暖かい時期になると気になるのがお肌の毛穴。
一度毛穴が開いてしまうと、毛穴に汚れが溜まりやすくなりさらに目立つという悪循環に。
スチーマーや美顔器を使って毎日ケアをしていれば改善できますが、専用器具は値段が高いので毎日のお手入れに加えるのは難しいですよね。
手頃な価格で毛穴ケアをしたいという人におすすめなのが 自宅で作る蒸しタオルです。
費用はほとんどかからず、作り方も簡単。
毎日ケアを続ければ、目に見えるほどの効果を実感することもできますよ。
今回は蒸しタオルの作り方や効果的な使い方について、元メイクアップアーティストの私がレクチャーしていきます。
努力次第でお金を掛けなくてもキレイは手に入るので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方
基本的な蒸しタオルの作り方
1.フェイスタオルを畳んだまま、水に浸す。
2.フェイスタオルを水が滴り落ちない程度にきつめに絞る。
3.おしぼりのようにフェイスタオルを丸める。
4.フェイスタオルをラップで包む。
5.電子レンジで約1分加熱する。
自宅で蒸しタオルを作る場合は、 電子レンジを使った作り方が1番簡単でおすすめです。
蒸しタオルを顔に乗せるときには、タオル全体を広げた状態よりも重ねて乗せた方が熱が逃げにくくなります。
なので、蒸しタオルに使用するタオルの大きさはフェイスタオルを選ぶと良いですよ。
電子レンジでの作り方の場合タオルを丸めた状態で温めるので、水に浸すときはタオルを広げず畳んだ状態で浸すと後の作業が楽になります。
電子レンジで温めた直後のタオルはとても熱くなっているので、触るときには火傷しないよう十分に注意してくださいね。
顔の皮膚は手よりも薄くて敏感なので、熱すぎず気持ちの良い温かさまで蒸しタオルの温度を下げてから顔に乗せるようにしましょう。
電子レンジで蒸しタオルを作ると爆発する理由
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方を試した人の中には、 蒸しタオルが爆発するといった失敗をしてしまった声をよく聞きます。
なぜ、蒸しタオルが爆発してしまうのか、原因を探ってみます。
1.蒸しタオルの水分量が多すぎる。
2.加熱時間が長すぎる。
3.加熱温度が高すぎる。
まず、蒸しタオルの水分量についてですが、水に浸したフェイスタオルを絞るときに水分が多く残っていると、 水が電子レンジで加熱されてかなりの高温になってしまいます。
なので、フェイスタオルを水に浸したらきつめにフェイスタオルを絞ってから加熱するようにしましょう。
水分が蒸発してしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、ラップに包むことで水分蒸発を防ぐことができます。
ラップをポリ袋で代用している人もいますが、 口をきつく結んでしまうと空気が膨張して爆発する原因にもなるのでポリ袋を使う場合は、口を開けた状態にして加熱するようにしましょう。
電子レンジ非対応の素材だと溶けてしまったり、有害ガスが発生することもあるので素材の確認も重要となります。
もう1つ爆発してしまう原因として上げられるのが、 加熱時間と加熱温度です。
500Wの電子レンジで1分加熱が目安になりますが、電子レンジの機種によってはムラができたり一部分だけ過加熱されてしまうこともあります。
心配な方は30秒ごとに様子を見ながら蒸しタオルを作るようにしましょう。
慣れてきたら最適なワット数と加熱時間がわかってくるはずですよ。
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方のコツ
1.ラップでフェイスタオルを包む。
2.移動する場合は袋にも包むと◎。
3.食品を温めた直後は使用しない。
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方の場合、この3つのポイントを守るようにしましょう。
まずは、 ラップでフェイスタオルを包むこと。
ラップに包むことで水分蒸発を防ぐことができ、フェイスタオルを温めても乾くことはありません。
衛生的にもラップをした方が良いですよ。
電子レンジで温めた後、電子レンジのすぐ前で蒸しタオルを使用することはあまりないですよね。
洗面所やお風呂、リビングで使用することが多いと思います。
そんな時には 電子レンジ対応の袋に入れて温めると時間が経っても冷めにくくく、持ち運びに便利ですよ。
また、基本的に電子レンジは食品を温める機械なので、食品のにおいがついていることがあります。
食品を温めた直後に電子レンジを使った蒸しタオルの作り方を試すと、においが蒸しタオルに移ってしまいます。
リラックスできるはずが食べ物のにおいに包まれるなんてことにもなりかねません。
電子レンジで食品を温めたら、 しばらく時間を置いたり喚起をしてから蒸しタオルを作るようにしましょうね。
電子レンジを使わない蒸しタオルの作り方
お湯を使った蒸しタオルの作り方
お風呂で蒸しタオルを使いたい場合には、電子レンジを使った作り方だとお風呂と電子レンジを行き来しなければいけないので、大変になってしまいます。
そんな時には、 温かいお湯にフェイスタオルを浸す蒸しタオルの作り方がおすすめです。
桶に少し熱めのお湯を貯めてフェイスタオルを浸したら蒸しタオルが作れます。
冷めたらまた熱いお湯に浸せばすぐに蒸しタオルができるので、長風呂の最中に蒸しタオルを使いたいという人にはおすすめの作り方です。
専用機器を使った蒸しタオルの作り方
タオルスチーマーを使った蒸しタオルの作り方もあります。
エステや飲食店で置いてあるのを1度は目にしたことがあると思います。
お店だけでなく、一般の方でも購入することができるんですよ。
毎回蒸しタオルを作るのが面倒くさい方や1日に何度も使用することが多い人にはおすすめです。
蒸しタオルの効果とは?
蒸しタオルの効果:毛穴が開く
蒸しタオルをすることで、 肌の毛穴を開くことができます。
毛穴が開いた状態でクレンジングや洗顔をすれば、毛穴の奥の汚れまで取り除くことができ、毛穴の黒ずみに効果的です。
また、蒸気によって肌が柔らかくもなるので、化粧水や美容液の浸透もアップしますよ。
蒸しタオルの効果:血流が良くなる
蒸しタオルを使うことで 血流をよくすることができます。
血液は必要な栄養素を体の細胞に運ぶ役割といらなくなった老廃物を運ぶ役割があります。
なので血流が良くなると、必要な栄養素をたくさん運んで新陳代謝の良い体になれるということです。
蒸しタオルの効果:冷え性改善
蒸しタオルを使って血流が良くなると 冷え性の改善にもつながります。
女性は男性よりも筋肉量が少ないので、血液を体の末端まで送り届けるポンプの力が弱いといわれています。
これが冷え性に繋がってしまいます。
血流が良くなれば足や指の先まで血液が行き届くので、冷え性の改善が見込めますよ。
蒸しタオルのおすすめな使い方は?
クレンジング前
蒸しタオルを使って 毛穴が広がった状態でクレンジングをすると、普段取れていなかった毛穴の奥の汚れまで取り除くことができます。
また、蒸しタオルを肌に乗せほんのり汗をかくことで、メイクの汚れを汗で浮かすことができクレンジング時間の短縮をすることができます。
週に5回メイクをするとしたら、1年間で約260回ものクレンジングもしているということになります。
普段より少しでも多く汚れを落とす、少しでもクレンジング時間を短縮するという些細な努力を1年間積み重ねれば、大きな結果として自分に返ってくるはずですよ。
化粧水の前
蒸しタオルをして 毛穴を開き、肌を柔らかくした状態で化粧水をつけると、肌への浸透がグンと高まります。
どちらの土が水の浸透が良いと思いますか?
A:干からびてカチカチになった土
B:耕したてのフカフカの土
答えはBです。
肌も同じように蒸しタオルを使って柔らかくなった状態の方が、後から使う化粧水の浸透を高めてくれます。
シートマスク中
シートマスクをしている上から蒸しタオルを重ねて熱を加えることで、シートマスクの効果を高めることができます。
エステでシートマスクを使用するときには、スチーマーで肌を温めていることがよくありますよね。
それは、シートマスクに含まれた美容成分を惜しみなく肌に浸透させるためなんです。
蒸しタオルを使えば、エステの高級ケアを自宅で体験することができますよ。
肩こり・腰痛
慢性的な肩こりや腰痛は、 蒸しタオルを使って血流を良くすると改善されることがあります。
冷え切った冬の朝は肩や腰、関節に痛みを感じることはありませんか。
それは、寒さで血流が滞っていることも原因の1つなんですよ。
1日の仕事終わりに蒸しタオルでリラックスすれば、疲れも解消できますよ。
足先の冷え
冷え性の女性に多い悩みが、 足先の冷え。
私も冷え性なので、ひどい日にはまるで氷を触っているようにキーンと冷えてしまうことも。
こんなひどい冷え性には蒸しタオルが効果的です。
寝る前に温めれば、深い睡眠を取ることもできますよ。
寝癖直し
寝癖を直すためには跳ねている毛先だけでなく、根元から濡らして直す必要があります。
でも、メイクや食事、家事など朝はやることが多くて寝癖直しに時間を割くのは難しいですよね。
そんな時には、 蒸しタオルを頭に巻いたままメイクや食事を済ませるのがおすすめです。
不格好な見た目になってしまいますが、忙しい朝の時間には代えられません。
ターバンのように蒸しタオルを頭に巻けば、動いても崩れる心配はありませんよ。
蒸気の効果で髪の根元まで水分がいきわたり、寝癖直しがとても楽になります。
目の疲れ
長時間スマホやパソコンを使用していると、目にはとても負担がかかってしまいます。
眼精疲労から首や肩の痛みにも繋がることがあるので、少し疲れてきたなと感じたら 蒸しタオルを使って目を温めてあげましょう。
電子レンジを使った蒸しタオルの作り方ならとても簡単なので、疲れて帰ってきた日にもおすすめです。
蒸しタオルの効果を高めるワザ
冷タオルを併用
蒸しタオルを使って毛穴を広げたら、 冷タオルで毛穴を引き締めてあげることも大切です。
夏の暑い時期に毛穴の開きが気になることはありませんか?
あれは、温かい気温によって毛穴が開きっぱなしになってしまっているからなんです。
毛穴が開いていると汚れもたくさん詰まってしまうので、せっかく蒸しタオルを使って丁寧な洗顔をしていても十分な効果は期待できません。
スキンケアが一通り終わったら冷タオルを使って、肌を引き締めてあげるようにしましょう。
常に清潔なタオルを使用する
濡れた蒸しタオルを一晩放置しておくと、大量の菌が繁殖してしまいます。
なので、蒸しタオルは一度使ったら使いまわしするのではなく、 常に清潔な新しいタオルを使うようにしましょう。
顔に使った蒸しタオルを再加熱して肩に使うなど、すぐに使用する分にはさほど気にする必要はありませんが、朝使った蒸しタオルを夜に使うのは避けた方が良いです。
また、濡れたまま洗濯機やカゴに入れてしまうと、嫌な臭いを発生することがあるので、すぐに洗濯をしない場合はハンガーにかけて仮干ししておくと良いですよ。
蒸しタオルの作り方を覚えて全身活用しよう!
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蒸しタオルの作り方や使い方のコツについて紹介してきましたが、いかがでしたか。
蒸しタオル1つで、全身の疲れや悩みを解決することもできます。
ぜひ、今日から蒸しタオルを試してみてくださいね。
以上、「蒸しタオルの作り方でレンジを爆発させない注意点!お湯のやり方と長持ちさせるには?」について紹介しました。