のスイカは皮の部分に近づくにつれて甘みが薄れていくものですが、果肉全体が甘くてジューシーなんですよ!

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人気のスイカをご紹介

ここからは、スイカの名産地3県で人気のブランド品種を紹介したいと思います。

甘さ、食感ともにお墨つきですよ!

スイカの名産地の人気のブランド品種①

一足早く夏の気分を満喫できる、熊本産の小玉スイカ ひとりじめBONBON」。

スイカに適した肥沃な土地で作られ、大玉スイカに負けない甘さと食感が魅力です。

大きすぎないサイズで切り分けしやすく、冷蔵庫に入れられるのが嬉しいですね。

名前の通り、ひとりじめしたくなります!

高級感ある黒皮で、贈り物にもぴったりなブランド品種ですよ。

スイカの名産地の人気のブランド品種②

こちらは千葉県富里産の大玉スイカ 「味きらら」。

まん丸ではなく、やや腰の位置が高い形が特徴の品種です。

少し硬めの果肉は、みずみずしくシャリシャリとした食感が楽しめますよ。

糖度も高く、コクのある甘さが口いっぱいに広がります。

一度食べるとクセになる美味しさで、リピーターが多いそうですよ!

一般的なスイカよりも日持ちがするので、ゆっくり味わえるのも魅力です。

スイカの名産地の人気のブランド品種③

こちらは山形県尾花沢産の 「尾花沢スイカ」です。

スイカを食べたい季節はもちろん夏。

その夏に出荷のピークを迎える「尾花沢スイカ」は夏の生産量では全国1位で、日本一美味しく食べられるスイカといえるかもしれません。

くっきりした縞模様は美味しさの証で、均整のとれた形はもはや芸術です。

暑い日に家族みんなでかぶりつけば、会話も弾みますね!

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珍しいスイカを紹介

スイカには数多くの品種があり、一説によると1,000種類を超えるといわれています。

中には作り方や色が珍しい、こんなスイカもあるんですよ。

珍しい四角のスイカ

「スイカは丸い」という既成概念を軽く打ち破ってくれるのが、香川県善通寺産の 四角スイカ「縞王」。

見事なまでの立方体で、スイカとは違う新たなジャンルの果物のようにも思えます。

元々は丸い品種のスイカですが、栽培の途中でアクリルの枠に入れて四角く仕上げているんですよ。

どんな味なのか気になるところですが、こちらはあくまでも鑑賞用で、日持ちさせるために熟す前に収穫するので、美味しくはないそうです。

家や会社に飾ったら、かなりのインパクトですね!

珍しい黄色のスイカ

今度は「スイカは赤い」という既成概念を打ち破るのが、北海道富良野産の 黄色い「クリームスイカ」。

これまでの黄色いスイカは、甘みが少なく美味しくないといわれてきました。

こちらのクリームスイカは、糖度が12度前後と赤いスイカに負けません。

赤の色素であるリコピンが入っていない代わりに、黄色い色素であるキサントフィルの働きによって果肉が黄色いんですよ。

キサントフィルには抗酸化作用による生活習慣病予防や、ダイエット効果、眼病予防など様々な効果があります。

優しい色合いで、健康にも嬉しい黄色いスイカ。

赤いスイカと食べ比べてみるのも楽しそうですね。

スイカの名産地のまとめ

ここまで、童謡「スイカの名産地」にちなんでスイカの生産量が多い場所や、スイカのブランド品種を紹介してきました。

今年の夏スイカを食べる時には、産地や育った環境などのことを思い浮かべながら味わってみてください!

美味しいスイカで暑い夏を乗りきりたいですね。

以上、「スイカの名産地はどこ?生産量が多い場所や人気のブランド品種を紹介」について紹介しました。

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