東京に観光に来た多くの方が訪れると言っても良い浅草では、毎年迫力満点の浅草三社祭が行われています。
浅草は一年中多くの観光客で賑わっていますが、三社祭の時期がもっとも多く毎年150万人ほどがお祭りを見ようと浅草を訪れます。
喧嘩がつきものと言われる浅草三社祭はどんなお祭りなのでしょうか?
浅草三社祭の見どころや注意事項についてご紹介してきますので、お出掛けの参考にしてみてくださいね。
浅草三社祭とは
浅草三社祭とは浅草神社の祭礼のことです。
日枝神社で行われる山王祭、神田神社で行われる神田祭とともに江戸三大祭りの一つと言われています。
浅草三社祭の日程は、毎年5月第3週の金曜日から日曜日の3日間と決まっています。
■日程:5月19日(金)・20日(土)・21日(日)
■会場:浅草神社
■住所:東京都台東区浅草2-3-1
■問合せ先:03-3844-1575 浅草神社
祭り前日の木曜日に神輿魂入れが行われた後、金土日の3日間にわたり祭りが行われます。
期間中で特に沢山の神輿が登場するのは土日。
粋な江戸っ子たちのかつぐ豪華な神輿を見られるのが楽しみですね。
浅草三社祭の見どころ
■浅草三社祭 2015
無形文化財の舞は必見!
浅草三社祭の一日目の見どころは、ぴんざさら舞奉納です。
ぴんざさらとは聞き慣れない言葉ですが、チベット語で「動かすと音を出す木」という意味があります。
108枚並べられて上の端の部分を紐で結ばれたぴんざさらは、両端を持って伸ばしたり縮めたりすれば、独特のサラサラした音を奏でます。
現在、舞を見ることが出来るのはこの浅草三社祭だけ。
五穀豊穣、商売繁盛、そして子孫繁栄を祈り、ぴんざさらを持って行われる舞は無形文化財にも指定されていますよ。
2017年のぴんざさら舞奉納は、社殿で14:20から、そして15:00から神楽殿で行われる予定です。
100基もの神輿が浅草に大集合
2日目の見どころは、町内神輿連合渡御です。
2017年は式典が行われた後、12時から浅草の街に100基の神輿が次々にやってくる予定となっています。
神輿はどれも浅草の氏子、44ヶ町の町会の神輿たち。
町をあげて出している神輿ですからどれも特徴がありますし、御輿を担ぐ人々も気合満点で迫力がありますよ。
いろいろな神輿がありますから違いを見比べて楽しんでください。
これぞメインイベント!三基の本社神輿の立派な姿に圧倒!
■浅草三社祭 2016
3日目にはいよいよ浅草神社の管理している三基の本社神輿が浅草の町を練り歩きます。
朝6時に宮出ししてから、西、南、そして東の三方向に分かれて町を練り歩く大迫力の神輿。
重さ1トンもの神輿をかつぐ男たちの迫力には圧倒させられますよ。
エッサ!ホイサ!の掛け声に胸が熱くなります。
祭りには喧嘩がつきもの?
祭りには喧嘩がつきものという言葉がありますが、浅草三社祭はその言葉のとおり、男たちが喧嘩のような小競り合いを繰り広げます。
小競り合いが起こるのは3日目の本社神輿の宮出しのとき。
担ぎ手たちは担ぎ棒をめぐって奪い合います。
男と男の激しい奪い合いは熱気ムンムン!
激しい戦いを見ようと、観客たちの多くが宮出しを見に集まります。
でも、この小競り合いに巻き込まれたら大変!
安全のために、宮出しを見に行くときは神輿にあまり近づきすぎないでくださいね。
注意事項は?
持ち物は少なめに!
浅草三社祭には毎年150万人もの人が訪れますから、沿道は人でいっぱいです。
大きなリュックなど、かさばるものを持っていると誰かに引っかかって、身動きがとれないことも。
スリやひったくりも多いですからお金など貴重品は肌身離さず、持ち物は必要最小限にしするといいですね。
ビニール袋は持参する
浅草三社祭にはたくさんの屋台が出ています。
美味しいものがたくさん出ていますから、屋台の食べ物を食べるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ここで一つ困ることが食べたゴミの後始末です。
ゴミ箱を探そうと思ってもなくて、食べた後のゴミを手に持ったまま祭りを見るのは大変。
食べたゴミや要らないゴミを片付けられるビニール袋を持っていきましょう。
江戸っ子の激しいぶつかり合い
浅草三社祭は、エッサ、ホイサの掛け声とともに御輿を担ぐ江戸っ子たちに、見ているだけでも気持ちが高鳴ります。
喧嘩?と思われるほどの激しい小競り合いもありますが、男と男の本気のぶつかり合いは大迫力ですよ。
男の中の男を見たければ、ぜひ浅草三社祭を見に行ってくださいね。
でも、くれぐれも小競り合いには巻き込まれませんように。
以上、「浅草三社祭は喧嘩がつきもの?2017年の見どころや注意事項!」について紹介しました。
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