教育実習は教員免許の取得だけを考えている人も、教員志望の人にとっても立ちはだかる大きな壁ですよね。
教壇で授業をするのも緊張するし、初めの挨拶はどんなない様にすればいいかわからない!と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際に教育実習を終えた私の体験談も含めながら、教育実習の自己紹介や挨拶について紹介していこうと思います。
目次
教育実習の自己紹介や挨拶のポイント
教育実習をする上で大切なことはたくさんありますが、まず最初に挙げられるのが 挨拶です。
挨拶は教育実習のみだけでなく社会人として、大人として、人として出来て当たり前のこと。
教育実習においても挨拶は印象を形作る上でとても重要ですが、どのような挨拶をすれば良いのでしょうか?
挨拶によっては生徒に「なんかこの先生おかしいな〜」や「なんかあんまり近づきたくないな〜」と思われてしまうかもしれません。
自己紹介の挨拶のポイントとしては、
●笑顔を絶やさない
●聞き取りやすい大きな声で話す
●早口になりすぎない
●棒読みにならないよう、声に強弱をつける
この4つを心掛けるといいですね。
自己紹介や挨拶は誰しも緊張してしまうものですが、笑顔ではっきりと相手に聞こえるようにすることで、明るい印象を与えることができます。
「どうしても緊張してしまう!」という方は、挨拶文を考えて繰り返し練習するといいですよ。
教育実習では服装にも気をつける
教育実習生は服装にも気を配りましょう。
教育実習を行う人は大学側から指導が入ると思うのですが、教育実習は実習をさせていただく立場なので少し厳しい規則があります。
例えば、髪型・髪色・服装・アクセサリー類といったものですね。
教育実習は実習生であることに加え、教員という立場でもあるため、きちんとした身だしなみを意識することが大切。
仮に教育実習生が長髪で髪の毛を染めていたら、小学校や中学校の生徒がそれを見て「髪の毛を染めるのはいいのか!」や「先生がいいなら俺も真似をしよう」となってしまうかもしれませんよね。
大学では自由な髪型や服装にしていたとしても、教育実習の現場では学校の規則や教師の立場として相応しい身だしなみを心がけましょう。
服装はバッチリだとなれば、次は教育実習での自己紹介のポイントや例を紹介していきます。
職員室・全校集会・担当クラスのシーンごとに紹介していきますので、どんな挨拶にしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
職員室・教育実習の自己紹介のポイント
まず紹介するのは、職員室での自己紹介と挨拶のポイントについてです。
まず職員室に入ったら、挨拶はすれ違う先生全員にしましょう。
全員?と思ってしまうかもしれませんが、お世話になる先生に挨拶をすることは当然のことです。
「おはようございます」や「よろしくお願いします」と言えば、相手の先生も反応してくれます。
大変だと思いますが、挨拶は必ず行うといいですね。
挨拶を行うことで、会話のきっかけとなりコミュニケーションを取ることもできますよ。
職員会議や朝会が始まると、初日に教育実習生の自己紹介をする時間が設けられていることが多いです。
職員室には教員の方が中心に集まっており、自己紹介しているときはあなたにのみ注目が集まります。
そのため、何を話せば良いのか迷ってしまったり、緊張でうまく喋ることが出来なかったりして不安になってしまうかもしれません。
何を話せば良いのかというと、
・自分の名前
・出身大学
・担当教科
・教育実習中の抱負
・「よろしくお願いします」といった言葉
これが言えれば問題ないと思います。
もちろんこれ以外にも、担当の先生に言うべきと言うアドバイスを頂いたらそれに従い自己紹介するといいですね。
職員室・教育実習の自己紹介や挨拶の例
例①
「初めまして。
○◯大学◯◯学部の(自分の名前)です。
○○高校・〇〇中学で3週間教育実習をさせていただくことになりました。
担当教科は○○です。
よろしくお願い致します。」
例②(母校に行く編)
「初めまして。
〇〇大学〇〇学部の(自分の名前)です。
私は高校時代に〇〇先生に担任をしていただいていました。
この学校は情熱あふれる教員の方が多く、たくさんのことを吸収したいなと思い実習をやらせていただくことになりました。
大変忙しいとは思いますが、私の指導において気になった点や注意すべき点があれば助言していただければと思います。
よろしくお願いいたします。
ぜひ参考にして足りないところは自分で補ってみてくださいね。
全校集会・教育実習の自己紹介のポイント
次に紹介するシーンは、全校集会です。
全校集会では職員室での紹介と違い教員だけでは無く、生徒たちの前で自己紹介をすることになります。
自己紹介の内容は職員室での内容と同じで良いと思いますが、職員室で注目が集まる以上にあなたに注目が集まりますので、より緊張するかもしれません。
自己紹介する前に深呼吸をして、大きな声で挨拶ができるようにしておきしょう。
たくさんの人の前で話す経験は、今後もやる可能性もあるので大きな自信になるはずです。
壇上にいる時間を楽しんで笑顔でできればなお良いですね。
全校集会・教育実習の自己紹介や挨拶の例
職員室とほぼ同じですが例を挙げておきますね。
例①
「初めまして。
〇〇大学○○学部の(自分の名前)です。
この度は3週間〇〇高校・〇〇中学で教育実習をさせていただくことになりました。
担当は〇〇で〇〇組を中心に実習をやらせていただきます。
廊下や教室であった時には気軽に声かけてくださいね。
よろしくお願いします。」
例②
「初めまして。
〇〇大学から来ました。
(自分の名前)です。
担当は〇〇で〇〇年を中心に実習を行わせていただきます。
この学校は僕の母校でもありますので学校の先輩として・教員の方達よりも年齢も近いという立場でいろんな話をしたいな〜と考えております。
よろしくお願いします。」
担当クラス・教育実習の自己紹介のポイント
最後に紹介するシーンは担当クラスの前での挨拶・自己紹介です。
先に紹介した職員室・全校集会とは違い型にハマった挨拶よりも、崩した挨拶で構いません。
そのほうが生徒たちにとって話しかけやすく・距離を縮めやすくなるためです。
なので先ほど紹介した内容と併せて、
・趣味
・学生時代の部活動
・大学で何を専攻しているのか
・学生時代の思い出
というように、生徒が食いつきやすいような話を用意を用意しておきましょう。
ちなみに私は自己紹介のために1時間も取って頂いたので、自己紹介することをパワーポイントで発表したらかなり受けがよく授業後も質問ぜめにあいました。
担当クラス・教育実習の自己紹介や挨拶の例
例①
「初めまして。
〇〇大学〇〇学部の(自分の名前)です。
担当教科は〇〇をやらせていただきます。
この教科は苦手な人もいるかもしれませんが、その気持ちを払拭できるように丁寧に教えて行きたいと思います。
趣味は〇〇なので趣味が合う人もいたらいろんな話がしたいな〜と思います。
3週間よろしくお願いします。」
例②
「おはようございます。
〇〇大学〇〇学部の(自分の名前)です。
3週間〇〇の科目をみなさんに教えさせていただくことになりました。
大学では〇〇学を専攻しています。
〇〇学はあまりみなさんに馴染みがないかもしれませんが、意外に近いところで活躍する分野だったりします。
このクラスは受験を控えているクラスということもあり、入試や受験勉強の相談にものれると思います。
どんな話でもしっかりと向き合って聞きたいのでよろしくお願いします。」
という様に職員室・全校集会の挨拶と比べて話している内容も少し具体的ですよね。
これを話さなくてはいけないという決まりはないので、小学校や中学校の児童や生徒が分かる言葉で伝えることができればいいと思います。
ちなみに私は社会の科目の担当だったため、海外の楽しさを教えるためにパワーポイントを使って今まで行った国の話や写真を紹介しました。
パワーポイントを作るのは大変でしたが、生徒へのウケがよかったので作った甲斐があったな〜と思います。
教育実習の自己紹介や挨拶のまとめ
教育実習の自己紹介や挨拶について紹介してきましたがどうでしたか?
難しいと感じましたか?
簡単だなと思いましたか?
教員はどうしても大勢の人に見られて話す機会が多いのでとても緊張してしまうかもしれませんが、その緊張も楽しさに変えられるくらいのバイタリティと余裕ができればいいですよね。
教育実習をする前は不安や緊張してしまうものの、経験してみると壇上で喋ることに対しての恐怖を感じなくなったと言っている人がほとんどです。
落ち着いて元気な声で笑顔で教育実習を乗り切ってくださいね。
以上「教育実習の自己紹介や挨拶の例!小学校や中学校でのコツやポイント!」について紹介しました。