身近な生き物である トンボですが、季節はいつかと聞かれるとイメージするトンボにより時期が異なることに気づきますよね。

夏に水辺で目にするイメージもあれば、秋の夕暮れに飛ぶイメージもあるため、季節を簡単に限定できないのも事実です。

今回は、 トンボの季節について、種類による違いや俳句の季語・着物の柄として相応しい季節をまとめて紹介していきたいと思います。

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トンボの季節はいつ?

トンボの季節は4月~11月でピークは7月~9月!

トンボの季節は4月~11月、春から秋までが成虫の活動する時期になります。

春先にいち早く羽化する種類だと4月中から目にしますが、最も多くの種類のトンボがみられる活動の ピークの季節は7~9月です

夏から秋口にかけて最盛期を迎えたあと、10月以降はだんだん数が減少していき、11月にはほとんどの種類が活動を終えます。

トンボの季節は種類によってピークが異なる!

冬場を除く春~秋までの3シーズンが主な活動時期のトンボですが 、種類によってピークの季節が異なるのが特徴です。

日本には200種類近くのトンボがいるため、品種によって活動の季節にはかなりの幅があります。

①春季種(しゅんきしゅ)…春~初夏がピークの種類

②夏季種(かきしゅ)…夏がピークの種類

③秋季種(しゅうきしゅ)…秋がピークの種類

④季節性のない種…春~秋の3シーズン見られる種類

成虫が活動する季節のピークは、種類により主に上記の4つのパターンがあるので、種類を見分ける際の手がかりにもなりますよ。

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トンボの季節1:春~初夏がピークの種類

トンボの季節は夏から秋口がピークですが、他の種類に先駆けて 春から初夏に活動する春季種に属するトンボも少なくありません。

春季種のトンボの多くは4月中に羽化して成虫になり、早い品種では夏を待たず6月頃に姿を消します。

以下に代表的な春が季節のトンボの種類をあげておきましょう。

サナエトンボ

サナエトンボは春が季節のトンボの代表的な種類で、田植えの時期に目にすることが名前の「早苗」の由来になります。

4月頃に羽化し、早ければ6月、大半が7月頃に活動を終える品種で、黒地に黄色い模様、目は緑の複眼が多く、オニヤンマと似た見た目です。

ヤマサナエ・キイロサナエ・オグマサナエ・アオサナエなど、「○○サナエ」とつく名前のトンボには春が季節の種類が多数あります。

ヨツボシトンボ

ヨツボシトンボは黄色がかった茶色をしたトンボの品種で、 活動の季節は4~7月です

ゴールデンウィーク頃が最もよく見られる時期で、体長は4~5㎝、比較的がっしりとした体形をしています。

サラサヤンマ

参照元URL:https://youtu.be/RJlR16JOaFY

サラサヤンマは、ヤンマ科のトンボの中でいち早く羽化する種類で、 4月下旬~7月上旬頃が活動の季節です。

黒地に黄色~黄緑の模様がある小型のヤンマで山間部や池・沼などに生息します。

ニホンカワトンボ

参照元URL:https://youtu.be/WGxGRdM-BvA

ニホンカワトンボは清流に生息する中型のトンボで、 5月中旬~8月上旬に見られます。

羽の色が茶色と透明の2つのタイプに分かれ、ひらひらと飛ぶのが特徴。

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トンボの季節2:夏がピークの種類

夏が活動のピークとなる 夏季種のトンボは5月下旬頃に羽化し、9月頃までが活動の時期になります。

夏が季節のトンボにはバラエティ豊かな種類がそろっているので、代表的な品種を紹介しておきましょう。

オニヤンマ

日本に生息するトンボの中で最大の オニヤンマは、夏が季節のトンボの代表格です。

6月頃に羽化して10月頃まで見られますが、活動のピークは真夏で、黒地に黄色の模様、グリーンの目を持ちます。

キイトトンボ

キイトトンボはイトトンボ科のトンボで、 5月頃に羽化して秋口まで姿を見ることができます。

池や沼などの止水域が生息場所で、明るい黄緑色の胴体を持つのが特徴です。

ショウジョウトンボ

参照元URL:https://youtu.be/OvnOg9x2hr8

ショウジョウトンボは、4月~10月頃までが活動時期ですが、よく見かける季節は7月~8月の暑い時期です。

鮮やかな赤い胴体が印象的なトンボで、都市部の池や水田でも目にすることがあります。

チョウトンボ

チョウトンボ6月頃に羽化して9月頃まで見られる夏が季節のトンボです。

メタリックな青緑色の美しい羽と蝶のような飛び方が特徴で、水生植物の多い沼や池などで観察できますが、近年、数が減少しています。

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トンボの季節3:秋がピークの種類

秋が季節のトンボは、5月~6月頃に羽化したあと、夏の間を林や山の中で過ごし、秋口から活発に活動し始めるのが特徴です。

9月~10月が最もよく見かける時期ですが、11月頃から遅いものでは12月まで生きる個体も。

以下に代表的な種類をご紹介しておきましょう。

赤トンボ(アカネ属)

赤蜻蛉(あかとんぼ)として知られる アカネ属のトンボは、秋が季節の代表的な種類で、アキアカネ・コシノメトンボ・キトンボなどがあります。

アカネ属で最も一般的なアキアカネは、6月頃に羽化して夏を涼しい高地などで過ごし、9月頃に里に下りて集団で飛ぶ姿が見られる種類です。

アオイトトンボ

アオイトトンボも初夏に羽化したあと、夏の間は薄暗い林の中などで過ごして秋に水辺へ戻り11月頃まで見ることができます。

美しい青緑色の細い胴体をしていて、オスは成熟すると胸の側面が白い粉をふいたようになるのが特徴です。

カトリヤンマ

カトリヤンマ7月頃に羽化し秋の季節になると収穫の終わった田んぼなどに産卵にやってくるトンボ

夕方に活発に活動する習性があり、腰のあたりが細くなっているのが特徴的です。

トンボの季節4:春~秋に常時みられる種類

春の早い時期に羽化して秋の終わりまで、春・夏・秋の季節を問わず、常時、見ることができるトンボもいるのでご紹介しておきましょう。

シオカラトンボ

シオカラトンボは、4月~11月頃まで長い期間活動するトンボです

成熟した雄が水色になるのが名前の由来で、メスは茶色のためムギワラトンボとよばれることも。

自然豊かな場所だけでなく、住宅地でもよく目にするお馴染みの種類のトンボとなっています。

ギンヤンマ

ギンヤンマ4月~11月頃までの長い季節にわたってよく見るトンボの種類です。

胸のあたりが緑、腹部の付け根部分が青いのが特徴で、山地や水田は勿論、学校のプールや住宅地の公園などでも見かけることがあります。

ホソミイトトンボ

参照元URL:https://youtu.be/s1UojOXfk6w

ホソミイトトンボ 成虫が越冬することで知られる種類で、ブルーの胸部と腹部をもつ細長い体形のトンボです。

水生植物が生える自然豊かな池や沼に生息しており、早春に卵を産むため、越冬型と夏型の両方がいます。

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トンボの季節は季語としてはいつ?

俳句や手紙の時候の挨拶で用いる季語としての トンボの季節は、秋になります。

ただし、「イトトンボ」は、例外的に夏の季語になるので注意しましょう。

一般的なトンボは、初秋・仲秋・晩秋の3つの秋のシーズンである三秋(さんしゅう)に使うのが相応しい季語です。

ただし、俳句や和歌の季節は旧暦で考えられるため、今のカレンダーに当てはめると初秋が8月、中秋が9月、晩秋が10月頃。

現代の一般的な四季の感覚より1カ月ほど季節を先取りしているイメージですね。

トンボの季節は着物の柄としてはいつ?

「勝ち虫」と呼ばれるトンボは、昔から縁起の良いモチーフとして着物や浴衣の柄でもよく見るデザインで、 初夏から秋口が季節になります。

着物では、季節を先取りするのがおしゃれとされるので、5月~10月頃を目安に、トンボ柄を取り入れるといいですね。

おすすめのトンボ柄のアイテム1

上記の浴衣3点セットは、 白地にブルーの笹竹とトンボが描かれた涼し気なデザインで、大人っぽいシックな夏の装いにはぴったりですよ。

半幅帯と下駄もセットになっているので、お求め後、すぐにお召しになることができるお手軽なセットとなっています。

おすすめのトンボ柄のアイテム2

夏の着物のコーデにトンボの柄を取り入れるなら、帯揚げにさりげなくトンボのモチーフを使うのもおしゃれでおすすめです。

上記のクリーム地の帯揚げは、透け感のある涼し気な生地で、雲と菊文様が地模様に施されたエレガントな逸品。

お着物の色を選ばない合わせやすいトーンなので、コーデの幅が広がるおすすめの小物ですよ。

トンボの季節や季語・着物の柄の時期を確認!

という事で、トンボの季節について、種類による違いや季語・着物の柄としてのトンボの季節も併せてご紹介しましたがいかがでしたか。

夏や秋のイメージが強いトンボですが、ほぼ一年中目にする可能性がある身近な生き物なので、より理解を深めるヒントにお役立てくださいね。

以上、「トンボの季節はいつ?種類による違い季語や・着物の柄として相応しい時期も紹介!」の記事を紹介しました。

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