日本には、四季折々様々な花が咲き私達を楽しませてくれます。

春は桜、夏は向日葵、秋はコスモス、冬は梅の花がぱっと頭に浮かぶ方も多いでしょう。

もうひとつ、私達を楽しませてくれる花が「あじさい」です。

梅雨の時期に花開くその姿を見るだけで、日本に梅雨があって良かったなと思える瞬間に浸れるのではないでしょうか。

この季節は雨ばかり。

ジメジメした感じでちょっとネガティブな雰囲気ですが、それもあじさいが吹き飛ばしてくれるような気がします。

今回は梅雨の時期にお出掛けしたい場所の1つである鎌倉・円覚寺を紹介していきたいと思います。

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円覚寺とは

鎌倉幕府が開かれた古都・鎌倉。

「良い国作ろう鎌倉幕府」と年号を覚えた方も多い事ではないでしょうか。

その名残ともいえるお寺が現代でも数多く残っており、年中観光客が絶えません。

鎌倉は大きく分けて北鎌倉と南鎌倉があるのですが、今回紹介する円覚寺は北鎌倉を代表するお寺で鎌倉でも最大級の大きさ。

駅を降りるとすぐに立派な山門が見えてきます。

そしてその山門の脇には北条時宗御廟と書かれているお墓があります。

御廟と言うのはお墓のこと。

歴史好きの方はピンと来るかもしれませんが、北条時宗は当時、モンゴルからの2度の襲来にも負けなかった英雄といえる将軍様。

当時は執権と呼ばれていて、今でいう総理大臣に近い存在です。

その時に戦った戦没者を慰霊する為に建立されたのが円覚寺なんです。

国宝の舎利殿もあり、中には大小30の建物広い境内にありますので、四季折々の姿で私達を迎えてくれますよ。

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円覚寺のあじさいの開花状況や見頃は?

■鎌倉円覚寺2016紫陽花咲く頃

そんな円覚寺で梅雨の時期に有名なのがあじさい。

とは言っても一気にひとつの場所で咲くわけではなく、さりげなく境内のそこかしこで咲いているあじさいの姿が見られます。

円覚寺のあじさいの見頃は6月初旬から6月下旬まで。

梅雨が始まって少し落ち着いた時期に咲き始めます。

あじさいの開花状況はその年の天気や温度によってばらつきがあります。

円覚寺のホームページのブログでは毎年あじさいの開花状況を写真付きでアップされていますので、こちらで開花状況をチェックしましょう。

ただし毎日更新はされていませんので、遠方から訪れる方や見頃の時期が正確に知りたい方は直接、円覚寺に問合せをしてお出掛け下さいね。

⇒円覚寺ホームページ

円覚寺のあじさいの見どころ

円覚寺 あじさい 2017

あじさいの一番の見どころとして知られているのは、山門に入ってしばらく入ったところにある方丈付近。

ちなみに方丈とは、座禅や読経などが開かれるお寺ではメインステージに当たるところです。

この辺りの境内には白や紫のあじさいを見ることができるので、人気のエリアとなっています。

色鮮やかでしっとりとした雰囲気は最高!

園内を散策しながら、ゆっくりとお寺とあじさいを満喫してみてくださいね。

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円覚寺の見どころ!あじさい以外も楽しめる

円覚寺の山門

山門は何度も焼失され再建されたもの。

ただ今の山門は江戸時代に再建されたので、300年以上の歴史を持った建造物です。

一気に気持ちが引き締まる思いにさせてくれますよ。

次に山門をくぐった先にある仏殿に入ったら、ぜひ天井を見上げてみてください。

天井には大きな白龍図が描かれています。

大きな天井いっぱいに描かれているので、見ごたえある鎌倉アートと言えるほど。

妙香池

もうひとつの見どころは、妙香池と呼ばれる大きな池。

景観が良く人気の撮影エリアとなっています。

思わずカメラを構えてしまう絶景スポットなのでカメラをお忘れなく。

円覚寺内は園内の植物などに危害を与えないようでしたら撮影自由となっています。

脚立など使う時は、植物や園内施設を傷つけないように注意しながらマナーを守って撮影しましょう。

その他の見どころ

そしてさらに奥へ進むと、北条時宗が眠る開其廟が見えてきます。

残念ながら現在は立ち入り禁止ですが、現代の建物は江戸時代の1811年に建てられたもの。

また穴場スポットとしては小説家・川端康成著「千羽鶴」に描かれた茶室もあります。

ファンの方の密かなスポットとなっているようですよ。

円覚寺の境内は広いのでぐるっと周るのに1時間程度はかかるので、時間をとってゆっくりと観光したいですね。

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円覚寺・電車でのアクセス

JR横須賀線北鎌倉駅降りて徒歩1分です。

東京方面からですと、横須賀線逗子行き各駅停車で約40分。

北鎌倉駅を降りてすぐに山門が見えてきます。

円覚寺の基本情報

あじさいの見頃の時期には北鎌倉周辺は、平日休日問わずかなり混雑します。

雨の日のあじさいも素敵なので、意外に天候が悪くても混雑していることもありますよ。

円覚寺

■住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409
■拝観時間:8:00~16:30(12月~2月は16:00まで)
■拝観料:大人300円 小人100円

梅雨の季節を楽しもう

あじさいは雨の日はまた一段と美しい表情を見せてくれますよね。

梅雨の時期は外出するのもイヤになってしまいますが、今年はあじさいを見に円覚寺に訪れてみてはいかがでしょうか?

雨上がりの日や悪天候の日は境内ぬかるんでいたり石階段が滑ったりすることもあるので、できるだけ歩きやすい靴でお出掛け下さいね。

鎌倉観光はかなり歩きますので、スニーカーがおすすめですよ。

以上、「円覚寺のあじさい、開花状況と見頃はいつ?」について紹介しました。

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