秋田県鹿角市花輪地域で行われる「花輪ばやし」は日本三大ばやしの1つです。
伝統あるお囃子は日本人の体に刻み込まれているのでしょうか?
心地の良いリズムが懐かしくそして夏の気分を盛り上げてくれます。
今回は2017年の花輪ばやしの日程と見どころ、夜通し行われるパレードについてまとめていきたいと思います。
秋田県の花輪ばやしって?
花輪ばやしは、秋田県鹿角市の幸稲荷神社(さきわいいなりじんじゃ)に伝わる祭礼です。
5日間にわたり行われていて、特に19、20日奉納される祭礼ばやしは「花輪ばやし」と言われ受け継がれてきました。
ハッキリとした文献は残っていませんが、歴史は長く400年以上は続いているのではないかと言われています。
江戸時代中期である1765年の書物にはすでに、花輪ばやしに関する記載があったとされています。
花輪ばやしの日程は?
花輪ばやしは毎年8月19日・20日に行われます。
今年は土曜日・日曜日の週末にかかるので、例年よりも人出が多くなるかもしれませんね。
■8月19日(土)
御旅所詰:17:30~23:00
⇒御旅所詰パレード時刻表
■8月20日(日)
朝詰パレード:0:00~6:00
⇒朝詰パレード時刻表
赤鳥居詰パレード:19:00~翌3:00
⇒赤鳥居詰パレード時刻表
■会場
JR鹿角花輪駅周辺
■交通規制
JR鹿角花輪駅周辺
8月19日午前11:00~21日午前5時まで終日通行止め
■お問合せ
花輪ばやし祭典委員会
0186-30-0500
花輪ばやしの見どころ
夜通し行われるパレードは必見!
花輪ばやしの特徴は夜通し行われるお祭りだということです。
19日の夕方5:30にパレードが始まり街を練り歩いた後、各町に戻ってくるのが夜11:00。
1時間ほど休憩したら20日の午前0:00から再び朝詰パレードが始まります。
夜通しパレードをして、再び各町に戻ってくるのが朝の6時。
2日間ほとんど休まず夜通し行われるのですが、花輪っ子はこの時ばかりは眠くならず熱気で盛り上がっているそうですよ。
伝統あるお囃子
見どころは何といってもお囃子。
中太鼓、打太鼓、笛、三味線、摺り鉦の約19人ほどで構成されています。
12種類のお囃子が今に伝わっていて、代表曲「本屋台囃子(ほんやたいばやし)」は威勢のいい掛け声も加わり大盛り上がり!
花輪ばやしでは定年制が採用されていて、お囃子や屋台をひけるのは男の厄年である42歳までと決まっています。
42歳以降は表舞台に立つことは出来ず、裏方に徹していくんだとか。
いつからこの制度があるのかハッキリとは分かりませんが、約400年程度は守られてきたそうですよ。
夜通し行われる祭りだけあって若さも必要なのでしょうが、42歳までとはかなり若くして引退しなくてはなりませんね。
グルメや温泉も楽しもう!
花輪ばやしが行われるのはお盆の時期なので、一泊して周辺を観光するのもオススメです。
周辺には十和田湖があり、夏の暑い時期にはピッタリ。
さらに花輪から車で30分圏内には温泉がたくさんあり、中でもおすすめなのが難病に効果があると有名な玉川温泉です。
日本一の強酸性の温泉で、全国から湯治に訪れる方もいるほどです。
そして秋田グルメはきりたんぽはもちろんですが、リンゴ・桃・きゅうり・アスパラなどの野菜も新鮮!
普段スーパーで食べているものとは、一味違った美味しさです。
まとめ
花輪ばやしは「日本一の祭り囃子」と言われ、2014年には国指定重要無形民俗文化財に指定されるほど歴史あるお祭りです。
夜通し行われるパレードを見ていると、時間も忘れるほどヒートアップしてしまいそう。
毎年約19万人もの人が訪れ、東北の短い夏を楽しんでいるそうです。
ぜひ一度訪れてみてはどうでしょうか?
以上、「花輪ばやし2017の日程と見どころは?夜通し行われるパレードは必見!」についてまとめました。