春になりますとあちらこちらで美しい花が咲くので、花が好きな方には最高の季節ですよね。

春に咲く花の中でも「花木の女王」と呼ばれている美しい花がシャクナゲ。

シャクナゲが咲き誇る有名なスポットの一つに奈良県の室生寺があります。

今回は室生寺のシャクナゲの見頃や開花状況、見どころについて紹介したいと思います。

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室生寺へのアクセス方法と基本情報

まずは室生寺の基本情報を紹介します。

室生寺

■住所 奈良県宇陀市室生78

■問合せ先 0745-93-2003

■拝観時間 8:30~17:00(4月1日~11月30日)
9:00~16:00(12月1日~3月31日)

■拝観料 大人600円 子供400円

■アクセス 近鉄室生口大野駅よりバスで室生寺前行に乗車、終点下車徒歩5分

バスの乗車時間は15分ほどでバスの本数は1時間に一本程度。

シャクナゲの季節と秋の紅葉の季節は臨時バスも運行しています。

シャクナゲの花言葉は?

室生寺 シャクナゲ
シャクナゲの花言葉には以下の4つがあります。

・威厳
・警戒
・危険
・荘厳

とてもきれいな花なのに、花言葉を知ると結構怖いですね!

危険という花言葉がついたのは、シャクナゲはもともとヒマラヤの高山にしか咲かない花だったからだそうです

シャクナゲを見るために命がけで高山を登る人々!

昔の人も簡単には近寄ることができない高嶺の花にもかかわらず、シャクナゲに惹かれていたワケですね。

高嶺の花のイメージから、「威厳や荘厳」の花言葉が生まれています。

また、美しい花には毒があると言うとおり、シャクナゲの葉っぱには毒が!

そこからつけられた花言葉が「警戒」です。

室生寺のシャクナゲの見頃や開花状況

室生寺に行くならシャクナゲが満開の時期に行きたいですよね。

例年、室生寺のシャクナゲは4月中旬から5月上旬に見ごろを迎えていて、この時期に合わせて室生寺では「しゃくなげまつり」が開かれます。

天候によって開花状況は多少前後しますが、だいたいゴールデンウィーク頃が一番の見頃です。

あたたかい日が続く場合は早く見ごろが終了してしまう可能性がありますので、シャクナゲの開花状況をチェックしてからお出かけください。

開花状況は室生寺に直接電話でお問合せ頂くか、なら旅ネットでも更新されているのでお出掛けの前に参考にしてみてくださいね。
⇒なら旅ネット

ちなみに2016年は5月9日に「散り終わりました」という情報が出ていましたので、平年よりも見ごろは少し早かったようですよ。

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室生寺の見どころ

室生寺は奈良時代、後に桓武天皇となる皇太子山辺親王に対し、興福寺の高僧が病気平癒を祈って効果があったことで、勅命で作られた歴史ある真言宗のお寺です。

シャクナゲを見に行くときにぜひ訪れて頂きたい室生寺の見どころをご紹介します。

小さくても素敵!

室生寺の本堂の横には、屋外最小という小さいながら歴史ある立派な国宝の五重塔があります。

石段の下から見たときは大きな塔だと思ってのぼってみたら高さはわずか16.22m、あまりの小ささに驚く人も!

この小ささゆえに五重塔は「弘法大師一夜作りの塔」とも呼ばれています。

でも、小さくても屋外にある木造五重塔の中では法隆寺塔に続く2番目に古い塔です。

1998年は台風で大被害を受けて再建できないとまで思われた五重塔ですが、2000年に多くの職人の手により無事によみがえりました。

記念撮影には最高!

室生寺の入り口には朱塗りの太鼓橋があります。

太鼓橋の長さは20mほど、この橋を渡って参拝者は山門をくぐり室生寺の中へと入ります。

太鼓橋の下には川が流れ、前方には山門、周りには山と絶好の撮影スポットです。

山は四季折々の美しさを見せてくれ、特に秋の季節は紅葉と朱塗りの太鼓橋の競演が見事で、多くの観光客を楽しませています。

8本ではなく10本?

何体も特徴ある仏像が置かれている室生寺の中で、ひときわ特徴ある仏像が、軍荼利明王です。

災いを取り除いてくれるという軍荼利明王は普通は8本ですが、こちらの軍荼利明王の手足はなぜか10本!

顔を見ますと、何となく親しみを感じさせてくれるかわいい仏像です。

歴史ある室生寺でシャクナゲを楽しもう

毒を持っていながらも優美で美しい高嶺の花、シャクナゲを見に行きたいという方は、是非ゴールデンウィークをねらって室生寺に行く旅行の予定をたてましょう。

室生寺には歴史ある仏像や五重塔など他にも見ごろがありますから、花を観賞するだけでなく日本の歴史を堪能してくださいね。

以上、「室生寺のシャクナゲ、見ごろや開花状況!花言葉や見どころは?」について紹介しました。

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