人の顔や体などを描くときに必要不可欠な色といえば 肌色ですが、何色を混ぜれば肌色になるか作り方がイマイチわからないという人もいるのでは?

また、肌色になる絵の具の色の組み合わせは知っていても、なぜか思い通りの色合いにならず、色付けで失敗してしまうなんて人も少なくありませんよね。

今回は、 肌色の作り方について、 水彩絵の具やアクリル絵の具、ポスターカラーや油性ペンまで、色の配合のポイントや透明感を出すコツも含めご紹介していきたいと思います。

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肌色の作り方で基本となる色の配合は?

肌色は原色ではなく中間色なので、2色以上の絵の具を混ぜ合わせた作り方をすることになります。

肌色は何通りかの作り方があり、使う絵の具により色のニュアンスが違ってくることも覚えておきましょう。

基本的な肌色の作り方は、以下の2パターンの色の組み合わせがあります。

①赤+黄色+白

赤+黄色はオレンジでも代用できますが、 「赤1+黄色1+白4」の割合が一般的な肌色の作り方です。

②茶+白

茶色と白の絵の具を合わせる場合は、肌色の濃さによって茶と白のバランスを調整していきます。

顔や体を描く際の肌色で、陰影をつける場合、上記の肌色に少量の緑や青を加えることもあります。

また、基本は「赤+黄色+白」もしくは「茶+白」の作り方ですが、以下のような絵の具の色の組み合わせでも肌色を作ることが可能です。

・ごく少量の朱色+白

・黄土色+赤+白

・オレンジ+淡い緑

絵の具のセットで、 足らない色があったときなどは参考にできるので覚えておくと便利ですよ。

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水彩絵の具での肌色の作り方や特徴・注意点

水彩絵の具での肌色の作り方も、「赤+黄色+白」または「茶+白」のどちらかが基本になります。

ただし、水彩絵の具には、不透明水彩絵の具と透明水彩絵の具があるので、注意が必要です。

まず、 不透明水彩絵の具は小学校の図工の時間などによく使う水彩絵の具で、 色を明るくする際は、白を加えるのが基本

一方、 透明水彩は、水で薄めて色の濃淡を出すことで、明るさが調整できるので、肌色を作る際も白を加える必要はありません。

白い画用紙に透明水彩の絵の具で描くのであれば、画用紙の白を活かした肌色の作り方をするのが一般的です。

なお、不透明水彩でも水で薄め肌色を作ることできますが、透明水彩より顔料の粒子が粗いため薄めて使うにはあまり向いていません。

絵の具が乾いた時点で、思うような色に仕上がらないこともあるので、淡いトーンの水彩画を描きたいなら、上記の透明水彩絵の具を使うのがおすすめです。

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水彩絵の具での肌色の作り方と塗り方のポイントは?

不透明水彩絵の具の肌色の作り方と塗り方のポイント

参照元URL:https://youtu.be/fZtQti1pX8g

不透明水彩絵の具での肌色の一般的な作り方は、前述の通り「白+茶」や「赤+黄色+白」ですが、上の動画のように青を足すこともよくあります。

動画のように、肌色の濃さを調節する場合は、白い絵の具の分量で加減をしていくといいですね。

色の塗り方では、違う用紙などに先に試し塗りをして、色調を確認し、微調整してから絵を着色するのがポイント。

パレットと画用紙では色のイメージが違ってくることが多いので、面倒でも先に画用紙に塗ってみると失敗が防げておすすめですよ。

影をつける場合は、 白の分量を減らして色を濃くし、重ね塗りをするようにしましょう。

不透明絵の具は、重ね塗りできますが、やりすぎると絵の具の表面がひび割れたり、取れてきたりすることがあるので注意が必要です。

なお、不透明水彩絵の具でも薄い色から濃い色へと着色すると失敗が少なくなるので、塗り方のポイントですよ。

透明水彩絵の具の肌色の作り方と塗り方のポイント

参照元URL:https://youtu.be/mUIVVbXLfUM

先に触れた通り、 透明水彩の絵の具の肌色の作り方では、原則として白い絵の具は使わず、水で薄めて肌色を表現するのが不透明絵の具との違いです。

というのも、白という色は透明度が低いため、肌色を作る際に白い絵の具を加えると、折角の透明感が損なわれるためなんです。

上の動画では、 「赤+黄色+オレンジ」の絵の具を混ぜた肌色の作り方が実践されているので、参考にしてみて下さいね。

透明水彩で肌色を塗るときは、色を塗る前に水の付いた筆で画用紙を濡らしておくと筆跡が残らずきれいに発色しておすすめです。

水で上手く色の濃淡を表現することで、透明感のある仕上がりにすることができますよ。

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アクリル絵の具での肌色の作り方や特徴・注意点

アクリル絵の具は 不透明絵の具のアクリルガッシュ 透明感のあるアクリルカラーの2種類があります。

「アクリル○○」と名前にアクリルが付く絵の具は、水で溶いて水彩絵の具と同じ要領で使えますが、乾くと耐水性がでるのが最大の特徴。

アクリル絵の具での肌色の作り方は、基本的な「赤+黄色+白」や「茶+白」の他、白を加えず水で濃淡をつけて表現できるのも水彩絵の具と共通しています。

また、 パステルピーチの絵の具を単色で使っても明るめの肌色に近いトーンになり、絵の具を混ぜる必要がないので広い面積を塗る場合は便利ですよ。

アクリル絵の具は乾くと何度でも上から重ね塗りが可能で、ひび割れなども起きないので、使い勝手がよくおすすめです。

アクリル絵の具での肌色の作り方と塗り方のポイント

参照元URL:https://youtu.be/brJix0NqKSY

アクリル絵の具の色の作り方や塗り方では、水彩絵の具と共通点が沢山ありますが、いくつか違う点もあります。

アクリルガッシュは、不透明水彩より絵の具が乾くのが早く、乾くと耐水性が出るため、より美しく重ね塗りすることが可能です。

肌色を作る場合、基本的な肌色の配合の他、濃淡でニュアンスを変えることができますが、 使う分だけ絵の具を出すのがポイント

アクリル絵の具は乾くのが速い上、一度、固まってしまうと水で溶かすことができなくなります。

また、アクリル絵の具が付いた筆も同様に、筆先が固まってしまわないようこまめに水洗いすることが重要ですね。

なお、色むらが出る場合は、 絵の具を溶かす水の量を少し増やすと、きれいに仕上げることができますよ。

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ポスターカラーでの肌色の作り方や特徴・注意点

ポスターカラーは不透明水彩絵の具に分類される絵の具ですが、 通常の不透明水彩よりさらに透明度が低いのが特徴

肌色の作り方は、ポスターカラーも他の絵の具と基本的には同じ要領になります。

ポスターカラーは広い範囲でも色むらなく一定のトーンで塗れるのがメリットで、下の色が乾けば、きれいに重ね塗りすることも可能。

透明感は低いものの、 マットな仕上がりにしたい絵やポスター等のデザイン画にはおすすめの絵の具です。

なお、ポスターカラーはアクリル絵の具のように乾いても耐水性はないので注意が必要です。

屋外の看板などをポスターカラーで塗る場合、ビニールでカバーするなど防水対策を忘れないようにしましょう

ポスターカラーの肌色の作り方と塗り方のポイント

参照元URL:https://youtu.be/TPx37397mHE

ポスターカラーでの肌色の作り方の一番のポイントは、 絵の具と水の分量になります。

濃淡を出して水彩絵の具のような塗り方も可能なポスターカラーですが、色むらなく仕上げられる特徴を最大限に活かすのがおすすめの使い方。

ポスターカラーを一定のトーンで塗ってきれいなマット感を出したい場合、絵の具に水を少量ずつ加えて 程よいとろみを出すのがコツです。

目安としては、動画でも紹介されている通り、 泡立てる前の生クリームくらいのとろみが理想的。

水彩絵の具のように、水を足しながら着色すると色むらができ、ポスターカラーの特性を活かせないため注意が必要です。

上の動画では、薄緑色の作り方を紹介していますが、絵の具を変えて肌色の作り方にも応用できるので参考にしてみて下さい。

油性ペンでの肌色の作り方はある?

参照元URL:https://youtu.be/xN3gnOqaeoE

油性ペンで肌色を作りたいという場合、着色する素材にもよりますが、 オレンジ色(赤+黄色)を除光液でにじませる作り方があります。

上の動画では、布に油性ペンで着色したあと除光液でにじませていますが、オレンジがにじんだ部分は肌色に近い色になっていますよね。

なので、着色する素材によりますが、肌色を作りたい場合、オレンジの油性ペンを除光液で薄め肌色を作ることができますよ。

なお、画用紙などに着色する場合は、肌色の油性マジックが市販されているので、除光液でにじませるより確実でおすすめです。

素材によっては、除光液でにじませることが難しいものもあるため、失敗したくない場合は 最初から肌色の油性ペンを使う方が安心ですね。

イメージ通りの肌色に仕上げる作り方・塗り方のコツは?

肌色の作り方は、白に赤と黄色または茶を加えるのが基本ですが、 絵の具の特性に合った使い方も大切です。

肌色は何色かの色を混ぜて作る中間色なので、きれいな仕上がりにするためには絵の具の特性をよく理解した上で使うのがポイント。

画用紙、看板、ポスターなど、どんなデザインに使うかに合わせて最適な絵の具を選び、絵の具の魅力を最大限に活かせる肌色の作り方をしましょう。

重ね塗りの向き不向きや耐水性の有無など、各絵の具のメリット・デメリットをしっておくと仕上げで失敗が少なくなりますよ。

なお、透明感のある仕上がりにするなら、 透明水彩やアクリルカラーを最初から選ぶのもポイントです。

さらに、肌色を作る際、 白を混ぜると透明度が低くなるため、絵の具を水で薄めて明るさを調節することも大切ですね。

イメージ通りの肌色の作り方をマスターしよう!

という事で、肌色の作り方について、基本的な色の配合から不透明・透明の水彩絵の具やアクリル絵の具、ポスターカラー、油性ペンなどの使い方のコツをご紹介しました。

顔や体などを描く際には必要不可欠な肌色ですが、とても奥が深いので、イメージ通りの肌色が作れるよう、ぜひ参考にお役立てくださいね。

以上、「肌色の作り方!水彩やアクリル絵の具、ポスターカラーの塗り方や透明感を出すコツも!」を紹介しました。

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