コンタクト愛用歴、20年の私。
目がゴロゴロするな〜と思いながらも、いつものようにコンタクトを装着すると、
痛いっ!!
右目に激痛が走り、目も開けられない状態になってしまいました。
片目状態でそのまま眼科へ直行すると、お医者さんからは「黒目(角膜)に傷がついてるね〜」との診断でした。
●そもそも黒目に傷って大丈夫なの?
●黒目の傷ってどれくらいで治るの?
●視力が下がる可能性は?
●目も痛いけど頭も痛いんですけど!
なんて疑問がワンサカ出てきて、軽くプチパニックに陥った私。
今、思い出しても治療中はかなり大変な期間でした。
最近ではカラコンをする方も多くなり、同じような症状になってしまった方もいるかと思います。
そこで今回は、私の黒目の傷の症状やどれくらいの期間で治ったのかなど、完治までの流れを備忘録として綴っていきますね。
黒目に傷ができて不安!という方に少しでも参考にしていただければと思います。
目次
黒目の傷の症状は?
まず目に違和感があったのは前日のことでした。
いつものように朝、コンタクトをするとゴロゴロした違和感が。
「ドライアイかな〜」と思い目薬をさして涙を増量させるも、うまくコンタクトがつけられません。
仕方なくその日はメガネで過ごして、翌日コンタクトをつけようとすると、
「目が・・・痛い!痛い!」
右目に激痛が走り、コンタクトどころじゃありません。
「まつげが入っているのかな?」と鏡でチェックしてみようとしても、目を開くことさえもできない状態に。
なんとか目を開けてみても、 右目と頭の奥に針を刺すような尋常じゃない痛さがあったので、そのまま眼科に直行しました。
のちに色々と調べて見ると、目薬で有名な「SANTEN」のサイトにはこんなことが書かれていました。
角膜神経という、角膜の周辺部から中央部に向かってほぼ網目状に多くの神経が入ってきています。その終着点が角膜上皮です。
そして知覚が鋭いか鈍いかを示す角膜上皮下神経叢(かくまくじょうひかしんけいそう)があり、この密度は指や歯の300倍から400倍ともいわれています。
ですので、少し傷つけるだけでもとても痛いと感じるわけです。参照元:SANTEN
角膜には指や歯よりも多くの神経が通っているから、小さな傷でもめちゃくちゃ痛いんですね。
黒目の傷を眼科で診断した結果
眼科を受診した結果、
「黒目部分の角膜に傷がついている」とのこと。
1ヶ月の使い捨てソフトコンタクトをしようとしたら目が痛くなったと伝えると眼科の先生からは、
●1ヶ月の使い捨てコンタクトは衛生上よくない
●1DAYコンタクトが一番いい
●使い捨てコンタクトの使用期限を守る
●コンタクトをつけたまま寝ちゃダメ
●長時間コンタクトをつけるのは避ける
●コンタクトの洗浄液は毎日変える
●手を洗ってからコンタクトを装着する
●メイクをする前にコンタクトをつける
●違和感があったらコンタクトは着けず病院へ
●コンタクトは完治するまで使用禁止
こんなことをザ〜っと注意されました。
長い間、1ヶ月使い捨て用のソフトコンタクトを使っていたのですが、 これが一番ダメだと言われたのはビックリでしたね。
確かに毎日、コンタクトを洗浄をしているとはいえ、長年使ってくるとついつい手入れが雑になっていたこともあったかもしれません。
大切な目に入れるものなんだから、清潔に保っておかないといけませんよね。
そして目に違和感があったら絶対にコンタクトを着けず、すぐに眼科に行きましょう!
私の場合、前日に目に違和感があったにもかかわらず、翌日コンタクトを着けてしまい、黒目の傷が悪化したと考えられます。
体にできる傷とは違って、黒目の傷は目で見えるものではないので要注意。
「今日は大丈夫だろう」と思っていても、黒目に傷ができている場合もありますからね。
黒目の傷 眼科での処置と薬
眼科では、
●目薬2種類
●目に塗る軟膏
この3点を処方してもらいました。
軟膏って皮膚に塗るイメージなんですが、目の玉に直接塗ってもいい軟膏もあるんですね。
看護婦さんに説明を受けながら、目に軟膏を塗ってもらい眼帯をします。
ちなみに目の軟膏は清潔な綿棒に適量をとって、下まぶたの内側部分につけると上手く塗ることができるとのこと。
ベタベタした軟膏を目に入れるのってちょっと抵抗がありますが、これも数日で慣れましたよ。
黒目の傷 痛みと症状に変化が!
眼帯をして家に帰ると、数時間してから痛みに変化が。
テレビ・蛍光灯・スマホの光を見ると、眼球の奥から頭にかけてズキズキするんです。
しかも傷がある右目だけでなく、傷がない左目からテレビの光が入ってもめちゃくちゃ痛い!!
そんな症状もあって、真っ暗な部屋に目をつぶって静かにしているしか方法がありませんでした。
もちろんパソコンでの仕事はできず、スマホやテレビを見ることもできないワケです。
暇すぎて、ラジオや綾小路きみまろさんの漫談を聴いて時間を潰していました。
そして、その日の夜。
どんな状態になっているのか、恐る恐る鏡を見てみると…
傷がある右目の黒目部分が真っ白になっているではありませんか!
上手く表現できないのですが、 お亡くなりになった魚の目のような感じになっていました。
「これ、ヤバイよね・・・」
心の中で呟くも、何もできない状態。
しかも真っ白くモヤがかかって、明らかに視力が低下していました。
黒目の傷が悪化!再び眼科へ受診
さすがにこれはヤバイと思って翌朝、もう一度同じ病院に行くことにしました。
眼帯を外して眼科の先生に見せると。
先生「・・・う〜ん、なんだろうな?」
私「・・・」
先生「角膜がむくんでるのかな?とりあえず、もう少し様子を見ましょう」
この時、「様子を見るってホントに大丈夫なの?」っていうのが私の心の声でしたが、初めての経験だったため、眼科の先生の言う通り様子を見ることにしました。
ガーゼを変えつつ処方された目薬と軟膏を塗って不安を抱えながら、過ごすこと2日。
真っ白だった黒目部分も少しずつ、正常な黒色を取り戻してくれましたよ。
まだまだ痛みがある状態でしたが、とりあえずホッとした瞬間でした。
黒目の傷が治る期間はどのくらい
メガネと眼帯生活ってかなり不便なんですよね。
片目だと距離感が上手くつかめず、料理するのも一苦労ですし、ちょっとした階段も気をつけなくちゃいけなくて大変でした。
早く治したいんだけど、黒目の傷が治る期間がどのくらいなのか気になるところ。
私の場合だと、 1週間程度痛みがあり2週間程度で完治しました。
もちろん個人差もあるでしょうし、傷がついた原因、傷の深さ、年齢、症状が出てどれくらいで病院に行ったのか、などによっても治る期間は異なりますのでご注意くださいね。
私の例が、少しでも参考になればと思います。
黒目に傷がついて視力は低下した?
黒目に傷がついてから2週間後に、視力検査をしました。
右目の裸眼の視力は0.05とかなり悪い私。
視力検査をすると裸眼・メガネで矯正した視力は、元通りに回復していました!
ホントに安心しました。
ありがとう!角膜!
コンタクトをつけてもいいよ〜と先生からお許しが出たのですが、恐怖感もあってか今の所はメガネで過ごしている状態です。
また同じことが起こったら嫌という気持ちと、目にコンタクトを入れるのが怖いという気持ちがあるんですよね。
黒目に傷をつけないため予防策
「もう黒目に傷をつけて眼帯&メガネ生活はしたくない」
ということで、黒目に傷をつけないための予防策をまとめておきますね。
●コンタクトは眼科で市販されているものが安心
●通販などのコスパのいいコンタクトは使わない
(安いモノはサイズやフレームがバラバラ)
●コンタクトを購入する際は定期検査をする
●ドライアイになりやすいので目薬をさす
●1DAYのコンタクトがおすすめ
●コンタクトは使用期限を守る
●清潔な手でコンタクトを装着する
ざっとまとめると、こんな感じです。
特に安いカラコンやコンタクトは、サイズがバラバラで目に合わないモノもあるため気をつけた方が良さそうです。
安いカラコンを使い続けて、黒目に傷がつき視力が下がったりしたら、取り返しがつきませんからね。
黒目の傷についてのまとめ
ここまで黒目の傷がついた時の私の体験談をまとめてきました。
眼帯をして真っ暗な部屋にいるとき、黒目が白濁して視力が低下したときは、かなり不安で落ち込みました。
「もしかしたらこのまま失明するのでは?」と考えると夜も眠れませんでしたし。
今、角膜に傷がついている方も不安かと思いますが、目をいたわって安静に過ごしてくださいね。
以上、「黒目の傷が治る期間や症状は?視力低下せず治るのか?【体験談】」についてまとめました。