公園や木の下でよく見かける、どんぐり。
お子さんがたくさん持ち帰ってきて大変だった、なんてことも。
どんぐりはどの時期・季節に、どんなところで拾えるのでしょうか。
どんぐりについた虫はどう処理すればいいのかも、知りたいところ。
今回はどんぐり拾いに適した季節と場所、おすすめのどんぐりの遊び方について紹介します。
どんぐり拾いの時期はいつ?
どんぐり拾いに適した季節は秋
どんぐりは春に花を咲かせ、夏ごろから秋にかけて実が成長していきます。
季節としては 秋が一番どんぐり拾いに向いているでしょう。
行楽にぴったりな時期でもあるので、どんぐり拾いは秋にぴったりの遊びです。
どんぐりの種類によって時期は違う
どんぐり拾いにおすすめの季節は 秋ですが、どんぐりにも様々な種類があり、 種類によって微妙に実のなる時期が異なります。
・ブナ→9月ごろ
・マテバシイ→9月~10月ごろ
・アラカシ→11月~1月ごろ
早いものなら初秋の9月から、遅いものなら冬の1月までどんぐり拾いを楽しめます。
「この木のどんぐりが欲しい」という場合には、時期を見極めて拾いに行った方がいいですね。
どんぐりをたくさん拾える場所は?
どんぐりをたくさん拾える場所:公園
木が多く生えている、かつ整備されている 公園はどんぐり拾いに最適です。
山のように上ったりする必要もないので、小さなお子さんが安全にどんぐり拾いやどんぐり遊びができます。
東京都でどんぐり拾いにおすすめなのが、立川市の昭和記念公園にある「こどもの森」。
ディズニーランドの3倍の敷地面積があり、思う存分どんぐり拾いができます。
園内ではバーベキューもできますので、秋の行楽にもぴったり。
あなたのお住いの地域にある大きな公園を探してどんぐり拾いに出掛けてみてくださいね。
どんぐりをたくさん拾える場所:寺社
どんぐりの木が植わっていることの多い お寺や神社も、どんぐり拾いにおすすめ。
お参りのついでにどんぐり拾いができちゃいます。
ただ、タイミングが悪いと境内が掃除されていてどんぐりが見つからない、というケースも。
どんぐり拾いには、掃除前の朝早い時間がいいでしょう。
どんぐりをたくさん拾える場所:山林
山林であれば、ピクニックやハイキングがてら、どんぐり拾いが楽しめます。
都会ではあまり見られない、珍しいどんぐりが見つかる可能性も。
公園や寺社よりもどんぐりをたくさん拾えますが、現地まで行くのに少し大変、という難点があります。
ある程度歩ける年齢のお子さんとなら、山歩きを楽しみながらどんぐり拾いができるでしょう。
どんぐりの虫の処理方法とは?
どんぐりに虫がいる理由:どんぐりは虫の家とエサ
どんぐりにいる虫の多くは「クヌギシギゾウムシ」や「コナラシギゾウムシ」などゾウムシの幼虫。
「ハイイロチョッキリ」という蛾の幼虫もいるようです。
特にハイイロチョッキリは、まだ成熟していない柔らかいどんぐりに穴を開けて産卵します。
どんぐりの中に産み付けられた卵が孵化して幼虫となり、中身を食べながら成長。
やがて殻を破り、外に出てきます。
どんぐりに穴が開いていることがあるのは、虫が出てきたです。
どんぐりは 虫の家であり、エサでもあるため、どんぐりに虫がいるのです。
どんぐりの虫の処理方法1:煮沸
どんぐりについた虫の処理方法として、昔から知られているのが、 煮沸です。
煮沸には使い古した鍋や、使い捨てのアルミ皿などを使いましょう。
①どんぐりと水を鍋の中に入れ、火にかける
※熱湯にどんぐりを入れると割れてしまいます。
②5~10分ほど沸騰させる
※茹ですぎるとどんぐりが破裂するので注意。
③新聞紙の上に移し、風通しのいい日陰に2、3日ほど乾燥させる
しっかり乾燥させないと、カビの原因になります。
雨など、湿気の多い時期などは特に気を付けましょう。
どんぐりの虫の処理方法2:冷凍
冷凍でもどんぐりについた虫を処理できます。
①泥を落としたどんぐりをフリーザーバッグなど、袋に入れる
②1週間~10日ほど冷凍庫に入れておく
③室温で自然解凍し、風通しのいい日陰で乾燥させる
煮沸よりも時間はかかりますが、火を使わないので安心で、手間もかかりません。
乾燥させる際に直射日光を避ければ、どんぐりが割れる心配もなし。
衛生面が気になる場合は、袋を二重にする、どんぐりをラップで包むなどの対策を取りましょう。
どんぐりの虫の処理方法3:レンジ
レンジでのどんぐりの虫の処理も簡単で、手間いらずです。
① 泥を落としたどんぐりをレンジに入れる
※レンジ対応の使い捨てのお皿などを利用しましょう
② 20秒ほど加熱する
加熱時間は電子レンジのワット数や、どんぐりの個数、大きさにもよりますが、加熱しすぎるとどんぐりが破裂します。
レンジでの加熱処理は簡単ですが、破裂したどんぐりの処理は大変。
加熱中はどんぐりから目を離さないようにしましょう。
どんぐりの虫の処理方法4:水に浸す
水でもどんぐりの虫は処理できます。
他の処理方法よりも安全で、どんぐりが割れる心配が少ないです。
① 泥を落としたどんぐりを水の中に2週間ほどつけておく
※途中1・2回水を変えてください。
② どんぐりの水気を取り、風通しのいい日陰で乾燥させる
煮沸処理と同様にしっかりと乾燥させることがポイント。
時間はかかりますが、水につけておくとどんぐりが柔らかくなります。
どんぐりに穴を開けやすくなるので、工作などに使いたい場合にはおすすめの処理方法です。
どんぐりを使った遊びをご紹介
どんぐりを使った遊び1:どんぐりごま
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=_jlgJylCu1U
どんぐりを使った遊びの中でもメジャーな どんぐりごま。
つまようじをどんぐりに刺すだけで、あっという間にどんぐりごまの出来上がり。
小さいお子さんと一緒に作る場合は、お子さんがつまようじでケガをしないように気をつけましょう。
どのどんぐりで作ったこまが一番長く回っているのか、観察するのも面白いですよ。
どんぐりを使った遊び2:どんぐりやじろべえ
絶妙なバランスで倒れないやじろべえも、どんぐりで作れます。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=KoEiNepfOkE
ポイントはなるべく大きさや重さの似たどんぐりを使うこと。
指に載せてバランスが取れない場合は、左右のどんぐりの位置や、竹串の向きを調整しましょう。
キリでどんぐりに穴を開ける工程は、お子様の年齢によっては,大人がやった方が安全。
真ん中のどんぐりに顔を書くと可愛いですよ。
どんぐりを使った遊び3:どんぐり人形
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=t02mXMPS1EU
どんぐりで可愛らしい 人形作りはいかがでしょうか。
グルーガンや接着剤などで、どんぐりに小枝などを接着し、手足をつけます。
どんぐりにマジックや絵の具で顔を書けば可愛いどんぐり人形の出来上がり。
どんぐりの大きさに合わせてモチーフを変えてみても面白いですね。
グルーガンは100円ショップで購入でき、手も汚れないので便利。
親子で楽しめるおすすめのどんぐり遊びです。
ベストな時期にどんぐりで遊んで季節を楽しもう
→松ぼっくりの時期や季節は?種類や拾える場所と飾りに使う方法を紹介!
→ドライアイスの遊び方!洗剤やシャボン玉など子供が面白い実験方法は?
どんぐり拾いにベストな時期は秋。
公園や山林などでどんぐりを拾った後は、念のため虫の処理をして、親子でどんぐり遊びをして季節を楽しみましょう。
以上、「どんぐり拾いの時期はいつ?種類別の季節、虫の処理方法や遊び方も!」を紹介しました。