トナカイと言えば立派な角が特徴で、サンタクロースと共に世界中の子供たちにプレゼントを届けるイメージですよね。
クリスマス時期になるとCMや映画では見ることがあるトナカイなんですが、実際に見たことがある方は少ないのではないでしょうか?
今回は日本でトナカイが見られるのはどこなのか、またサンタさんを引いているトナカイ達の名前について調べていきたいと思います。
日本で野生のトナカイは見られる?
ズバリ結論から言うと、 日本に野生のトナカイは存在しません。
トナカイはサンタさんを雪ぞりで引いて世界中の子供たちにプレゼントを配るといったイメージ通り、雪が降り積もる寒い地域に生息する動物。
だから日本のように四季がはっきりしている環境では生きていけないわけですね。
日本では野生のトナカイを見られませんが、
●フィンランド
●グリーンランド
●ノルウェー
●カナダ
●アラスカ
などに野生のトナカイが生息していて、北欧やシベリア地方では家畜としても飼育されているそうですよ。
1年のうちのほとんどが雪で覆われた厳しい環境であるシベリア地方では、トナカイは貴重な動物。
・野菜が食べられずビタミン不足になりやすいためトナカイの生肉を食べる
・ナカイの毛皮で防寒具を作る
・トナカイのツノや骨は道具として活用
と、移動手段だけではなく生活するために必要な動物だったそうです。
トナカイが見られる日本の動物園
寒い地方では人間の生活と密接にかかわっているトナカイを日本で見るなら動物園に行ってみましょう。
全国の動物園では飼育されているトナカイを間近で見ることができますよ
調べたところ、トナカイが見られる動物園と牧場は日本では9カ所ありました。
寒い地方に生息する動物だけあって、現在は北海道~東海地方の動物園でしか見られないようです。
【北海道】釧路市動物園
【北海道】トナカイ観光牧場
【秋田】大森山動物園
【栃木】那須どうぶつ王国
【東京】多摩動物公園
【東京】羽村市動物公園
【千葉】千葉市動物公園
【静岡】富士サファリパーク
【愛知】東山動物園
北海道幌延町には日本でも珍しいトナカイに特化した「トナカイ観光牧場」があります。
冬場だけでなく季節を問わずトナカイを見ることができ、エサやり体験や冬にはトナカイのそりに乗ることもできるんですよ。
さすが北海道ですね!
他の動物園でも12月頃にはクリスマスにちなんだイベントが行われることもあるので、本物のトナカイを間近に見たい方はイベント情報をチェックしてお出掛け下さいね。
日本でも動物園で見られるのですが、北極圏などの極寒地でも生きていけるように体が温まりやすくなっているトナカイ。
本州の動物園のトナカイを飼育するのはかなり難しいそうで、特に暑さが厳しい夏場は体調管理が大変で飼育員さんは気が抜けないそうですよ。
ちなみに鹿はオスのみだけしか角が生えていませんが、トナカイはオスにもメスにも角が生えています。
しかもトナカイのメスの方がオスよりも大きな角が生えているとのこと。
メスが大きな角を持つ理由は、子育てのために雪を掘って子供の餌を確保するためなんです。
動物界でも母親は強しですね。
こんな事にも注目しながら動物園にトナカイを見に行くのも面白いと思います。
サンタクロースを引いているトナカイの名前は?
実はサンタクロースを引いているトナカイ達にも名前があるんです。
1823年のアメリカの新聞に掲載された「サンタクロースがやってきた」(英語:AVisit from St Nicholas)には8頭のトナカイの名前が書かれています。
・ダッシャー
・ダンサー
・プランサー
・ヴィクセン
・ドゥンダー
・ブリッツェン
・キューピッド
・コメット
しっかりと名前まで決まっているとは驚きですね。
名前から性別をおおよその見当は付いているそうですが、性別については詳しい記載はなかったそうで、現在でも世界中でオスなのかメスなのか様々な仮説があるそうです。
そして一番有名なのが「真っ赤なおっ鼻のトナカイさんは~」のクリスマスソングの主人公である「ルドルフ」です。
日本での題名は「赤鼻のトナカイ」なのですが、原題は「 Rudolph the Red-Nosed Reindeer」。
題名通り英語圏の方は「赤鼻のトナカイ=ルドルフ」なんでしょうが、日本のように訳されているとルドルフと言われてもピンとこない方も多いと思います。
この歌はアメリカの童話である「 Rudolph the Red-Nosed Reindeer 」がもとになっています。
実は上に挙げた8頭のトナカイ達よりも後に登場したものの、歌が知られることによって赤鼻のトナカイであるルドルフが一番有名になったというワケですね。
クリスマスパーティーでの話題の小ネタとしてはもってこいなので、「赤鼻のトナカイ=ルドルフ」と覚えておきましょう。
クリスマスには可愛いトナカイグッズ
日本国内ではなかなかお目にかかることのできないトナカイ。
その愛らしい姿がクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれることから、あったか冬アイテムの柄に取り入れられています。
さむ~い冬に足元から温めてくれるモコモコのルームシューズは可愛くてオシャレな上に実用性もあります。
1,000円台で購入できるため、ちょっとしたクリスマスプレゼントにもいいですね。
定番だけど飽きのこないノルディック柄はどんなコーデにも合わせやすく、 年齢性別関係なく着こなせる便利アイテム。
冬のコーディネートはどうしても暗くなりがちですが、首元にインパクトのあるトナカイ柄があると明るい印象になりますよね。
こちらも冬のプチプレゼントとしても重宝するので、クリスマスパーティーでのプレゼント交換のアイテムにしても喜ばれますよ。
本物のトナカイに会いに行こう
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寒暖の差が激しい日本では野生のトナカイに会うことは出来ませんが、飼育している動物園もあります。
トナカイに会いに行くなら冬がおすすめ。
なぜかというと、トナカイは春先になると「落角」といってオスもメスも角が根元から落ちてしまうのです。
トナカイの一番のシンボルがなくなるとパッと見では一体なんの動物なのか分からず、シカやオオカミと間違えるほどなんだとか。
イメージ通りのトナカイに会いたいならフサフサの毛に覆われ、シンボルの立派な角が生えている冬に行くのがおすすめですよ。
以上、「日本でトナカイが見られる動物園!サンタを引いているトナカイ達の名前は?」について紹介しました。