ケーキや焼き菓子など、お菓子作りが好きな女子は多いのではないでしょうか?
そんな手作りのスイーツに欠かせないのは 生クリームですよね!
デコレーションしたり、お皿に添えるだけでもとってもオシャレなスイーツになります。
ただ、生クリームって泡立てるのが結構大変で、なかなか固まらないという声が多いんです。
そこで今回は生クリームが固まらない原因と復活させる方法、さらに対処法についてご紹介します。
目次
生クリームが泡立たない・固まらない原因は?
小さな紙パックに入って売られている生クリームは泡だて器で簡単に作れると書かれていますが、実際やってみると全然固まらないなんてことも。
それにはいくつかの原因があるので、ご紹介しますね。
室温が高い・生クリームが泡立たない、固まらない原因
生クリームは 室温が高いとなかなか泡立たないんです。
なので、夏場で冷房の効いていない部屋で生クリームを作るのは本当に一苦労です。
カラッと湿度が低いと少しは作りやすいですが、ベタベタと湿気のある部屋で生クリームを作るのは難しいかもしれません。
そんなときは、まず室温を少し下げること。
可能であれば除湿機能もつけてくださいね。
さらに生クリームを作るボウル自体も冷やしてあげると効率が良いですよ。
生クリームが入っているボウルより一回り大きなボウルに氷水を入れ、外側から生クリームのボウルを冷やすようにしながら泡立ててみてください。
大きなボウルを持っていない場合は冷蔵庫で10分程度、生クリームを冷やす方法もOKです。
水が入ってしまった・生クリームが泡立たない、固まらない原因
洗ったばかりの泡だて器やボウルに 水滴は残っていませんか?
たった数滴の水分も、生クリームにとっては大敵なんです!
生クリームの脂肪分と水が分離し、固まらなくなる原因になります。
調理器具の水分はしっかりと拭き取ってから生クリームを作ってくださいね。
泡だて器の回転スピードが遅い・生クリームが泡立たない、固まらない原因
お菓子作りをあまりしない人は ハンドミキサーを持っていない場合が多いですよね。
スイッチを入れるだけで自動で泡立て効果を発揮してくれる、超優れモノです。
今回はハンドミキサーを持っていない人向けにご紹介しますね。
生クリームを泡だて器で作るには スピードが結構大事だったりします。
ノロノロと時間をかけても固まらないですし、生クリームが温まってしまって効率も悪いです。
そんなときのコツは、泡だて器の回転方向を変えましょう!
ずっと同じ方向に向かってかき混ぜるのではなく、ときどき逆回転にさせてランダムにさせた方が固まりやすくなりますよ。
乳脂肪分が低い・生クリームが泡立たない、固まらない原因
生クリームと一概に言っても、実は 乳脂肪分に差があるのを知っていましたか?
生クリームのパッケージを見てみると、35%や45%という表記があるんです。
乳脂肪分35%の生クリームは45%のものに比べて、含まれている脂肪球の数が少ないので、空気を多く取り込み、軽い口あたりになります。
サラッとしているので、 固まりにくいのが特徴です。
それに対し、乳脂肪分45%の生クリームは濃厚でコクのある味わいで、脂肪球の数が多いため泡立つのが早いんです。
生クリームが固まらなくて悩んでいる人は、もしかすると乳脂肪分が低いものを使っているのかもしれません。
トッピングやデコレーションなどホイップして生クリームを使う場合は固めのものを作る必要があるので、その際は乳脂肪分の高い生クリームを購入するようにしましょう。
失敗した生クリームを復活させる方法は?
思った通りに生クリームが作れない場合は捨てるしかないのかな、と思った人はちょっと待ってください。
復活させる方法もあるので、参考にしてみてくださいね。
生クリームにジャムを加える
トーストに塗る、あの ジャムが生クリームを固めるのに役立ってくれるんですよ。
イチゴやブルーベリーなど色が濃いものは生クリームと混ぜると若干色がついてしまいますが、風味が加わってさらに美味しくなります。
生クリームが固まる理由は、ジャムに含まれているゲル化剤・ペクチンという成分のお陰なんです。
生クリーム50ccに対し、ジャムを大さじ1/2ほど入れるだけでOK。
小さな紙パックに入った生クリームは200ccで売られていることが多いので、その場合は大さじ2くらいのジャムを入れてみてくださいね。
ユルユルだった生クリームがしっかりと泡立ちますよ。
生クリームにレモン汁を加える
真っ白な生クリームを作りたいという人は レモン汁を加えることで、生クリームが固まります。
かなりスピーディーに、しかもしっかり固まってくれるので、ホイップもラクラク出来ちゃいます。
これは生クリームの油分とレモンの酸が分離する特性を利用した作り方です。
また、すだちやゆずなどの 柑橘系でも代用は可能なんだとか。
200mlの生クリームに対し、レモン汁を4~5滴たらして泡立ててみましょう。
生クリームの硬さの目安を知ろう
お菓子作りで生クリームを使うとき、レシピを見てみると「8分立てになるまで泡立てる」なんて表現見たことありませんか?
これは生クリームの硬さを表しているのですが、一体どれくらいの硬さなのか、正直目安がわからない人は多いはず。
使用する用途に合わせて硬さは異なるので、参考にしてみてくださいね。
6分立て・生クリームの硬さ
6分立ての生クリームは、 お料理のソースや スイーツのソースとして使われます。
泡立て器でクリームを持ち上げた際に、トロトロとした帯状になってボウルの中にクリームが落ちますが、落ちた跡がすぐ消えます。
柔らかいヨーグルトをイメージするとわかりやすいですよ。
7分立て・生クリームの硬さ
ホールケーキのデコレーションで塗ったり、 焼き菓子に添えるときは7分立てにします。
完全にツノが立つ状態ではなく、あわ立て器で持ち上げるともったり重たさがあります。
少し時間が経ってからクリームの跡がゆっくりと消える固さです。
8分立て・生クリームの硬さ
ホイップクリームとしてデコレーションなどに使用するために、硬さがある状態が8分立てです。
あわ立て器ですくうとやわらかいツノが立ち、その後少し曲って下を向いていきます。
8分立てまで泡立てれば、ホイップとして絞ってもダレることがありません。
9分立て・生クリームの硬さ
かなりカチカチになった状態が9分立てです。
ケーキのデコレーションでも使えますし、 コーヒーなど飲み物に浮かべることも出来ます。
9分立てまで混ぜると、泡立て器ですくうと先端がピンと立ちますよ。
固まらない生クリームを利用して作るお菓子はある?
一生懸命混ぜたのに、なかなか固まってくれない生クリーム。
中途半端になってしまって使い道に困ったことはありませんか?
せっかくなので、固まらない生クリームを利用してお菓子を作りましょう。
コーヒーゼリー・生クリームを利用したお菓子
大人な苦みがクセになる コーヒーゼリーに生クリームをトッピングしてみてはいかがでしょうか?
インスタントコーヒーとゼラチンを使って簡単に作れるお手軽スイーツです。
トロトロな状態の生クリームでも大丈夫ですし、もちろんカチカチに固まっている生クリームをトッピングするのもOK。
甘さが欲しい場合はコンデンスミルクを生クリームに混ぜれば、お子さんでも美味しく食べられますよ。
コーヒーゼリーとの相性はバツグンです。
パウンドケーキ・生クリームを利用したお菓子
パウンドケーキというと小麦粉や砂糖など準備するものが多くて、計量も面倒臭いイメージですよね。
そこで、ズボラな私がご紹介するパウンドケーキはホットケーキミックスを使います!
小麦粉をベースに、ホットケーキを焼くために必要な砂糖、ペーキングパウダーなどが予め調合されているんです。
ホットケーキミックスに牛乳や卵を入れてオーブンで焼けばパウンドケーキが出来るのですが、牛乳の代わりに生クリームを入れることで通常より濃厚なしっとりとした、カステラのようなパウンドケーキが焼けますよ。
生クリームが泡立たない・固まらない原因を知っておこう
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いかがでしたか?
少し手間のかかる生クリーム作りですが、今回の記事を読んで少しでも生クリームを作ることが楽しみになってもらえたら嬉しいです。
以上、「生クリームが泡立たない、固まらない!原因と復活させる方法や対処法」の記事でした。