日本の観光地として絶対に一度は行っておきたい場所、鎌倉。
鎌倉には鶴岡八幡宮・鎌倉大仏・江ノ島そして鎌倉の足である「江ノ電」自体にもファンが多いことで知られています。
京都や奈良と並ぶ観光地ですが、四季折々の楽しみ方もある場所ですよね。
梅雨の時期を快適に過ごしたい方には今回紹介する長谷寺はおすすめのスポットのひとつ。
雨でちょっと憂鬱な季節に美しく咲くあじさいが見頃なんですよ。
今回は長谷寺のあじさの開花状況や見頃、そして混雑状況についても紹介していきたいと思います。
長谷寺とは
山の中腹にある鎌倉でも最大級のお寺が長谷寺。
国宝級の仏像や可愛らしいお地蔵様、入ってすぐには綺麗なハス池などが参拝者を迎えてくれます。
山門には赤提灯に「長谷寺」と書かれた提灯がぶら下がっていますので、すぐにここが長谷寺だと初めて来た人でも分かりますよ。
長谷寺は鎌倉市街を見渡すことができ、江ノ島を眺めながら季節の花とのコンストラストが楽しめます。
歴史的にも大きなお寺をわざわざ山の中腹に建造したのは、大切なお寺としての役割を果たしていたからなんでしょうね。
最近では「てらやカフェ」「てらやショップ」「観音ミュージアム」など、現代風にアレンジされた施設があり、他のお寺とは一線を画す見どころも満載です。
境内の中にある「海光庵」は軽食や甘味を頂くことが可能なので、由比ガ浜を一望できる絶景スポットでゆっくりするのもいいですね。
あじさいの開花状況や見頃は?
長谷寺あじさいの開花状況は、毎年6月初旬から咲き始め、6月中旬~下旬ごろがピ-クとなります。
花の見頃はやはり満開の時期。
長谷寺の公式ホームページでは毎年あじさいの開花状況を写真付きでアップしていますので、こちらを確認してお出掛けする日を決めるといいですね。
過去の開花状況と見頃をまとめてみたので、参考にしてみてください。
●6月1日:早咲きのあじさい満開・全体的には4分咲き
●6月3日:全体的には4分咲きですが、日当たりのいい場所は満開
●6月8日:境内のあじさいは満開
●6月14日~22日:全体的に満開で見頃
●7月1日:あじさいの剪定
長谷寺では毎年7月1日頃にあじさいを剪定していますので、それよりも前に行かなければなりません。
剪定は来年あじさいを綺麗な状態で咲かせるための大切な役割。
剪定の日についても長谷寺の公式ホームページで毎年公表されているので、しっかりとチェックしてから出掛けしましょう。
あじさいの見頃時期の混雑状況
■鎌倉,長谷寺,あじさい路
境内には約40品種・2500株以上のあじさいが満開になるころには、参拝者で大変混み合います。
山の中腹から見渡す湘南の景色、そして様々な色で咲き誇るあじさいを一目見ようと毎年人気のスポットで休日は入場制限もかかるほど。
2019年は6月8日(土)・9日(日)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)が大混雑すると予想されます。
ゆっくりご覧になりたいなら平日に行くか、見頃よりも少し早めの6月1日(土)・2日(日)がおすすめです。
どうしても満開の時期の休日にしか行けないのであれば、拝観開始の8:00の朝一番に行くと混雑を回避することができますので、朝早くに行くといいですね。
土日と平日の混雑状況については下の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。
特に土日は混雑しすぎて江ノ電が止まってしまったりと・・・かなり悲惨な状況です。
しっかりと計画を立てて出掛けることをおすすめします。
⇒鎌倉長谷寺のあじさいの混雑を回避する方法は?土日と平日の混み具合!
長谷寺のみどころ
ご利益を頂ける場所
長谷寺の見どころは何といっても、高さ約9mもある日本最大級の木造巨大観音像「十一面観音像」。
金色に輝いている巨大な仏像様のそばで見降ろされるだけでもご利益がありそうです。
そして「良縁地蔵」と愛されている、いわば子供のお地蔵様が境内に3か所に隠れています。
参拝中に3つ全部見つけることが出来た人はご利益あると言われているので、散策しながら見つけてみてくださいね。
毎月18日に訪れよう
大きな経蔵内には「輪蔵」と呼ばれる仏教的なツールがあります。
ネパールなどヒマラヤ付近の仏教が盛んな国では見られるもので、これを一度回すと大経典を一回読んだのと同じことになると言われています。
毎月18日のみ、一度に8人しか回せないので熱心な方はこの日に訪れることでも知られています。
また境内奥には大きな洞穴があり、その中にも入る事ができるのでちょっとした探検気分も味わえますよ。
イベントも楽しめる
長谷寺は四季を通じて様々なイベントが催されています。
5月と10月の季節の良い時期には「かまくら長谷の市」が開催。
長谷寺の境内に近隣商店が出店、ステージイベントなどの催し物や、朝市やスタンプラリーも行われます。
長谷寺・電車でのアクセス
長谷寺の駐車場は30台しかなく予約もできないことから、公共交通機関で来場がベストです。
●JR 横須賀線・鎌倉駅で下車。バスに乗車し「長谷観音」下車より徒歩5分
●江ノ電「長谷駅」下車より徒歩5分
●小田急線・藤沢駅で下車。江ノ電に乗り換え「長谷駅」より徒歩5分
長谷寺は石段を上がっていくので荷物はなるべく少なくして軽装で出掛けましょう。
雨の日は足元が悪い可能性もありますので、歩きやすく履きなれた靴がおすすめですよ。
長谷寺の基本情報
■住所:神奈川県鎌倉市長谷3‐11‐2
■拝観時間:3月~9月 8:00~17:00 10月~2月 8:00~16:30
■拝観料:大人 300円
■問合せ先:0467-22-6300
長谷寺で梅雨の季節を楽しむ
【鎌倉のあじさいの名所】
「てらやショップ」の中には長谷まんじゅうなどの名物や長谷寺グッズが多数あり、あじさいだけでなく見どころもたくさんあるので時間をとってゆっくりと観光したい名所ですが、混雑時は整理券が配布されるほどの人出となっています。
出来るだけ時間に余裕をもって出掛けて混雑回避しつつ、あじさいを観賞して梅雨の時期を楽しんでみてくださいね。
以上、「鎌倉の長谷寺のあじさいの開花状況や見頃はいつ?」について紹介しました。