ジリジリと皮膚を焼くような暑い夏は、仕事も勉強も手につかないほど、暑さにやられてしまいますよね。
24時間毎日冷房をつけた部屋で過ごしたい!と思うのは大人も子供も同じです。
でも、冷房をつけすぎていると電気代がかなり高額になってしまいます。
お金をかけずにちゃんと暑さ対策の効果がある物を探している人におすすめなのが、 すだれです。
日本の風物詩とも言えるすだれについてまとめたので、夏の暑さ対策の参考にしてみてくださいね。
すだれをつけることで得られる効果は?
すだれの効果1:体感温度が下がる
すだれをつけると、真夏の灼熱のような直射日光を部屋の中に入れるのを防げるので、体感温度を下げることができます。
グラウンドのど真ん中で直射日光を浴びるよりも、木の陰にいた方が涼しく感じますよね。
それと同じように直射日光に当たらなくなるだけで、体は涼しいと感じるんです。
直射日光が当たらなくなれば、部屋の家具の日焼けや劣化を防ぐこともできますよ。
すだれは夏の暑さに悩んでいる人だけでなく、家具の日焼けに困っている人にも嬉しい効果をもたらしてくれます。
すだれの効果2:節約
すだれをつけることで体感温度が下がるので、エアコンの設定温度を高くすることができ、節約につながります。
環境省は冷房の標準設定温度は、28度を推奨していますが、28度って結構暑いと思いませんか?
特に男性は代謝が良いので、28度の部屋では汗をかいてしまうことも。
でも、すだれをかけている状態の冷房設定温度28度の部屋は、とても快適に感じるはずです。
すだれの効果にプラスして、扇風機やサーキュレーターで部屋全体の空気循環を良くしたり、湿度コントロールを行うことで、もっと過ごしやすい快適な空間を作り出すことができますよ。
すだれの効果3:目隠し
すだれは、竹が密集して編まれているので、すだれの反対側が見えにくくなり、部屋の目隠し効果も期待できます。
窓にはカーテンをつけている家庭がほとんどですが、レースカーテンは目隠し効果があっても日差しの侵入を防ぐことは難しく、遮光カーテンでは部屋の中が真っ暗になってしまいます。
すだれならわずかな隙間から木漏れ日を部屋の中に入れることができるので、適度な明るさを保ちつつ目隠し効果を得ることができます。
リビングやダイニングなど大きな部屋だけでなく、洗面所やトイレ、お風呂場など小さな窓を設置している場所は、カーテン代わりにすだれをつければプライベートな空間もしっかり守ることができますよ。
すだれの効果的な付け方や注意点
すだれの効果的な付け方:屋外に付ける
すだれを付けるときに、屋内と屋外どちらにつけるか悩んだことはありませんか。
すだれの効果を最大限に発揮させるためには、屋外に付けるのが正解です。
屋内につけてしまうと、わずかながら直射日光は部屋の中まで侵入しますよね。
これが弱い太陽の光なら気になりませんが、真夏の太陽の光はかなり強烈です。
例えわずかな太陽の光であっても、部屋の温度は急上昇してしまいます。
なので、効率よく太陽の光を部屋の中に入れないためには、屋外につけることがポイントになります。
ただし、屋外につけるスペースがない場合や汚れが気になる、隣の家との距離が近いという方は、屋内につけるのもありですよ。
屋内であっても、すだれをつけない時と比べれば、すだれの効果に驚くはずです。
すだれの効果的な付け方:水を吹きかける
すだれに直接水を吹きかけることで、すだれに溜まった熱を蒸発して逃すことができ、すだれの効果を実感しやすくなります。
また、少し濡れたすだれの隙間を通った風が部屋の中に入れば、普通の風よりも涼しく感じることができますよ。
エアコンの風が苦手という方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
体に優しい心地よい自然の風が、火照った体をスーッとクールダウンしてくれますよ。
ただし、濡らし過ぎてしまうと竹が曲がってしまうこともあるので、霧吹きを使ってまんべんなく水を吹き付けるようにしてくださいね。
すだれをつける時の注意点:夜は透けやすい
部屋の目隠し効果もあるすだれですが、夜になって部屋の電気をつけると、部屋の中が外から透けて見えてしまうので、注意が必要です。
これは遮光効果のないカーテンでも同じことが起きますが、部屋の外が暗く、部屋の中が明るくなると人影がカーテンに移ってしまうんです。
人の表情や持っているものまで鮮明に見えることはありませんが、大まかな人の動きや人数などはわかってしまうので、防犯上は避けた方が良いですね。
部屋の電気をつける時間になったら、遮光カーテンを閉めて部屋の外に光が漏れないようにすることで対策できるので、意識してみてくださいね。
すだれをつける時の注意点:風対策をする
すだれは軽い素材でできているため、しっかりと固定しておかないと風に飛ばされてしまうことがあります。
特に夏場は台風が頻繁に発生するので注意が必要です。
万が一風で飛んでしまうことがあったら、ご近所さんに迷惑をかけてしまう可能性もあります。
すだれは、ただ上からぶら下げるだけでなく、下側を家の柱などにしっかりとくくりつけておきましょう。
すだれ自体もあまり頑丈なものではなく、強風で折れてしまうことはよくあるので、強い台風の予報があって心配に思う日は、事前に取り外しておくのもおすすめです。
すだれの手入れ方法は?
すだれの手入れ方法
すだれを屋外に設置していれば、雨水にさらされて砂埃がつきすぐに汚れてしまいます。
すだれの汚れが気になったら、
1.掃除機で大まかなゴミを取り除く。
2.濡れ雑巾で表裏両面拭く。
この方法で掃除をしてみてください。
大きく目立った汚れがついてしまった時は、
1.すだれを取り外す。
2.すだれを巻き、立てた状態で水をかける。
3.すだれを広げ、ナイロンブラシで裏表両面ブラッシングする。
このように水を使って掃除してみましょう。
ポイントはすだれを立てた状態で水をかけることです。
そうすることで縦長な形をしたすだれでも、スムーズに水をかけることができます。
すだれは濡れた状態で直射日光を当てると曲がってしまうことがあるので、水で濡らした後は陰干しをするようにしてくださいね。
雨が降ってしまうとすぐに汚れてしまうので、掃除をする日は天気予報をよくチェックしてから行うと良いですよ。
すだれの交換時期
・竹が折れた。
・隙間が広がってきた。
・縦糸が切れたり、ほつれてきた。
このような劣化を感じたら交換するようにしてくださいね。
大体の目安としては、3年をみておくといいでしょう。
1年中付けっ放しにしていたり、強い光を長時間受ける場所につけている場合は、3年よりも早く劣化してしまうので参考程度にしてくださいね。
先ほどご紹介した手入れも頻繁にやりすぎると、すだれの劣化を手助けしてしまうこともあるので、ほどほどにしましょう。
特にナイロンブラシですだれの縦糸を切ってしまうことが多いので、ナイロンブラシを使って掃除をするときには要注意です。
すだれが劣化してしまったら、すぐに新しいものと交換をして、すだれの効果を最大限に発揮させましょう。
効果があると評判のすだれをご紹介!
効果が高いおすすめのすだれ:サンシェード
竹のすだれは日本ならではの風情を感じますが、家の雰囲気に合わずに敬遠する人も多いですよね。
サンシェードは、竹ではなくポリエチレン素材でできているすだれなので、洋風な外観の家でもマッチするデザインになっています。
色はチョコブラウン・モカベージュ・フォレストグリーンの3色から選ぶことができます。
外観の色やインテリア、植物などと合わせてコーディネートできそうですね。
内側からはうっすら外側を見ることができ、外側からはこちらの様子が見えにくいので、すだれを設置しても風景を楽しむことができます。
おしゃれにすだれを飾りたいけど、直射日光を抑えるすだれの効果も捨てたくないという人におすすめです。
効果が高いおすすめのすだれ:バルコニーオーニング
ベランダから降り注ぐ日光を防ぎたいという人におすすめなのが、バルコニーオーニングです。
ベランダの柵部分にジャバラ型になるように設置するだけなので、すだれの引っ掛けパーツを新たに調達する必要がありません。
風にも飛ばされにくいので、風通しの良い家でも安心ですね。
ベランダの柵に布団や洗濯物を干している場合も、邪魔をすることもないのでとても便利ですよ。
2階を寝室などプライベートな空間にしている家庭も多いですよね。
すぐ近くに家が建つと隣の家から寝室が丸見えになってしまうなんてことも。
バルコニーオーニングをつければ、周囲からの視線も気になりませんよ。
小さなお子さんがいる家庭なら落下防止対策にもなりそうですね。
効果が高いおすすめのすだれ:グランツ ロールスクリーン
グランツのロールスクリーンは、遮光率87%、UVカット率80%とかなり効果の高いすだれです。
ストロー状のパイプでできているので、とても軽量に作られています。
すだれは窓の上部に取り付けるので、重いすだれだと女性1人で作業するのはとても難しいですよね。
でもグランツのロールスクリーンなら女性1人でもラクラクに設置できますよ。
カビが発生しにくい素材でできていてお手入れが楽なのも、嬉しいポイントです。
遮光率の高いすだれが欲しい、大切な家具を直射日光から守りたいと考えている人にはとてもおすすめですよ。
効果的なすだれの付け方で暑い夏を乗りきろう!
すだれは低予算で設置することのできる節約暑さ対策アイテム。
設置するだけで、日本の古き良き時代の風情を感じることもでき、使い方次第でかなりの効果を実感できますよ。
でも、暑さを我慢してエアコンを使わないのはあまり良くないので、すだれとエアコンを上手く併用して暑い夏を乗り切ってくださいね。
以上、「すだれの効果的な付け方や掛け方は?風対策や目隠しする時の注意点も!」について紹介しました。