数ある運動会の競技の中でも組体操はおおいに盛り上がる大会のハイライトですよね。
ですが、近年は組体操での大きな事故も報告されており、より安全な技を取り入れたプログラム作りが求められている状況です。
今回は、 幼児や小学生でも安全にできる組体操の技について、 1人から大人数の技をコツなども併せ人数別で名前を一覧にし、ご紹介していきたいと思います。
目次
組体操でおすすめの1人の技の種類
組体操での1人の技は、プログラムの最初に行いますが、団体技と組み合わせプログラムに取り入れることもできます。
難易度も低く安全性が高いので、幼児や低学年の小学生の組体操にもおすすめです。
組体操でおすすめの技1:V字バランス
参照元URL:https://youtu.be/UFqObrX7TsM
V字バランスは、上の動画の組体操で1分30秒頃に行っている一人技になります。
頭を後方に引く気持ちで、視線を遠くにおいて足をまっすぐに延ばしバランスをとるのがV字バランスのコツ。
頭が前方に来ると視線が下がって背中が曲がると技がきれいに決まらないので、足だけでなく 首も前方に曲がらないよう注意しましょう。
組体操でおすすめの技2:トンボ(カモメ)
トンボは組体操の一人技であると共に3人と5人技の扇の両端がとる形になります。
前項の動画では58秒頃で、手を上に伸ばしたバージョンがカモメとして紹介されているので参考にしてみて下さい。
片手を地面につき体を支える難易度の低い技ですが、 腰を下げずに頭から足先までを一直線にするのがコツ。
ペアで足の位置を合わせて左右でトンボを行えば、二人技としても使えますよ。
組体操でおすすめの技3:肩倒立
肩倒立は最初の動画の1分30秒頃に紹介されている技で、両腕を腰に当ててバランスを取りながら肩で全身を支えるのがコツ。
仰向けに寝て両足を上にあげ、腰に手を当てて背中を浮かせて両肘を地面につけます。
きれいに行うポイントは足先に視線を向けて 膝をまっすぐに伸ばしバランスをとること。
首と肩にしっかりと体重をかけ、腰や背中が曲がらないように注意すれば、組体操が苦手な子でもきれいな肩倒立ができますよ。
組体操でおすすめの技4:ブリッジ
ブリッジはやったことがない場合、恐怖心を持つ子もいる技ですが、コツさえ分かれば難易度は高くないので組体操でもおすすめ。
コツは手と足の距離をできるだけ近くすることで、高くてきれいなブリッジを作ることができます。
できない子へのアドバイスとしては、 両手を耳の横に持ってくる気持ちで手をつく位置を広げすぎないこと。
また、しっかり足を踏ん張れるようにつま先立ちせず かかとを地面につけるのを意識するといいですね。
組体操でおすすめの2人の技の種類
組体操の二人技は個人の能力だけでなく、 パートナーを信頼する気持ちが必要不可欠になります。
2人技は、総体的に難易度はあまり高くありませんが、ペアの体格的なバランスは勿論、相性も重要な要素。
もし上手くできないペアがある場合は、性格面も考慮してペアを変えてみるのもおすすめです。
組体操でおすすめの技5:垣根
参照元URL:https://youtu.be/1UvTwQvGf4c
組体操の2人技では、上の動画のように 垣根から肩車、サボテンといった具合に連続で技を展開すると見せ場を増やすことができます。
垣根は、乗り手が土台の児童の両脚の付け根に乗ってバランスをとる技です。
土台になる児童は、しっかり足を開いて中腰になり、乗り手が滑り落ちない体勢をキープするのが成功のポイント。
乗り手が安定したら、二人とも両腕を広げてポーズをとって完成になります。
組体操でおすすめの技6:肩車
続いて 垣根から肩車の技への移行は、乗り手が土台の肩に手を置いて体勢を安定させたあと、 土台は片方ずつ腕を抜きます。
バランスを崩さないよう土台が足をそろえて立ったのを見計らい、乗り手が足の甲を背中側に回し、両者が安定したら腕を広げポーズをとり完成です。
肩車はペアの片方がバランスを崩すとアクシデントにつながるため、両者とも前をしっかり向き、重心が前後左右に傾かないよう注意しましょう。
組体操でおすすめの技7:サボテン
3つの連続技のラストとなる サボテンは、動画のように先ず土台が乗り手を支えつつ中腰になり、乗り手は土台の足の付け根に両脚を乗せます。
続いて、土台は乗り手の膝の上の部分をしっかり持って支えながら首を抜き、首を上向きにして肘を伸ばしましょう。
乗り手は前傾姿勢になっているので、土台は重心を後ろに持っていく気持ちでバランスをとるのが組体操のサボテンのコツになります。
組体操でおすすめの技8:補助倒立
ペアの一方がもう一方の足を支えて倒立をする 補助倒立も組体操の2人技では定番の技になります。
補助倒立では、倒立する方は体を一直線にすることを意識し、パートナーを信頼して思い切り足をけりあげて倒立をするのが成功のコツ。
上手くできない場合、両手の平で、地面をつかむことをイメージし、肘を曲げないようにするのもポイントです。
組体操におすすめの3人の技の種類
組体操の3人技はバリエーションが多く、人数が増えた分、見栄えもよりよくなります。
比較的、難易度の低い技ばかりなので、組体操のプログラムに安全に取り入れられますよ。
組体操でおすすめの技9:3人扇
参照元URL:https://youtu.be/O0j_dhrkMKk
組体操の3人技では 扇も定番で、左右は一人技のトンボと同じ要領で真ん中の児童と手をつなぐだけの安全な技になります。
難易度が低く幼児でも取り組める技ですが、上の動画のようにタイミングをずらせて団体で行うとインパクトが出ておすすめです。
組体操でおすすめの技10:3人ピラミッド
ピラミッドは組体操の王道の技ですが、 3人技のピラミッドは安全で難易度も低く幅広い年齢層におすすめです。
土台になる2人と乗り手の体格をある程度考慮してグループ分けするといいですね。
組体操でおすすめの技11:飛行機
参照元URL:https://youtu.be/fmCGEyREMeE
組体操の3人技では、 土台が前後になり乗り手を支える飛行機(ジャンボジェット機)も、おすすめの定番技です。
上の動画では、土台の2人も立ちあがり高さがある分迫力も出ますが、土台が膝をついた姿勢で乗り手の足をあげるやり方もあります。
組体操を行う児童の年齢によって、立つバージョンと使い分ければ、より安全でおすすめですよ。
組体操でおすすめの技12:3人サボテン
参照元URL:https://youtu.be/I4nsMIO6RMM
組体操の3人技では、 2人技のサボテンよりも難易度が低い3人サボテンもおすすめの技です。
動画のように、乗り手は左右の土台の足の付け根に片足ずつのせますが、土台が2人になるため大幅に難易度が下がります。
もし2人のサボテンが上手くできない児童がいるなら、無理せず3人サボテンの技と組み合わせてもいいですね。
組体操におすすめの5人の技の種類
組体操は、技の人数が増える程、迫力が増しますが、それと比例して危険度が増すことも少なくありません。
その点、 5人技は安全である程度インパクトもあるので、組体操でもフィナーレの前に組み込むのがおすすめです。
組体操でおすすめの技13:5人扇
5人扇は組体操の5人技の王道で、失敗なくできる技ですが、よりきれいな形にするのがポイントです。
5人扇は、両端の児童が一人トンボと同じ形になり、中央と左右に一人ずつ立って全員で手をつなぐだけのとてもシンプルな技。
ですが、より完成度の高い5人扇にするなら、中央以外、足をしっかりそろえて立つのがコツになります。
中央の左右に立つ児童が足を開いていると、正面から見たとき、きれいな扇の形にならないので注意しましょう。
組体操でおすすめの技14:5人ピラミッド
参照元URL:https://youtu.be/ILSMd2_g2dI
5人ピラミッドは、上の動画で3人扇と組み合わせて行われている技で、安全性が高く幅広い年齢の組体操におすすめです。
5人ピラミッドは、動画のように両端の2人が四つんばいになり、次の2人が中腰で両端の児童の背中に手をつき、その上に乗り手が立ち上がります。
土台が安定していて、高さもそれ程ないので、5人の組体操の技でも安全でおすすめです。
上の動画のように3人扇、あるいは5人扇と組み合わせて組体操に取り入れてもいいですね。
組体操におすすめの大人数の技の種類
大人数で行う技は、組体操のフィナーレを飾るハイライトになりますが、過去に重大な事故が起きているのも事実です。
特に、ピラミッドやタワーなど人数が増えて高さが増す程、危険度が高くなるので、 インパクトではなく安全性を重視した技選びがポイントになります。
組体操でおすすめの技15:人間起こし
参照元URL:https://youtu.be/–zVfazjRtM
人間起こしは、大人数で行う組体操の中でも特に盛り上がる技で、上の動画のように、乗り手が土台の肩の上に立って他の児童が支える形で行われます。
人間起こしは、大人数の組体操の技の中では比較的安全ですが、上に乗る児童がバランスを崩した場合も想定し、生徒を配置することが肝心です。
後方で受け止める児童だけでなく、乗り手が前にバランスを崩した場合に備え、 前方でサポートできる教員や児童が必要になります。
また、必要に応じ、保護用のマットを敷くなどして入念な安全対策を講じた上で組体操に組み込むようにしましょう。
組体操でおすすめの技16:ウエーブ
参照元URL:https://youtu.be/5qq9gKdHuL4
ピラミッドやタワーなどの危険度の高い技が組体操から姿を消す中、代替技として注目されるのが ウエーブです。
ウエーブは、従来の大技のような迫力はありませんが、 安全性が高く曲とシンクロさせた美しい動きが魅力になります。
上の動画のように、膝をついた体勢と立った体勢を組み合わせるなど、アイデア次第で見栄えが良くなるので組体操のフィナーレにもおすすめです。
児童の配置やウエーブのタイミングなどを工夫することで、より完成度が高くなりますよ。
安全な組体操の技で運動会を盛り上げよう!
という事で、組体操でおすすめの技を集め、名前ややり方のコツを安全性も配慮したうえでご紹介しましたが、いかがでしたか。
組体操は、昨今、あり方が疑問視されている競技なので、ぜひ技を選ぶ際は安全性を十分検討し、皆で楽しめるプログラムを作って運動会を盛り上げて下さいね。
以上、「組体操の技の名前一覧!幼児や小学生向けの1人から大人数で行う種類を人数別で紹介!」を紹介しました。