初夏に咲く花の中でも雨にも負けずに美しく咲く花といえばあじさいです。
雨にうたれるとしぼんでしまう花が多い中、あじさいの美しさは衰えることがありません。
あじさいの名所は関西にもいくつかあり、その中でもおすすめしたいスポットの一つが奈良県大和郡山市にある矢田寺です。
矢田寺のあじさいはいつごろ見頃を迎えるのでしょうか?開花状況や矢田寺のアクセス方法などをまとめましたので、参考にしてください。
矢田寺とは
矢田寺は地名の「矢田の里」から名付けられた通称であり、元の名は金剛山寺といいます。
矢田寺は別名「あじさい寺」としても有名。
昭和40年頃から植えられ始めたあじさいは、今では60種類10000株までになりました。
あじさいだけでなく、こちらのお寺は日本のお地蔵様の発祥の地としても知られており、日本最古の延命地蔵菩薩が安置されています。
地蔵菩薩は「矢田のお地蔵さん」と呼ばれているんですよ。
開基は今から1300年前にさかのぼります。
後の天武天皇である大海人皇子が壬申の乱の戦勝を祈願するために矢田山に登られて、七堂伽藍48箇所坊を造営されました。
本尊は十一面観世音菩薩と吉祥天女だったのですが、後に地蔵菩薩が安置されてから矢田寺は地蔵信仰の中心地に。
本尊の木造地蔵菩薩立像の他にも、重要文化財が数多く収蔵されており、長い歴史を感じさせてくれます。
矢田寺のあじさいの開花状況は?
■矢田寺 あじさい寺
あじさいはすぐに枯れてしまう花ではありませんが、もっとも美しい時を見逃さないために見頃情報をチェックするといいですね。
参考までに過去のあじさいの開花状況を調べてみました。
●6月13日:あじさいの見頃が始まる
●6月18日:全体的に見頃を迎える
●6月23日:一番の見頃となる
●6月27日:最盛期はすぎてもまだ見頃は続く
●7月6日:あじさいの剪定
昨年のあじさいの開花状況を調べてみると、見頃は6月13日に始まって6月末頃まで見頃は続いたことがわかります。
あじさいは咲いてからだんだんと色が濃く鮮やかになっていくため、6月中旬~6月下旬にかけてが一番の見頃ですね。
あじさいのピークがすぎると矢田寺では剪定作業が行われます。
7月上旬頃に予定している方は、剪定されていないがしっかりと確認してからお出掛け下さい。
矢田寺のあじさい・今年の見頃予想
あじさいを見に行くならば一番美しい時を狙いたいですよね。
天候によって毎年見頃の時期は異りますが、例年は6月上旬から7月上旬までが見頃となっています。
矢田寺のあじさいは関西の都市部のあじさいと比べますと花の時期は、1週間から10日ほど遅いと言われています。
ですから矢田寺にあじさいを見に行くときは、都市部のあじさいが見頃を迎えてすぐではなく、少し待ってから行くことをおすすめします。
今年のあじさいの見頃につきましては毎年矢田寺のあじさいの様子を詳しく紹介しているホームページがありますので、お出かけの際はチェックしてください。
⇒矢田寺のあじさいについて
こちらのホームページには矢田寺内にあるあじさいの写真が何枚も掲載されていますので、リアルタイムであじさいがどんな感じに咲いているかがわかりますよ。
矢田寺へのアクセス方法
【電車の場合】
近鉄郡山駅より 矢田寺行きバスで矢田寺下車 徒歩10分
または 小泉駅東口行きバスで横山口下車 徒歩20分
あじさいの季節は近鉄郡山駅またはJR法隆寺駅より矢田寺行きの臨時バスあります。
※お問合せ先:奈良交通テレフォンセンター0742-20-3100
【車の場合】
西名阪高速道 法隆寺ICまたは大和まほろばスマートIC
第2阪奈道路 中町ランプ
境内の南入口に無料駐車場があります。
また表参道に有料の民営駐車場有(普通車 100円から500円)
矢田寺の基本情報
通常入山料は無料ですが、あじさいの時期である6月上旬から7月上旬にかけては大人500円が必要です。
■住所:奈良県大和郡山市矢田町3549
■拝観時間: 8:30~17:00
■入山料:無料
ただし6月上旬から7月上旬のみ 大人500円 小学生200円
■問い合わせ先:0743-53-1445
矢田寺に美しいあじさいと歴史あるお地蔵さんを見に行こう
10000株60種類ものあじさいが色とりどりに咲く矢田寺には、美しいあじさいを鑑賞しようと毎年多くの方が訪れます。
あじさいの季節には駅から臨時バスも出ていますから、6月半ばの見頃を迎える時期が来たら、矢田寺まで足を伸ばしてあじさい鑑賞に出かけましょう。
矢田寺はあじさいだけでなく、何体ものお地蔵さんがお迎えしてくれます。
歴史あるお寺ですからあじさい鑑賞と一緒に、歴史ある重要文化財もお見逃しなく。
以上、「矢田寺のあじさい、開花状況や見頃はいつ?」について紹介しました。