蝶々のようにひらひら飛ぶ 黒いトンボみたいな虫を目にして、スピリチュアルな意味があるのではと感じたことはないでしょうか。
虫の知らせともいうように、黒いトンボのような虫が印象的だった場合、何らかのメッセージが隠れているかもしれません。
今回は、 黒いトンボみたいな虫について、名前や種類からスピリチュアルなメッセージや夢占いの意味などまとめて紹介していきたいと思います。
目次
黒いトンボみたいな虫の名前や種類は?
あなたが見た黒いトンボはみたいな虫が、上記の写真の虫であれば、ハグロトンボで間違いないでしょう。
名前の通り、黒いトンボみたいな虫は、トンボの仲間です。
ハグロトンボは、カワトンボ科に属する種類で、ホソホソトンボという別名があります。
全身が真っ黒なハグロトンボは、東アジアや北米に生息しており、日本国内では本州・四国・九州・屋久島で広くみられるとんぼです。
黒いトンボをトンボみたいな虫と感じる原因は?
参照元URL:https://youtu.be/_5SuhyjDeY4
上の動画の黒いトンボは、ハグロトンボというれっきとしたトンボですが、トンボみたいな虫と認識する人が少なくありません。
多くの人が黒いトンボを 普通のトンボと少し違うと感じるのは、ハグロトンボの次のような特徴が原因だと考えられます。
黒いトンボの特徴1:蝶のような飛び方
トンボの多くは、早いスピードで飛んだり、空中でホバリングしたりを繰り返すのが特徴です。
しかし、ハグロトンボは ひらひらと蝶のような飛び方をするため、印象が普通のトンボとは大きく異なります。
黒いトンボの特徴2:羽をゆっくり開閉する
普通のトンボは、草などの上にとまるとき4枚の羽を広げた状態ですが、ハグロトンボは 蝶のように羽を開いたり閉じたりします。
黒いトンボの特徴3:真っ黒な羽
黒いトンボの最大の特徴は、なんと言っても、 真っ黒な羽の色です。
多くの種類のトンボは、斑紋(はんもん)が入った透明な羽をもっているので、ハグロトンボの真っ黒で不透明な羽は、殊更、印象的に映りますね。
黒いトンボの見た目の特徴は?
ひらひらと蝶のように飛ぶハグロトンボは、体長約6~7㎝、羽の長さ3.5~4.5㎝程とトンボとしては大型の種類になります。
ハグロトンボはオスとメスで見た目に特徴があるので、画像とあわせてご紹介しておきましょう。
ハグロトンボのオスの見た目の特徴
ハグロトンボのオスは、 グリーンでメタリックな光沢のある胴体の色をしており、雌雄を見分ける際のポイントです。
胴体以外の羽や頭、足などは全部真っ黒なので、パッと見は黒いトンボという印象が強くなります。
ハグロトンボのメスの見た目の特徴
ハグロトンボのメスは、 胴体が濃い茶色~黒なので、全身が真っ黒なトンボを見た場合は、メスの可能性が高いですね。
メスの方がオスより若干サイズが大きいといわれていますが、大きな差はありません。
黒いトンボがみられる時期は?
蝶のような飛び方をする黒いトンボ、ハグロトンボは 5月頃~10月頃までが成虫を目にする時期です。
ハグロトンボの幼虫は、水辺の植物などで6月~7月頃に羽化し、成虫としての活動を始めます。
7月後半から8月頃が、最も多くの個体がみられる時期で、 特にお盆頃がピークです。
黒いトンボがみられる場所は?
黒いトンボを目にするのは、主に以下の2つの場所があります。
木々が生い茂った薄暗い森や林の中
ハグロトンボは、水辺で羽化して間もない若い時期は、 薄暗い場所を好む習性があります。
木々た生い茂った林の中などで、黒いトンボを見た場合は若い個体ということですね。
羽化した後、若いハグロトンボは、いったん、水辺を離れて林の中などにとどまり成熟するまでの期間を過ごします。
日当たりの良い流れの緩やかな川の近く
成熟したハグロトンボは、再び明るい水辺に戻って、草や石などの上にとまって縄張りを作り交尾の準備をします。
交尾を終えたメスは、水辺の水中植物に卵を産みつけ、次世代へと命をつないでいくわけです。
黒いトンボの縁起は?
黒は一般的に喪(も)や弔意を表す色とされているので、全身が黒いトンボを目にすると不吉に感じる人もいるかもしれません。
しかし、黒いトンボを不吉とするジンクスや縁起が悪いという伝承は、 日本には存在しないのでご安心ください。
黒いトンボは「神様トンボ」
ハグロトンボは、地域によっては 「神様トンボ」とも呼ばれ、昔から神聖な存在とみなされてきました。
ハグロトンボが「神様トンボ」と呼ばれるのは、以下の2つの理由が考えられます。
①草などの上にとまっているとき、羽を閉じる動きが、 人がお祈りする際に手を合わせる形に似ているから。
②普通のトンボより動きが遅く捕まえやすいため、子供がむやみに採って命を粗末にしないようにいさめるため。
蝶のように優雅に飛ぶ黒いトンボは、神秘的な生き物と考えられていたことが分かりますね。
黒いトンボはご先祖様の化身
昔から、多くの地方ではお盆になるとご先祖様はトンボに乗って帰ってくるといわれていますよね。
しかし、ハグロトンボは、 ご先祖様の化身であるといわれる地域が存在しています。
ハグロトンボをよく目にする時期が丁度お盆頃なので、ひらひら飛ぶ黒いトンボがご先祖様の生まれ変わりと昔の人は思ったのかもしれませんね。
日本では、黒いトンボも含め、トンボ全般は縁起が良い生き物とされますが、 西洋ではほぼ真逆のイメージがあります。
トンボは英語では「ドラゴンフライ」といいますが、ドラゴン(竜)は西洋では悪魔の使いとされる架空の動物です。
トンボの細くて長い尾も西洋では魔女の針をイメージさせるとして、日本とは逆に縁起の悪い生き物とみなされています。
黒いトンボのスピリチュアルな意味は?
スピリチュアルでトンボは勝利や幸運の象徴
黒いトンボに限らず、トンボ全般は昔から、とても縁起の良い存在で、勝利や幸福の象徴でもあります。
「勝ち虫」とも呼ばれたトンボは、昔の日本の武将の鎧(よろい)や兜(かぶと)にもよく使われたモチーフ。
トンボの飛び方が前進あるのみで、決して後ろ向きには飛ばないため、勝利のシンボルとみなされました。
戦国時代には、戦の前にトンボを見ると勝利の予兆と信じられており、非常に縁起の良い虫でした。
スピリチュアル的にもトンボは 波動が高い昆虫とされ、霊的な意味を持つ生き物とされています。
スピリチュアルでトンボは大きな変化の予兆
スピリチュアルの世界では、トンボは 大きな変化が訪れる予兆ともされています。
トンボを変化と関連付けて考えるのは、トンボが幼虫の間は水中ですごし、羽化して成虫となり形を大きく変えるためです。
先に触れた通り、トンボは幸運や勝利の象徴でもあるため、良い変化が訪れる予兆と考えられています。
スピリチュアルで黒は未知や神秘・無意識の象徴
不吉なイメージのある黒ですが、スピリチュアルな世界では、 未知・神秘的・無意識を象徴する色になります。
白と対極にある黒は、光が全く当たっていない真っ暗でこんとんとした状態の象徴です。
白が誕生を意味するのに対し、黒はまだ何も形作られていない未分化で未知な状況を表しています。
奥深くに眠っている 未分化で未知な才能や能力といったイメージが、黒が持つスピリチュアルな意味合いです。
黒いトンボが運ぶスピリチュアルなメッセージは?
スピリチュアルな世界では、トンボと黒は共にポジティブな意味合いを持つ要素です。
黒いトンボが運んでくるのは、 大きな変化を恐れることなく、勇気をもって未知な分野にすすむようにとのメッセージといわれています。
新しい分野への挑戦に臆することなく、変化を受け入れて前進する過程を大切にすることを示唆しているわけですね。
黒いトンボの夢占いの意味は?
黒いトンボの夢占いの意味は、夢を見たあとの心理的な印象によって診断が異なります。
嫌な感じを受ける夢の場合、総体的な運勢の下降の暗示とされ、仕事や健康、恋愛などにおけるトラブルの予兆の可能性もあります。
いつも以上に 自分の身辺に気を配って用心深く行動することが大切ですね。
逆に、黒いトンボの夢が楽しい場合は、現時点では未知の分野でも、将来的に新たな可能性や変化が現れる予兆と考えられます。
黒いトンボの意味は幸運が訪れる予兆かも?
→白いカエルは縁起が良い?スピリチュアルや夢に出てくる意味、神様の使い?
→鏡が割れると幸運・不吉?夢の意味やスピリチュアルな解釈、捨て方は?
という事で、黒いトンボについて、名前や種類、生態からスピリチュアルや夢占いの意味までまとめてご紹介しましたがいかがでしたか。
トンボの中でも特に神秘的で神聖視される黒いトンボを見た場合、ぜひ込められたメッセージを読み取って良い運気をつかんでくださいね。
以上、「黒いトンボみたいな虫の名前は?スピリチュアルな意味や運んでくるメッセージとは?」の記事を紹介しました。