日本各地の多くのお祭りでは、お神輿を担ぐ風習がありますよね。
石川県七尾市石崎町に伝わる石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)では、お神輿ではなく奉燈を用います。
地元では奉燈のことをキリコと呼んでいるのですが、他の祭りとは一味違った雰囲気を演出してくれます。
今回は2017年の石崎奉燈祭の日程と駐車場、掛け声とキリコについてまとめていきます。
石崎奉燈祭とは
石崎奉燈祭は石川県七尾市石崎町に伝わる夏の一大イベント。
この祭りの始まりは、今から千年以上も前の1889年にさかのぼります。
当時の石崎町では火事が多く、人々は困っていたそうです。
そこで漁で使う網を修理・制作する網大工と呼ばれる職人が、古くて巨大な灯籠を祭りに利用しました。
それ以来、火事の被害がなくなったためお祭りには灯籠が使われるようになり、これが石崎奉燈祭の始まりだと言われています。
石崎奉燈祭の日程は?
石崎奉燈祭は毎年8月の第一週目の土曜日に開催され、今年は8月5日(土)に行われます。
石崎奉燈祭の見どころ!
掛け声とキリコが特徴的!
7地区のそれぞれが大小さまざまなキリコを出します。
キリコの正面には縁起がいいとされている漢字3文字が書かれていて、裏側には武者の絵が描かれています。
キリコは総重量2トン、高さは12~13mもの大きさなのですが、車輪がついていないため男性100人がかりで担ぎます。
お囃子に合わせて、漁師町の狭い路地を家の軒をかすめるようにして練り歩く姿は圧巻!
「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」という、掛け声とともに大きなキリコを上下に揺らし町は熱気に包まれます。
堂前広場での乱舞
漁師町である石崎町だけに夕方には漁の大量祈願をします。
その前後に行われる大奉燈堂前乱舞が一番の見どころ。
広いとは言えない場所でキリコが動き回り、7基のキリコが堂前広場に集合し乱舞します。
動画を見ると2階建ての民家よりもキリコが大きく、その迫力が分かりますね。
駐車場は?
無料駐車場が用意されています。
例年600台程度は駐車できますが、夜までにはいっぱいになってしまうようです。
時間に余裕を持ってお出かけするのがオススメ。
過去の駐車場情報ですが、車を利用される方は参考にしてくださいね。
誘導に従って安全に楽しむ!
この祭りの見どころは巨大なキリコが町内の軒先ギリギリをすり抜ける様でもあります。
あってはならないことですが、過去にキリコに挟まれるなどの事故も起こっていますので誘導員の指示に従って安全に楽しみましょう。
以上、「石崎奉燈祭2017の日程と駐車場は?掛け声とキリコが特徴的!」についてまとめました。