ドライアイスを作ってみたいと思ったことはありますか?

ドライアイスって、普通の家庭には置いていないので、見るとちょっとテンションが上がっちゃいますよね。

今回は、そんなドライアイスの作り方について紹介します。

ドライアイスの作り方での 注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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ドライアイスの作り方で必要な材料は?

では、ドライアイスの作り方に 必要な材料を紹介します。

■ 二酸化炭素消火器

■ 枕カバー

ドライアイスの作り方に必要な材料の二酸化炭素消火器には、液体化した二酸化炭素が入っています。

水が凍った状態を氷と呼ぶように、ドライアイスは二酸化炭素が凍った状態のことを指します。

つまり、ドライアイスの原料は 二酸化炭素です。

二酸化炭素は普段気体なので、凍らせて固体化させるためには、二酸化炭素に圧力を加えて一度液体化させる必要があります。

二酸化炭素消火器には、液体化した二酸化炭素が入っているので、ドライアイスを作るにはとてもうってつけのアイテムなのです。

二酸化炭素と枕カバーでドライアイスができる理由は?

では、この液体化した二酸化炭素をどうやってドライアイスにするのでしょうか?

液体化した二酸化炭素をドライアイスにするためには、一気に空気中に放出する必要があります。

液体化した二酸化炭素は空気に触れると、気体になります。

気体になるためには、気化熱というものが必要です。

ですが、一気にたくさんの液体化した二酸化炭素が気化しようとするので、気化できる二酸化炭素とできない二酸化炭素が生まれます。

理由としては、気化熱によって気化できた二酸化炭素がその場の気化熱を奪ってしまうためです。

そして、気化熱が奪われてしまうので、その場の温度が二酸化炭素の凝固点を下回る程に低下します。

凝固点というのは液体が固体化する温度のことなので、凝固点以下になれば、その二酸化炭素はもちろん固体になります。

つまり、この気化できなかった二酸化炭素がドライアイスなのです。

枕カバーは、その気化できずにドライアイスになった二酸化炭素を逃がさないために使います。

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ドライアイスの作り方は?

参照元URL:https://www.youtube.com/watch?time_continue=120&v=tLNHDxd6nDc

先ほどの項目でごちゃごちゃと難しいことを説明しましたが、要するに二酸化炭素消火器を噴射すればドライアイスは作れるということです。

では、二酸化炭素消火器を使ったドライアイスの作り方を紹介します。

1.二酸化炭素消火器の噴出口を枕カバーの中に入れる。

2.枕カバーの中で二酸化炭素消火器を噴出する。

3.枕カバーについたドライアイスを集めて固める。

なんと手順はたったのこれだけ。

コツとしては、二酸化炭素消火器のノズルを枕カバーの底に付けるようにした方が二酸化炭素がドライアイスになりやすいです。

とても簡単ですよね。

ですが、1本の二酸化炭素消火器からできるドライアイスの量はそんなに多くありません。

その理由は固体、液体、気体の中で固体が一番体積が小さい上に、半分以上の二酸化炭素が気化してしまっているからです。

家でドライアイスを作りたいと思っている人は、たくさんのドライアイスができるという期待はしない方がいいですよ。

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ドライアイスの作り方での注意点は?

ドライアイスの作り方での注意点:換気をする

二酸化炭素消火器を噴射するということは、空気中の 二酸化炭素濃度が濃くなります。

空気中の二酸化炭素濃度が濃くなると以下の症状が出ます。

●3~4%

頭痛・めまい・吐き気。

●7%

意識不明。

この状態が継続すると、呼吸停止に陥り、死に至る。

これを二酸化炭素中毒という。

そのため、二酸化炭素消火器を噴出する前に「窓を開ける」「換気扇を回す」などしてしっかり換気した状態で作業しましょう。

ドライアイスによる二酸化炭素中毒での死亡例は、何件か報告されているので、十分に注意してください。

ドライアイスの作り方での注意点:素手で触らない

ドライアイスの温度は マイナス78.5℃です。

それだけ冷たいドライアイスを素手で持つと、皮膚が急激に冷却されます。

その状態が続くと、冷えた部分が凍り凍傷を起こしてしまいます。

凍傷は重度の場合、損傷が皮下組織まで及び壊死する危険性があります。

壊死するということは、その部分の組織が死んでしまうことです。

この凍傷を防ぐためにも、ドライアイスは素手で触らず、軍手などを着用してから触るようにしましょう。

ドライアイスの作り方での注意点:ペットボトルなどで密閉しない

過去に、ドライアイスをペットボトルやビンに入れて大ケガをしたという事故がたくさん報告されています。

中にはドライアイスによって破損したペットボトルやビンの破片が目に刺さり、失明したケースもあります。

これは、ドライアイスが気化すると、約750倍もの体積に膨らむのが原因です。

体積が何百倍もの大きさに一気に膨らむと、ペットボトルやビンなどの容器はもちろん耐えられなくなってしまいます。

膨らむ勢いがものすごいので、破裂する威力もかなり強力。

ドライアイスは絶対にペットボトルやビンなどの容器に密閉しないでくださいね。

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ドライアイスを売っている場所は?

ドライアイスの作り方を紹介しましたが、実はかなりコスパが悪いのです。

枕カバーは100均などで購入できますが、一番重要な二酸化炭素消火器は 2万円~3万円くらいでかなり高額です。

それくらいのコストをかけても、できるドライアイスはほんのちょっとだけ。

これでは割に合わないですよね。

ドライアイスは 1kg500円程度で販売されています。

ただドライアイスが欲しいという人には作るよりも購入する方がおすすめですよ。

では、ドライアイスはどこで購入できるのでしょうか?

ドライアイスを売っている場所をいくつか紹介します。

ドライアイスを売っている場所:氷屋

氷屋にはドライアイスが確実に売っています。

近所に氷屋がある場合は、氷屋に買いに行ってみてください。

また、氷屋では大きなドライアイスも販売していますよ。

ドライアイスを売っている場所:梱包資材屋

ドライアイスは、基本的に物を冷やしておくために使用します。

そのため、冷たい物の配達にも使われることがあります。

梱包資材屋では、梱包用としてドライアイスを販売していますよ。

ドライアイスを売っている場所:産業ガス屋

家庭用のエネルギーとして使われる都市ガスやLPガスを除いた、産業全般で使われるガスを製造・販売している 産業ガス屋でもドライアイスは販売されています。

産業ガスの多くは炭酸ガスです。

炭酸ガスは二酸化炭素で作られるので、関連しているドライアイスも製造されていますよ。

ドライアイスを売っている場所:漁業組合

漁業組合では、主に魚を輸送するためにドライアイスを使用します。

基本的には漁師専用に販売していますが、個人にも販売してくれるところもあるそうです。

もし、近くに漁業組合があるという場合は、一度確認してみるといいですよ。

ドライアイスを売っている場所:ネット通販

近くにドライアイスを売っている場所がないという場合は、 ネット通販がおすすめです。

ネット通販なら、様々な重さで販売しているので、自分の必要な分だけ購入することができます。

また、ネット通販のサイトは複数あるので、値段を見比べてから購入できるという点もうれしいポイントですよね。

今はスマホでも簡単に購入できるので、ぜひネット通販でドライアイスを購入してみてください。

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ドライアイスの保存方法

ドライアイスの温度は マイナス78.5℃という冷たさで、その温度よりも高い温度に置いておくと徐々に気化してしまいます。

マイナス78.5℃という冷たさなので、もちろん家庭用の冷蔵庫や冷凍庫では保存できません。

では、ドライアイスはどうやって保存されているのでしょうか?

ドライアイス専用のボックスが1万円くらい販売されていますが、この専用ボックスは 発泡スチロールで作られています。

定期的にドライアイスを利用するのであれば、専用ボックスを購入するのもいいかもしれません。

ですが、少し保存しておくだけであれば、普通の発泡スチロール容器で十分。

さらにドライアイスの持ちを良くしたいのであれば、ドライアイスに新聞紙を巻いてから発泡スチロールに入れるのがおすすめです。

ドライアイスは作るよりも買う方がおすすめ

 

 

今回はドライアイスの作り方について紹介しました。

ドライアイスを自分で作るのは楽しさはあるのかもしれませんが、実用的ではありませんでしたね。

ですが、自分で作ってみたいという人は取り扱いに十分注意した上で、楽しんでくださいね。

以上、「ドライアイスの作り方や保存方法は?必要な材料、簡単にできない時に購入できる場所!」を紹介しました。

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