豪華なひな人形をおうちに飾ったり、いつもとは違ったお菓子を食べたりできて、ひな祭りって大人でもワクワクしちゃいますよね。
最近ではひな祭りにピッタリのケーキや、ひな祭りならではのごちそうがあったりして楽しく過ごしている人も多くいらっしゃります。
でも、ひな祭りでケーキやハンバーグ、ステーキにポテト…
嬉しいし、おいしいけど、なんか違うような気がするという人も案外多いのではないでしょうか。
そこで今回は行事食としてどういったものを食べるのか、ひな祭りに食べてほしいごちそうを紹介したいと思います。
目次
ひな祭りの行事食は縁起物!
ひな祭りに食べるごちそうは、ただ見栄えが良かったりおいしかったりするだけではなく、きっちりと食べる「意味」があるものを用意して食べましょう。
春の食材をたっぷり使った、それぞれ意味がある縁起物のごちそうを食べて、女の子の健やかな成長を祈ってくださいね。
ではここからは、ひな祭りに食べてもらいたい行事食にどんなものがあるのかを紹介していきます。
ちらし寿司・ひなまつりの食事
ひな祭りのごちそうと言われてまず思い浮かべるのが「ちらし寿司」ですよね。
ちらし寿司にはさまざまな意味合いが込められており、お祝いの席でよく目にするお料理です。
お寿司という漢字にはおめでたい「寿」という言葉を使っていることからも、ちらし寿司はおめでたい席の定番のメニューであることがわかります。
@wonsik8907 원식아~안녕きょうは【ひなまつり】ってしってた?おんなのこの日なんだよだから ちらしずし つくったー\( ´ω` )/おいしそうでしょ?わたし ちゃんと りょうりできるでしょ?ㅋㅋㅋ pic.twitter.com/nswTMWmV5s
— 치에*chie (@JOL_1215) 2016年3月3日
ちらし寿司の華やかな具材は、ただおいしく作るためだけに選ばれているのではなく意味があるものも含まれています。
レンコン:穴から先を見通すことができることから、先を見通してうまく進める
海老:腰が曲がるまで長生きするようにという長寿の願い
豆類:マメという言葉から、健康に、マメに働き、マメに生きていく
季節感を出すために菜の花を入れたり、豪華に魅せるために彩り豊かな海鮮や卵を加えたりなどするのもおいしいですが、上記の意味のある食材を入れ忘れないようにして作ってくださいね。
菱餅・ひなまつりの食事
三色の色がカラフルでかわいらしい菱餅は、ひな人形と一緒に飾られていることも多いですよね。
菱餅には三色のお餅が使われており、とっても色鮮やかで素敵です。
この三色の色にきっちりと意味や願いが込められているため、ひな祭りのお食事として食べられているんです。
まず一番下の段の緑色はヨモギで味付けされており増血効果があると言われており、長寿・健康を意味していると言われています。
次に真ん中の白色。
こちらはただのお餅なのでは?と思う人が多いようですが、実は「ひしの実」を混ぜ込んでおり、血圧を下げる効果があり浄化の意味合いがあるそうです。
そして一番上の段、桜色の綺麗なお餅には解毒作用があると言われているクチナシで色を付けていて、魔除けを意味していると言い伝えられています。
これらの意味があるお餅を心臓を表すひし形にしているのが菱餅で、健康を願う気持ちと厄除けの意味が込められています。
飾りのイメージが強くあまり食べるイメージはありませんが、お餅なのでそのままはもちろん、焼いたり揚げたりして楽しんでくださいね。
ひなあられ・ひなまつりの食事
ひな祭りのお菓子と言えば、ひなあられを思い浮かべますよね。
そんなひなあられは、意味合いとしては菱餅と同じ意味の食べ物。
菱餅を砕いて作られたものがひなあられとされているので、意味は先ほど紹介した菱餅を参考にしてみてくださいね。
最近では4色のカラフルな物も販売されていますが、こちらは春、夏、秋、冬の四季折々をひなあられでイメージしているんだとか。
チョコレートでコーティングされたものや、小さくかわいらしくプレゼントのようにパッケージされたものなどいろいろ販売されているので、お好みのひなあられをチョイスしましょう!
はまぐり・ひなまつりの食事
みなさんは「はまぐり」になじみはありますか?はまぐりを使ったお吸い物はとってもおいしく、ちょっぴり贅沢な貝汁になりますがこちらもしっかりと意味合いがあるんです。
はまぐりはペアの貝でなければ決してピッタリと合わさることが無いそう。
それを食べる人にもぴったりと合わさる、1人のいい相手と巡り合ってほしいという娘に対する願いが込められているそうです。
良い人と出会えるように、なんてまるで恋のおまじないのようでステキですよね。
甘酒・ひなまつりの食事
本来はひな祭りには「白酒」と言われる桃の花びらをつけたお酒が飲まれていました。
桃の花びらには厄除けがあるとされていて、薬酒としてひな祭りにこのお酒を飲んでいたのです。
ですが江戸時代からはこちらの白酒の代わりに甘酒を好んで飲む人が増えていったそうです。
大人が飲む分には、白酒でも問題ありませんがアルコール度数が含まれるものは子供に飲ませることはできませんのでノンアルコールの甘酒を用意しましょう。
ノンアルコールであれば安心して飲ませることができますよね。
お酒の種類が変わっても、込められている願いは同じですので、甘酒もひなまつりには忘れず用意するようにしましょう。
ひなまつりの行事食のまとめ
作ってみたいお料理や、用意しておきたいお料理は見つかりましたか?
娘さんはもちろん、お母さんも、息子さん、旦那さんも楽しめる、見て美しい、みんなで楽しく食べられるという点も忘れずに、自分の家族に合ったお食事を用意してくださいね。
以上、「ひな祭りの食事は何を食べるの?行事食の由来のまとめ!」について紹介しました。