日本全国津々浦々あじさいの名所がある中で、今回紹介する北鎌倉周辺はあじさいの名所が集まっている場所です。
鎌倉と聞くと大仏や、鶴岡八幡宮、江の島など色々な観光地を思い出しますし、1年中を通して観光客で賑わっているイメージが強いですが、花の季節に訪れるのも乙なもの。
春は桜、秋の紅葉はもとより、今回紹介するあじさいも見逃せません。
特に北鎌倉のあじさいの名所は「あじさい寺」と呼ばれるほど有名です。
梅雨の時期に私達を楽しませてくれるあじさいを思いっきり鎌倉で楽しみたい方に、今回は北鎌倉を代表する3つのお寺のあじさいの見どころをまとめます。
北鎌倉のあじさい寺・名所3選!
今回はコンパクトにあじさいの名所が巡れるJR北鎌倉駅を中心に紹介していきたいと思います。
明月院のあじさい
1つ目に紹介するのは通称「あじさい寺」と呼ばれている明月院。
明月院のあじさいは「明月院ブルー」と呼ばれており真っ青に統一されています。
明月院の土壌がその色を作っていると言われていますが、その微妙な色合いのあじさいもみられるのはココだけ。
あじさいの小路を散策することができ、どこを切り取っても絵になるのでカメラが趣味でなくても思わず写真を撮ってしまうほどです。
北鎌倉の中でも人気スポットなので、見頃の時期には曜日を問わず混雑し入場制限がかかることもあります。
【明月院の開花状況や見頃】
⇒明月院のあじさい、2017の開花状況と見頃はいつ?
■住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
■入館料:6月のあじさい時期 高校生以上は500円、小中学生は300円
(その他の時期は一律300円)
■時間:6月 8:30~17:00その他の時期はは9:00~16:00
■問合せ先:0467-24-3437
円覚寺のあじさい
円覚寺は北鎌倉にあるお寺の中でも比較的大きくて立派なお寺。
先ほど紹介した明月院は境内自体が狭いので混雑しているものの、円覚寺はかなり広いので入ってしまえばそこまで混んではいません。
円覚寺はあじさいがメインというほどではありませんが、園内にさりげなく咲くあじさいを見ながらのんびり散策することができるスポット。
北条時頼のお墓があったり関東で一番の大きさである洪鐘(おおがね)が国宝に指定されていたりと、あじさい以外にも見どころは満載です。
玄関口である大きくて立派な山門をくぐると、仏殿が見えてきます。
実際に中に入る事ができるので、お時間に余裕がある方は是非入場して上を見上げてみてください。
白龍図と呼ばれる大きな龍が描かれています。
【円覚寺のあじさいの開花状況や見頃】
⇒円覚寺のあじさい、2017年の開花状況と見頃はいつ?
■住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409
■入館料:大人300円 小人100円
■時間:8:30~16:30 (冬季12月~2月)は8:30~16:00
■問合せ先:0467-22-0478
東慶寺のあじさい
昔、東慶寺は裁判所的な役割を果たしていたお寺です。
当時夫婦間の離別が公式認められていなかったのですが、このお寺を皮切りに夫婦の離縁が正式に認められるようになっていきました。
その名残を知ることが出来る資料を見る事ができるので、歴史的な遺産としては貴重な存在であると言えるでしょう。
北鎌倉にあるお寺の中でもひっそりとした佇まいで、山門も大人2人がやっと通過出来るほど。
山門脇からあじさいが咲き乱れ、山門をくぐると小さな池のほとりには菖蒲の花とあじさいが咲いています。
ちょっと隠れ家的なお寺ですが、夏目漱石にもゆかりがあるので小説ファンの方にもおすすめですよ。
【東慶寺のあじさいの開花状況や見頃】
⇒東慶寺のあじさい、2017の開花状況と見頃はいつ?
■住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1367
■入館料:大人200円 小中学生100円
■時間:8:30~16:30
冬季10月~3月:8:30~16:00
■問合せ先:0467-33-5100
穴場スポットは北鎌倉民家ミュージアム
お寺のあじさいを満喫しつつ、鎌倉文化にもうちょっと触れたい方にオススメのスポットが北鎌倉民家ミュージアムです。
中に入ると常設展と企画展が随時開催されています。
この建物自体、築100年以上の北鎌倉の古民家を利用しているのでそれだけでも見ごたえあります。
その開催状況はホームページで公表されていますのでご確認くださいね。
中に入ってお土産屋さんを覗くと可愛らしい鎌倉の土産物が並んでいます。
梅雨の時期には建物を囲むようにあじさいが咲き誇るので、北鎌倉の中でも穴場スポットです。
庭には100種類以上もの品種があるので変わった種類のあじさいを楽しむことができます。
5月末には山紫陽花が満開を迎えるそうですよ。
静かな建物ですのでカフェなどは併設されていませんが、北鎌倉に来たら是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
■住所:神奈川県鎌倉市山ノ内392-1
■入館料:大人500円 中学生300円
■開館時間:10:00~17:00
■問合せ先:0467-25-5641
北鎌倉あじさい観賞のおすすめルート
あじさいの見頃である6月中旬~6月下旬にかけては北鎌倉周辺は混雑するので、効率よく回らないと行列に並び混雑に巻き込まれてしまいます。
まずは「あじさい寺」と呼ばれている明月院へ向かいましょう。
こちらはあじさいがピークの時期には平日土日に限らずかなり混雑しているため、開門する朝8:30には並んでおけるように到着するといいですね。
ちょっと早いですが朝の張りつめた空気のなかでブルーに統一されたあじさいを見るのも趣がありますよ。
次に東慶寺⇒円覚寺の順番で巡りましょう。
行ったり来たりして効率が悪いと思われるかもしれませんが、混雑を回避するために境内が広い円覚寺は後回しにしても大丈夫です。
あじさいの名所は朝早めだとそこまで人もいませんのでゆっくり見ることができますよ。
10時過ぎになると観光客の数も増えてきますので、お目当てのスポットはそれまでに見終えるのがポイント。
そして早めのランチをするといいですね。
ランチ時はどこもいっぱいになるので行きたいお店は予め予約を取っておくといいと思います。
あじさいを見るのに並んでさらにランチのために並ぶのは大変ですからね。
おすすめのルートをまとめると、
明月院⇒東慶寺⇒円覚寺⇒ランチ⇒鎌倉周辺で自由行動
雨上がりや雨天の場合は足元が悪い可能性もありますし、鎌倉観光は歩きでの移動がかなりの割合を占めます。
1日1万歩は余裕で超えますので歩きやすいスニーカーや履きなれた靴でお出掛け下さいね。
以上、「北鎌倉のあじさい寺の穴場から名所のまとめ!おすすめコースを紹介!」について紹介しました。
【鎌倉のあじさいの名所】
⇒成就院のあじさい、2017年は咲く?いつから見られるの?
⇒鎌倉長谷寺のあじさい、開花状況や2017の見頃はいつ?