埼玉県秩父市で秋に行われる「龍勢祭り」をご存知でしょうか?
「龍勢」と書いて「りゅうせい」と読むのですが、秩父市吉田地区の人たちがロケットを作り打上げるというちょっと変わったお祭り。
花火ではなくてロケットを打上げるのはココでしか見られない光景でしょうね。
今回は、龍勢祭り・あの花は秩父が聖地!雨天の場合や駐車場・日程について紹介します。
龍勢祭りとは
龍勢祭りは秩父市にある椋(むく)神社の例大祭で、400年以上もの歴史があると言われています。
この祭りの見どころは何と言っても、手作りのロケット「龍勢」の打上げ。
昔は吉田川の河原で大火を燃やし投げ、その炎の光で神々を慰め祀ったようです。
しかし明治初期の頃にはすでに現在と同じ方法で行われていて、手製のロケットを打ち上げるという形に。
龍のように勢いよく打ち上がっていく様子から、「龍勢祭り」と呼ばれるようになったとも言われています。
27流派(団体)が30本もの手製ロケットを空高く打上げる様子は必見ですよ。
2017年の日程や雨天の場合は?
龍勢祭りは毎年10月の第2日曜日に行われていて、2017年は10月8日に開催が決定しています。
雨天決行なので、天候が良くない場合はカッパやタオルを用意したほうが良さそうです。
出来れば晴れた日に空高く打ち上がるロケットを見たいものですね。
龍勢祭り2017
■日程
10月8日(日)
■打上げ時間
8:40~17:00
(11:00~11:50は休止)
■会場
吉田椋神社周辺
■問合せ先
秩父市吉田総合支所 地域振興課
0494-77-1111
アクセスと駐車場情報
■車の場合
会場周辺にはいくつか無料駐車場(吉田小学校・吉田中学校など)が用意されていますが、最近では9万人程度の人出で賑わうため、会場近くの無料駐車場は混雑し駐車するのにかなりの時間が必要となる可能性も。
秩父みどりが丘工業団地から随時無料シャトルバスが出ていますので、無料駐車場に止めてシャトルバスで会場に向かうのがオススメですね。
秩父みどりが丘工業団地をナビで登録する際は、以下の住所を入力してください。
「秩父みどりが丘工業団地 地区センター」
埼玉県秩父市みどりが丘54
0494-62-2623
会場付近の37号線は終日交通規制が行われるので、ご注意くださいね。
■電車とバス場合
電車を利用する場合は、2パターンの行き方があります。
西武鉄道「西部秩父駅」より臨時バスに乗車し「龍勢会館」で下車。(乗車時間約40分)
バス停から徒歩約10分。
秩父鉄道「皆野駅」より臨時バスに乗車し「龍勢会館」で下車。(乗車時間約20分)
バス停から徒歩約10分。
龍勢祭りの見どころ
龍勢は夢をのせたロケット
手製のロケットである龍勢は構想から制作まで1年をかけて行われます。
花火とは違いロケット構造になっているので、着火するとガスの噴射するエネルギーによって上空300mまで白い煙を出しながら打上げられます。
27もの流派が長さ15~18m、重さ30~40kgの龍勢を試行錯誤しながら制作。
祭り本番に備えるのですが、花火と違って龍勢の打上げ成功確率は低く失敗することも多いんだとか。
熟練であっても火をつけてみるまで結果は分からないそうで、打上げが成功すると大きな歓声で沸き上がります。
「あの花」は秩父が聖地!
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は秩父をモデルにしたアニメで平成23年に放送されて以来、秩父はファンの聖地に。
脚本家を担当した岡田麿里さんは秩父出身なので、アニメでも物語がリアルに描かれています。
放送前は3~5万人ほどの人出だったのですが、放送開始後の2011年には11万人もの来場者で賑わいました。
アニメで登場する超平和バスターズが花火を打ち上げる場面もあるので、龍勢祭りを実際に見てみたいという人が集まったんでしょうね。
2011年からは声優陣もゲスト出演していて、これまでめんま役の茅野愛衣さん、つるこ役の早見沙織さん、ぽっぽ役の近藤孝行さんが祭りに華を添えてくれました。
今年はどなたか参加するのか楽しみですね!
有料桟敷席もある!
龍勢祭りでは有料の桟敷席も用意されているので、1日中ゆっくり見たい方は事前予約をオススメします。
昨年度は予約開始をした当日に売り切れるほどの人気だったため、今年も即完売が予想されます。
龍勢会館で直接申し込みするか、電話でも申込み可能です。
■電話番号
龍勢会館0494-77-0333
■受付時間
9:00〜16:30
(火曜日は休館日)
■料金(人数は目安です)
・0.5坪 3,000円 (1〜2人)
・1坪 6,000円(2〜4人)
・1.5坪 9,000円 (4〜6人)
・2坪 12,000円 (6〜8人)
■注意事項
・日傘やパラソルは利用不可
・飲食の持ち込みは自由
・背の低い座卓に限り持込み可能
桟敷席はコンパネがひいてあるものの長時間座っていると足腰が痛くなってしまうので、ゴザやクッション、座布団を用意するとさらに快適に観覧することができますよ。
後ろの人の視界の妨げになる高さのあるテーブルや椅子の持ち込みは出来ませんので、ご注意ください。
もちろん無料で観覧することもできますが、家族やカップルでゆっくり見たい方は有料桟敷席がいいですね。
以上、「龍勢祭りはあの花は秩父が聖地!雨天の場合や駐車場・日程は?」についてまとめました。