静岡県浜松市で古くから行われて、うるさいくらい盛り上がる熱いお祭りと言えば浜松祭りです。
町対抗で行われる男たちの熱い戦いをこの目で見ようと県内外から多くの観光客たちが訪れます。
昼は凧揚げ、そして夜は屋台の引き廻しが見どころの浜松祭り。
うるさいけれど盛り上がりは抜群の浜松祭りはどんなお祭りなのでしょうか?
毎年ゴールデンウィークに行われてる浜松祭りの歴史や見どころについてもご紹介します。
浜松祭りとは
浜松祭りはゴールデンウィークの毎年5月3日から5日に行われています。
その理由は、端午の節句に合わせているから。
最近では次男以降の男の子、または女の子が誕生した場合でも行われるのですが、浜松祭りは長男の誕生をお祝いするお祭りとして始まりました。
子どもたちが健やかに成長することを願って、浜松で暮らす人みんなでお祝いをするこのお祭りは昼と夜、別々の場所で行われます。
昼行われるのは町対抗の凧合戦。
そして夜行われるのは市内中心部での屋台引き回し。
浜松の町はこの時期、昼も夜も大盛り上がりです。
ゴールデンウィークという時期もあって、お祭りを一目見ようとやってくる観客の数は毎年100万人越えるほどなんですよ。
浜松祭りの歴史
記録に明記されてはいませんが、浜松祭りが始まったのは450年ほど前のことだそうです。
浜松の地をおさめていた引間城主に長男が生まれたことをお祝いし、凧揚げが行われたことが凧合戦の始まりだという説があります。
この地域には遠州灘から強い風が吹くため凧をあげるにぴったりだったこともあり、長男が生まれたら凧をあげるという風習が地域に広がります。
その後、凧揚げは町対抗の凧合戦へと変わり、昭和25年、凧合戦は浜松祭りと名前を変えて大々的に行われるようになりました。
参加する町の数も増え、夜の御殿屋台の引き回しも行われるようになり、浜松祭りは地域の人々が一体となるお祭りとして今も続けられています。
浜松祭りの見どころ
凧と凧の激しいぶつかりあいに興奮!
■2016 浜松まつり凧揚げ 5/3
浜松祭りの昼のお楽しみと言えば、なんといっても凧揚げ合戦です。
いっせいに凧があげられると闘いがスタート!
凧の揚げ手たちは、太さ5mmの凧糸を風の向きを見ながら見事にあやつって、相手の凧にからませ、糸を断ち切ります。
町内対抗のこの凧揚げ合戦、闘いに勝とうと10帖ほどもある大凧も登場しますよ。
いったい勝つのはどの町のどの凧なのか?凧の動きから目が離せません。
夜に浮かび上がる幻想的な美しさに感動!
■浜松まつり2014
浜松祭りは夜になると、提灯の明かりが灯った美しい御殿屋台が登場します。
明かりに照らされて幻想的に浮かび上がった御殿屋台の美しさには感動。
屋台がやってきますと、中から三味線や笛の音も聞こえてきますよ。
屋台の合間には合同練りが行われます。
練り歩く人々の吹き鳴らすラッパの音に、オイショ、ヤイショという掛け声。
夜の浜松の街は熱狂に包まれます。
浜松祭りはうるさい?
人によっては浜松祭りのことをうるさいという方もいらっしゃいます。
祭りの間の浜松の町は昼も夜も人が声を張り上げていますし、夜は御殿屋台の引き回しもあって太鼓やラッパの音が鳴り響きます。
祭り好きな人にはワクワクする音でも、祭りがあまり好きでない人はうるさいかもしれませんね。
しかしこの盛大なお祭りをうるさいと片付けてしまうのはもったいない!
たしかに、夜遅くまで練と称してラッパの音を高らかに鳴らしながら練り歩くのは嫌な人もいらっしゃるでしょう。
夜になったら早く寝たい方もいらっしゃるでしょうし、子どもの成長を願うお祭りなのに騒がしすぎて子どもが眠れないのでは意味がありません。
浜松祭りの実行委員会では、屋台引き回しは夜9時まで、そして練りであるき回るのは夜10時までと終了時間を決めています。
盛り上がっていると時間を忘れてしまいがちですが、夜は静かに眠りたいという方の気持ちも考えてみんなで時間を守れるといいですね。
浜松祭りを楽しもう!
毎年多くの方が訪れ、浜松の人にとっては一年で一番の盛り上がりとなる浜松祭り。
昼間の凧揚げの闘いは迫力満点ですし、夜の屋台引き回しはとても美しさ満点です。
昼から夜まで浜松祭りを見に行って、一緒に思いっきり盛り上がってくださいね。
ただし、夜あまり遅い時間まで大きな音を出すことはマナー違反。
伝統のお祭りがマナーの悪い人々のためになくなってしまったら大変ですから、夜10時を過ぎたら、騒いだり大きな音を出したりするのはやめましょうね。
以上、「浜松祭りはうるさいくらい盛り上がる!歴史や屋台の引き廻しとは?」について紹介しました。
【浜松祭りの髪型】
⇒浜松祭りの髪型、ショートからロングのヘアースタイル!簡単なやり方【女性篇】