私の実家は田舎のため、冬の時期になるとたくさんのみかんがダンボールいっぱいに送られてきます

甘くて美味しいみかんが送られてくるとご近所さんにも配ったりするんですが、ひとつ気になることが。

みかんがカビていたり、皮がドロドロで腐っていることがあるんです。

お裾分けするみかんが腐っていては困るので、今回は腐ったみかんの見分け方や味、また周りのみかんは食べられるかを調べてみました。

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みかんが腐るとどうなる?見分け方は?

お手頃価格だとついついたくさん買ってしまうみかん。

腐るとどうなるのでしょうか?

腐ったみかんの見分け方

みかんは腐ると以下のような状態になります。

・カビが生える(白い綿のようなものが付いている)

・潰れて汁か出てきている

・ツンとした異臭がする

・皮の中に空洞があり、ブカブカしている

・皮の水分がなくなり、パサついている

・皮の表面がドロドロして溶けている

みかんがいずれかに当てはまる状態のときは腐ってる可能性が高いので、食べないようにしましょう。

ダンボールや箱に入っているみかんの中に1つでも腐っているものがあると、密着している別のみかんも腐ることがあります。

誤って食べてしまうことがないよう、しっかり確認してくださいね。

小さなお子さんがいる場合は大人が見てあげた方が良さそうです。

みかんが腐る原因

みかんの旬は 12月~3月頃で、冬の時期をメインに出回ります。

暑さに弱いので、風通しが良く日の当たらないところで保管するのが良いと言われています。

保管状態さえよければ、常温で置いておいても3ヶ月ほどは持つんだとか。

それでも購入して数日で腐ることもあるんです。

腐る原因は、みかんの傷やみかん同士の重み・圧力とされています。

みかんの収穫時に木や硬いヘタに当たって傷が出来ることは不思議なことではありませんよね。

また、収穫前に虫や鳥によって傷つけられてしまうこともあると思います。

そしてスーパーへ出荷されるときはたくさんのみかんが箱にぎっしり詰められているので、かなりの重みがかかります。

更に輸送中のトラックによる振動で圧力もかかったり。

これらは仕方のないことなので、防ぐのはなかなか難しいですよね。

腐ったみかんを食べるとどうなる?

みかんが腐っているときの皮はドロドログジュグジュの状態になっています。

そのため、大抵は見た目でわかるものですが、万が一腐っているみかんを食べてしまうと腹痛や下痢、ひどい場合は嘔吐してしまいます。

大人よりも子供の方が胃腸が弱いので、症状が重く出てしまう場合もあります。

その際は必ず病院に行きましょう。

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腐ったみかんの周りにあるみかんは食べられる?

箱やネットの中で腐っているみかんを見つけたら、すぐに取り除きましょう

そして、その周りのみかんにも注意が必要です。

みかんのカビ菌は移りやすいので、密着していたみかんにもカビ菌が付いている可能性があります。

見た目では腐っていない場合も、軽く洗い流したり表面を拭くなどして早めに食べるようにしてくださいね。

また、みかんは重さや圧力によって腐ることがあるので、出来れば箱やネットの中で下の方にあるみかんを先に食べることをおすすめします。

腐ったみかんの処分方法は?

ブヨブヨになってしまったみかんや、青や白いカビが生えたみかんをそのままゴミ箱にポイと入れてしまっていませんか?

私もそのように捨てたことがあるんですが、実はこれ NGな処分方法だったんです。

なぜなら、放っておくと大量のカビの胞子が空気中に飛び散ってしまうから

腐ったみかんを処分する際はビニール袋に入れて口をしっかり閉じてから、生ごみとして処分してくださいね。

カビの胞子は軽いので、ドサっとみかんを捨てたり、ゴミ箱の蓋を勢いよく開け閉めするだけでも飛散します。

処分するときはマスクをつけた方が良いですよ。

腐ったみかんをそのまま処分してカビの胞子を吸い込んでしまうと、咳・胸痛・副鼻腔炎・外耳道炎など起こしかねません。

症状が出るのは稀ですが、対策は知っておきましょう。

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みかんの日持ちや賞味期限はどのくらい?

保存方法によってみかんの日持ちは異なるようです。

常温:2週間~1ヶ月ほど。

冷蔵庫(野菜室):2週間~1ヶ月ほど。

冷凍庫:最大3ヶ月ほど。

あくまでも傷みがなく綺麗な状態のみかんの日持ち期間です。

箱やネットにたくさんのみかんが入っている場合は周りに腐ったみかんがないか確認するようにしましょう。

腐ったみかんと密着していると、上記の日持ち期間よりも短くなってしまいます。

みかんを腐らせず長持ちさせるコツは?

少しでも長い期間、みかんを美味しい状態で保ちたいですよね。

正しい保存方法を知っておけばみかんを長持ちさせることが出来ますよ。

常温での保存方法とコツ

みかんの旬は冬なので、風通しが良く日の当たらないところでの保管であれば常温で問題ありません。

保存期間の目安は 2週間~1ヶ月ほど。

より長持ちさせるためには、新聞紙やキッチンペーパーで1つずつ包むのも良いそうです。

この包む方法は、みかんを乾燥から防ぐ効果があります。

かと言って、湿度が高いところで保管するとカビや腐る原因になるので要注意です。

新聞紙やキッチンペーパーでみかんを包んだ際はそのまま放置せず、2~3日でみかんの状態をチェックし、その都度新しいもので包み直してあげましょう。

冷蔵庫(野菜室)での保存方法とコツ

夏場でもみかんを買うことが出来るので、夏に購入した場合は 野菜室に入れておくのがおすすめです。

保存期間の目安は常温と同じく 2週間~1ヶ月ほど。

みかんを野菜室に入れるときはそのまま入れず、新聞紙やキッチンペーパー、ラップで包んだり、ビニール袋に入れましょう。

みかんは乾燥に弱い果物です。

冷蔵庫の中は乾燥しやすいので、みかんを乾燥させないように気を付けてくださいね。

みかんだけに限らず、野菜や果物を冷蔵庫に入れるときは乾燥を防ぐために保護してください。

野菜や果物が乾燥して干からびると、味が劣化し栄養素もなくなってしまいます。

冷蔵庫に保存しておけばカビや腐る心配は少ないですが、乾燥という不安要素があるため、真夏以外の時期は常温での保存がおすすめです。

冷凍庫での保存方法とコツ

とにかく長持ちさせたいという人は冷凍での保存をおすすめします。

最大で 1年ほど日持ちしますが、冷凍期間が長ければ長いほど解凍したときの味は落ちてしまうので、 最大の目安は3ヶ月といったところです。

冷凍みかんというと、子供の頃の給食で大人気なデザートだったのを思い出します。

そんな冷凍みかんを自宅で作っておけば、長い期間みかんを楽しむことが出来ますよ。

◆冷凍みかんの作り方

①みかんを流水で洗います。

②ジップ付きのビニール袋に入れます。(3~5個くらいまとめて入れても大丈夫です。)

③しっかり空気を抜いて冷凍庫で保管します。

食べる前は常温に出して置き、少し解凍させた方が皮が向きやすいですよ。

また、冷凍する前に皮をむいておき、①の工程を飛ばして冷凍みかんを作ることも出来るので試してみてくださいね。

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みかんの美味しい食べ方

田舎やご近所さんからお裾分けされたり、スーパーで安く手に入ったりなど、みかんが大量にあるなんて経験ありませんか?

腐らせてしまうのは勿体ないので、ひと手間加えて美味しくいただきましょう。

皮のむき方を工夫する

参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=NhQK2d5l1eM

普段は黙々とむいているみかんの皮ですが、実はこんな面白いむき方があるんですよ!

お花のような形をしたみかん、イモムシのような形をしたみかん、腕時計の形のみかん。

皮のむき方を工夫するだけで、ワイワイ盛り上がるみかんタイムになりますよね。

お子さんのためにむいてあげたら喜んでくれること間違えナシです。

みかんゼリーを作る

 

 

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子供から大人までみんなが大好きな みかんゼリーを作ってみましょう。

みかんゼリーというと、みかんの缶詰を使う人が多いと思いますが、せっかく本物のみかんがあるので缶詰は使いません!

用意するもの

みかん:7~8個(果汁250cc)

砂糖:50g

粉ゼラチン:1袋(5g)

水:大さじ2杯

 

◆みかんゼリーの作り方

①みかんは皮をむいて横半分に切り、ジューサーに入れます。(ジューサーがない場合は手で絞るのもOK)

②粉ゼラチンに水を合わせて溶かします。

③みかんの絞り汁を鍋にいれて弱火にかけたら砂糖を入れ、砂糖が綺麗に溶けてからゼラチンを入れて溶かします。

④ゼリー液を容器に入れて冷蔵庫で2時間ほど冷やせば完成です。

最後に薄皮をむいたみかんを乗せたら見た目もオシャレに。

みかんの缶詰よりもフレッシュで濃厚な味を楽しめるゼリーが簡単に作れます

一度に大量のみかんを消費できるので、普通にみかんを食べるのに飽きてしまった場合はおすすめですよ。

マーマレードを作る

 

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マーマレード ジャムの違いって知っていますか?

果物の皮が含まれているのがマーマレード、含まれていないのがジャムです。

どちらも買うと結構高いんですよね。

みかんがたくさんあるなら、是非手作りしてみましょう。

今回は電子レンジで作れる、みかんの皮を入れたマーマレードの作り方をご紹介します。

用意するもの

みかん:1kg(お好みの量で)

グラニュー糖:500g(みかんの半分の量)

 

◆マーマレードの作り方

①みかんのヘタをとって皮ごと良く洗い、4等分に切ります。

②皮は千切りにし、耐熱容器に入れます。

③皮の上からグラニュー糖を入れて、実の部分を指で潰しながら入れます。

④500wの電子レンジで5分加熱します。

⑤軽くかき混ぜてから再度500wの電子レンジで3分加熱します。

⑥もう一度かき混ぜてから500wの電子レンジで2分加熱します。

⑦水分量の様子を見て更に500wで3分加熱し、トロッとしたら完成です。

皮を入れるため、出来れば 無農薬のみかんを使ってくださいね。

ジャムもマーマレードも基本的に作り方は同じなので、皮の苦みが苦手な人は果肉のみでジャムにするのもOKです。

トーストに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、炭酸水に入れてジュースにするのも美味しいですよ。

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みかんが腐る時のまとめ

いかがでしたか?

冬になると食べたくなるみかん。

今回の内容を参考に、少しでも長持ちさせて美味しく食べてくださいね。

以上、「みかんが腐るとどうなる?味と皮の見分け方や周りは食べられる?」の記事でした。

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