綿、麻、ポリエチレン、ナイロン、、、洋服には色々な素材が使われていますよね。
今回は、数ある素材の中で 人気の高いレーヨンについて特集しました。
レーヨンと聞くとみなさんはどんなイメージを持ちますか?
吸水性や肌触りはいいの?どんな季節に使うと快適?洗濯方法は?などなど疑問も多いですよね。
レーヨン素材の洋服がどの季節におすすめなのか、 生地を傷めない洗濯方法についてまとめました。
目次
レーヨンの特徴は?
・化学繊維でできている
・光沢感がある
・染色しやすい
・水に弱い
・縮みやすい
レーヨンは 天然繊維ではなく、化学繊維でできた素材なんです。
ただ、植物由来の原料を使い、土に戻りやすい性質をもった環境にやさしい素材ではあります。
レーヨンは英語でrayonと表記され、光という意味のrayが使われています。
光沢感のある見た目から付けられたそうですよ。
繊維自体は 染色しやすく様々な色や柄に加工されているのも特徴の1つです。
欠点としては、 水に弱く縮みやすいこと。
そのためレーヨンは汗ばむ季節には着れなかったり、洗濯方法で悩む人が多いんです。
レーヨンは夏の季節におすすめ?
レーヨンは暑い
レーヨンは触るとひんやりとした感触がして、涼しいようにも感じますが 通気性が悪く熱がこもったように暑く感じることもあります。
また、レーヨンはコシやハリ感の少ない素材なので、洋服のデザインによっては厚めのレーヨンで作られていることも。
そうするとさらに通気性が悪くなり、暑いと感じることがあります。
同じレーヨン100%でも、素材の暑さによって感じ方は様々なようですね。
レーヨンは汗を吸う素材
レーヨンは、 汗をよく吸う素材です。
ただ、最初の特徴で上げたように、水に弱い性質も持っています。
暑い季節に激しいスポーツをしてたくさん汗をかくような場面では、レーヨンはあまり向かないこともあります。
つるつるすべすべの肌触り
レーヨンはコシやハリ感が少なく柔らかい素材なので、 つるつるすべすべとした肌触りがします。
綿などは使い続けるとゴワゴワとした質感になりがちですが、レーヨンはそのようなことはあまりありません。
肌着やシーツなどに使われることが多いんですよ。
とろみ素材が夏のゆったりシルエットに合う
レーヨンの柔らかくとろみのある特徴を生かして、 夏の季節にぴったりなゆったりシルエットに使われることが多いです。
夏の季節は、スキニーパンツのようにピタッとした洋服よりもゆるっとしたシルエットの洋服を着る機会が増えますよね。
レーヨンは肌触りも良いので、ゆるっとラフに着こなしたい時にはぴったりの素材なんですよ。
レーヨンは冬の季節におすすめ?
レーヨンは静電気が起きにくい
冬の洋服は寒さを防げるだけでなく、静電気が起きやすいかどうかも選ぶときにとても重要になります。
レーヨンは静電気が起きにくい素材なので、乾燥する冬の季節にも安心して使うことができますよ。
静電気が起きにくいと、洋服を脱ぎ着した時にバチバチとする静電気を防げるだけではありません。
花粉は静電気の力によって洋服にくっつくので、温かい季節に花粉症で悩まされる人にもおすすめなんです。
レーヨンは発熱効果がある
レーヨンには発熱効果もあるので、保温効果の高い肌着として使われることもあります。
夏の季節には熱がこもりやすいというデメリットになりますが、冬の季節にはこれが温かく感じるメリットになるんです。
肌触りの良い素材なので、直接肌に触れても嫌な感じはしませんよ。
レーヨンの季節に一番おすすめな時期は?
ここまで、レーヨンの特徴から夏と冬に使用するメリット・デメリットを紹介しました。
総合的に考えると、レーヨンを着るおすすめの季節は春から夏にかけてがちょうど良いと言えますね。
まだ肌寒い日があるけど、冬物を着るのは季節感がない…
そんな時にはレーヨンを使った肌着がおすすめ。
夏のじっとり汗ばむ季節にレーヨンを着るのは難しいですが、少し暖かくなってちょっとだけ汗をかいた時には、レーヨンがしっかり汗を吸収してくれますよ。
何より静電気が起きにくいので、花粉症の人は春の季節でも快適に過ごすことができちゃいます。
春から夏にかけて体温調整が難しい時期には、ぜひレーヨンの洋服をチョイスしてみてくださいね。
レーヨンを使ったおすすめの季節アイテム
and Me… シフォンンカットソー
レーヨンが35%配合された and Me…のシフォンカットソー。
ふわっと柔らかなシルエットでゆったりと着こなすことができます。
胸元のVネックは、鎖骨から首のラインを綺麗に見せてくれる効果も◎。
オフィスカジュアルとして、ビジネスシーンでも使うことができますよ。
カラーは、ブラック・ネイビー・オフホワイト・ベージュ・ピンクの5色。
着回ししやすい色ばかりなので、お手持ちの洋服との相性もばっちりです。
Pierrot マキシワンピース
レーヨン混素材を使用した Pierrotのマキシワンピース。
レーヨンの特徴である吸汗速乾機能とUVカット機能を兼ね備えたオリジナル生地です。
着丈119cmのミドル丈と着丈129cmのロング丈から選べます。
ミドル丈は、足首を見せてすっきり見せたい人や背が小さくてもマキシ丈ワンピースを着たいという人におすすめです。
バックスタイルは、ノーマルタイプとバックスタイルもお洒落に露出できるYバックタイプの2タイプ。
日常使いにはノーマルタイプが、リゾートや海では大胆なYバックタイプがおすすめですよ。
Yバックタイプは、中に半袖Tシャツを合わせれば日常使いもOKです。
Cont Rante インナー
冬の寒い季節でもおしゃれを楽しみたい人におすすめなのが、 Cont Ranteのインナーです。
Cont Ranteのインナーは、襟ぐりの深さが特徴的。
トップスの下にインナーがチラ見えしてしまうのは、ダサく見えてしまいますがCont Ranteのインナーならそんな心配はありません。
胸元と肩ラインが大きくあいているので、胸元があいたトップスとの相性は抜群です。
伸縮性も高く着心地もとっても良いんです。
冬のおしゃれには欠かせないアイテムですよ。
KOBE LETTUCE 洗えるニットカーデ
少し肌寒い時の羽織におすすめなのが、 KOBE LETTUCEの洗えるニットカーデ。
シルクのような肌触りで高級感のある質感のニットです。
カラーバリエーションも豊富なので、お気に入りの1色を見つけることができますよ。
何よりも便利なのは、自宅で簡単に洗濯ができること。
レーヨンを80%も使用しているのに、水洗いできるのはとても嬉しいですよね。
毛玉や縮みを防ぐレーヨンの洗濯方法
短時間で手洗い
レーヨンは長時間水につけてしまうと生地が縮んでしまうので、自宅で洗濯をする場合は、 短時間で手洗いする方法がおすすめです。
水につける時間の目安は、3分程度。
これ以上つけてしまうと縮んでしまう可能性があるので、注意しましょう。
3分だけではがんこなシミ汚れを落とすのは難しいので、気になるシミは予め部分的に落としておくのがおすすめです。
平干しをする
洗濯が終了したら、 日陰で平干しをするようにしましょう。
一般的にハンガーにかける干し方だと、水の重みで生地が伸びてしまいます。
平に敷いたネットの上に乗せるなど平干しすることで、干す時の伸びを防ぐことができます。
平干し専用のネットを使うといつもの物干し竿でも平干しすることができますよ。
レーヨン素材以外にもニットなどの伸びが気になる洋服に使えるので、1つ持っているととても便利です。
レーヨンの毛玉処理のやり方
・毛玉取り専用のクリーナーを使う。
・カミソリを使う。
・スポンジで軽くこする。
レーヨンは毛玉が付きやすい素材なので、毛玉取りの方法も知っていると便利です。
毛玉取りにはいくつかやり方がありますが、 1番のおすすめは毛玉取り専用クリーナーを使うこと。
生地を傷めることなく表面についた毛玉だけを綺麗に取り除くことができます。
クリーナーによっては、洋服の毛足の長さに合わせてカッターの位置を調節できるものもあるので、パーカーや靴下、セーターなど色々な洋服の毛玉ケアができます。
毛玉取り専用クリーナーを持っていない場合には、カミソリや食器洗い用スポンジを使って毛玉を取ることもできますよ。
クリーニングに出す
大切な洋服の場合は、プロの力を借りてケアするのが1番です。
クリーニングでは、自宅ではできないドライクリーニング法でレーヨン素材の洋服を洗濯してくれます。
ドライクリーニングとは、その名の通り水を使わない洗濯の方法。
水に弱いレーヨンにはぴったりの洗濯方法なんですよ。
レーヨンのケアにおすすめのアイテム
折りたたみ式平干しネット
自宅で洗濯をし平干しをする時におすすめなのが、 折り畳み式平干しネット。
通気性の良いネットなので、日陰干しでもしっかり洋服を乾かすことができます。
レーヨン以外にもニット素材の洋服やぬいぐるみ、枕を干すのにも使えます。
使わない時は、折りたたんで省スペースにしまえるのも嬉しいですね。
毛玉とるとる
レーヨンの毛玉ケアにおすすめなのが、 毛玉とるとる。
実は、私もこの毛玉クリーナーを愛用しています。
毛玉とるとるは、洋服を着たまま毛玉取りができるので、お出かけ前にササッとケアすることができちゃいます。
洋服の毛足に合わせてカッターの位置を変えると、ちょうど良い長さでカットすることができます。
パワーも十分で洋服がとっても綺麗になります。
季節に合ったレーヨンを選んでみよう
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レーヨンの特徴やケアの仕方、おすすめレーヨンアイテムを紹介しましたが、いかがでしたか。
特徴やケアの仕方を知ることで、大切な洋服を長く着こなすことができますよ。
肌触りが良くて高級感のあるレーヨンをぜひ試してみてくださいね。
以上、「レーヨンの季節は夏と冬におすすめ?素材の特徴や生地を傷めない洗濯方法も」について紹介しました。