昔から小学校の卒業式と言えば女子も男子もスーツやブレザーなどの格好が当たり前でしたが、ここ数年で小学校の卒業式に袴姿の子どもが増えてきています。
ちょっと前まではAKBのようなブレザーにチェックのスカートが流行っていたのに、最近では袴姿が人気なんですね。
盛り上がりの一方で袴姿で卒業式に出席するのを禁止している学校もあるんですよ。
一体どんな理由なのでしょうか?
今回は、卒業式に小学生が袴を着るのを禁止している理由や世間の意見について紹介していきたいと思います。
小学生の卒業式に袴が流行中!割合はどのくらい?
袴が流行しているのは地域によって差があったりもするようですが、女子から広まって最近では男子にも浸透していっています。
どのくらいの人数が袴姿で卒業式に出席するのか調べてみると、
女子の場合・・・各クラスで5人~7人程
男子の場合・・・各クラスで1人~3人程
といった感じです。
袴姿に憧れている小学生は年々増加傾向にあるので、今後も袴で卒業式に出席する人数が増えていくかもしれませんね。
袴が流行っている理由は?
とっても可愛らしい小学生の袴姿。
一体どんな理由で袴での卒業式が流行っているのでしょうか?
大きく分けると3つの理由が見えてきました。
自分だけ違う恰好だと恥ずかしいと言った昔の印象はなく、どうすると人と違って自分だけが目立てるのかを考えている小学生が多くいます。
女子にとってはよくある意見ですよね。
友達同士で卒業式には袴を着る約束などをしている子もいるので、どんどん袴の割合が高くなってくるようです。
2016年に公開された映画「ちはやふる」では袴姿で主人公が登場し話題になりました。
映画の影響から「憧れの芸能人のような袴を着たい!」という小学生も増えて2017年3月の卒業式では袴を着る小学生が急増しました。
その他には「七五三でも袴を着たのでもう一度着てみたい」や「親が袴を着せたい」と意見もありましたよ。
一方で禁止する学校も
私服の学校の場合、「卒業式の服装として正装であれば何を着ても良い」と思っている親御さんも多いと思うのですが、実際には袴姿などを禁止している学校もあるため注意が必要になってきます。
禁止の理由としては、
・規律、礼、着席などが遅れてしまう
・お手洗いに行った時の大変さ
・着くずれの対処に困る
・華美にエスカレートしてしまう
一番問題なのが「トイレ」ですよね。
小学生のレンタル袴は両足は分かれていないためロングスカートのようになっています。
普段と同じとはいきませんが、小学校6年生であれば1人でトイレを済ますことは出来るはず。
ただし小学校によっては卒業式で袴を禁止している場合もありますから、一度通っている小学校に問い合わせてから袴の準備をするといいと思います。
親や世間の反応は?
両親の反応としては、賛成の人、反対の人、無関心の人など本当に様々あって、理由もきちんとありました。
賛成の人の意見としては、「私服の小学校なので卒業式も自由で良い」。
反対の人の意見としては、「着崩れの心配や動きにくい」「小学校の卒業式にお金をかけすぎでは?」と言った意見が目立っていました。
ただ賛成している親の方も袴の全ての衣装に賛成しているわけではなく、あくまでも小学生らしい袴の柄や派手すぎない袴だったら賛成と言った意見もありました。
世間の反応としては、「別に卒業式に袴を着ても良い」や「見ていると初々しい」と言った感想がありましたよ。
その他にも着物業界からは嬉しい声もあって「今の子どもは着物に興味がないので、少しでも着物や袴に興味を持ってもらえるのが嬉しい」と言った声もあったりします。
どちらかと言うとまだまだ世間や親の反応では反対派が多い中、少しずつ賛成派の人も増えてきている印象です。
卒業式で小学生が袴を着る際のまとめ
小学生が卒業式で袴を着る割合は年々増加傾向にあります。
親や世間の反応もそれぞれですが、費用を抑えた上で小学生らしい袴を準備するのがベストではないでしょうか?
どうしても子どもが「小学校の卒業式で袴を着たい」と言ったら、反対するのではなくまず学校に問い合わせてみるといいですね。
ダメな場合はきちんと理由を説明して、スーツなど他の服装選びを子どもと楽しんでみてください。
以上、「卒業式に小学生が袴を着るのは禁止!理由は?」について紹介しました。