無数の瞬く光で私たちの目を楽しませてくれる、蛍たち。

人工的な光とは異なる幻想的な世界に、思わず引き込まれてしまいます。

初夏の風物詩の一つである蛍の舞を、見に行こうと計画している方もいるのではないでしょうか?

日本各地に蛍の名所がありますが、せっかくなら日本一といわれる場所で観賞したいですよね。

そこで、国内で有数の蛍の名所や、蛍祭りのスポットなどを紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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蛍の名所で日本一を目指すサミットがある

蛍 名所 日本一

日本有数の蛍の名所が開催している 「ほたるサミット」と呼ばれる会議をご存知ですか?

「日本一のほたるの里」を目指す6つの市や町の代表が集まり、平成元年から毎年行われているんですよ。

サミットでは蛍の保護や、蛍が住みやすい環境づくりについて話し合われているのですが、その取り組みは自然環境の保全にもつながっているんです。

蛍の童謡「ほたるこい」に、「あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ」という詞がありますね。

「あまい水」とは、汚染されていない水質のきれいな水のこと。

蛍が生息するための条件はいくつもありますが、生息場所の水質がきれいであることは絶対条件なんです。

水がきれいな場所では、蛍だけでなくいろんな生き物や植物が集まり、美しい自然が育ちます。

蛍が住みやすい環境を考えることは、私たちが住んでいる地域の自然を守ることにつながるんですね。

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蛍の名所で日本一を目指す蛍サミットの参加市町

「ほたるサミット」に参加し、「日本一のほたるの里」を目指す6つの市町を紹介します。

どの名所も蛍を通じて環境保全に取り組んでいる市町ですから、自然が豊かで美しい場所ですよ。

いくつか巡ってみて、どこが日本一かな?と自分だけの名所ベスト1を見つけるのも楽しそうですね。

愛知県阿久比町・蛍の名所の日本一

■阿久比のほたる

阿久比町は、愛知県にある知多半島の中央に位置する緑豊かな町です。

阿久比川に沿って広がる水田に蛍が生息し、その美しさが有名な蛍の名所。

「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、生息分布調査や蛍養殖場での調査研究を行っています。

町には、「アグピー」という蛍のキャラクターもいるんですよ。

電車、車、飛行機ともに交通アクセスが良く、特急電車なら名古屋から30分弱。

気軽に行ける、身近な蛍の名所なんです。

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滋賀県米原市・蛍の名所の日本一

■2011年ホタルの乱舞(6月23日)

滋賀県の北東部に位置する 米原市は、日本百名山の一つ「伊吹山」をはじめ、自然が豊富な土地です。

市を流れる天野川と三島池に群生する蛍の乱舞はとても幻想的で、市外から訪れる観光客も多いんですよ。

動画からは蛍の光だけでなく、虫たちのにぎやかな鳴き声も。

自然の美しさがより伝わってくると思います。

毎年6月には米原市長岡地区で「天の川ほたるまつり」が開催され、模擬店やイベントも楽しめますよ。

観賞地付近には行灯やぼんぼりなどが設置され、とても幻想的です。

和歌山県紀の川市・蛍の名所の日本一

■鞆渕の蛍(和歌山県/岸辺の里上流)

和歌山北部にある 紀の川市は、豊かな自然を活かしたレジャー施設やフルーツファームなど、観光スポットとしても人気の土地。

細野渓流キャンプ場や鞆渕地区、貴志川町にある「きしべの里公園」などが蛍の名所として人気のスポットです。

細野渓流キャンプ場では6月に「ほたる祭」が開催されます。

キャンプをしながら蛍の舞を眺めるのも素敵ですよね。

「きしべの里公園」では、蛍の放流期間中「ほたるの館」が開館し、資料展示などがあり蛍について学ぶことができますよ。

岡山県真庭市・蛍の名所の日本一

■こんなに多数のホタルを見たのは初めて The saw fireflies for the first time so many

岡山県の北部にある 真庭市は、南北に50kmと長く広がり、酪農や農業、林業が盛んな市。

蛍の名所として有名なのは、真庭市の南部にある北房地区。

ここを流れる備中川とその支流は、蛍の生息地として真庭市の天然記念物に指定され、保護に力を入れているんですよ。

数kmにわたって蛍が乱舞する風景はまるで星空のようで、北房地区を日本一の蛍の名所と称賛する人も多いです。

6月中は備中川沿いの至るところで蛍が楽しめますが、6月中旬頃開催される「北房ホタルまつり」に合わせて見に行くのがおすすめですよ。

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山口県下関市・蛍の名所の日本一

■日本初のホタル舟(山口県下関市)【第20回ふるさとキラリ賞≪選考委員会表彰≫】

山口県の西部、本州の最西端に位置する 下関市は海に囲まれた海峡の町で、山口県一の人口を誇る都市。

下関市の東部にある豊田町が蛍の名所として知られ、町を流れる木屋川沿いにたくさんの蛍が生息しています。

こちらでは蛍が見られる期間中「ホタル舟」を運航しており、木屋川の川下りをしながら蛍の乱舞を楽しむことができます。

舟から眺める蛍なら、間違いなくここが日本一ですよ!

川辺から眺める蛍とは違う、神秘的で幽玄な世界を体験してみてはいかがでしょうか?

また、蛍の生態や自然について学べる施設「豊田ホタルの里ミュージアム」もあります。

蛍を通じて自然環境についても理解を深めることができますよ。

北九州市・蛍の名所の日本一

■北九州市小倉南区春吉のホタル

福岡県の北部にある 北九州市は、人口規模がかなり大きな政令指定都市。

かつての公害問題を克服した経験を生かして「世界の環境首都」を目指したまちづくりに取り組んでいます。

門司区の大川、小倉北区の小熊野川、小倉南区の小馬川や紫川、八幡東区の槻田川、八幡西区の黒川など、市内にはたくさんの蛍の名所があるんですよ。

小熊野川一帯で行われる「小熊野川ほたる祭り」黒川一帯で行われる「香月・黒川ほたる祭り」など、蛍祭りも市内の各所で開催されます。

工業の盛んな政令指定都市でありながら、蛍を身近に見られる環境はとても貴重。

自然との共存について、私たちにもできることがあるのでは?と考えさせられますよね。

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ほたる祭りが開催される長野県辰野町もおすすめ

■ゲンジボタル大発生中、辰野町ほたる童謡公園

ここまで、ほたるサミットに参加している6つの蛍の名所を紹介しましたが、もう一つおすすめしたいのが長野県の辰野町。

日本のほぼ中央に位置する辰野町では、町を挙げて蛍が住みやすい環境づくりに取り組んでいます。

かつては蛍が絶滅の危機にありましたが、今では日本一の名所と呼ばれるほどに水質や自然環境がきれいなんですよ。

この町にある松尾峡・ほたる童謡公園では、東日本で最も多くのゲンジボタルが見られる名所として有名。

毎年6月中旬頃には「辰野ほたる祭り」がにぎやかに開催されます。

辰野町のキャラクター、ゲンジボタルの「ぴっかりちゃん」に出会えるかも!

蛍を見るのにおすすめなグッズ

蛍の放つ光は弱く繊細なため、日没後暗くなった20~22時頃が見頃です。

「日本一の名所」と呼ばれるような、美しい蛍の舞を見られる所ほど、辺りは真っ暗。

足元が良くない場所も多いんです。

観賞に出かける時には、懐中電灯を携帯するのがおすすめですよ。

こちらは手回しで充電できるLEDライト。

足元の安全確認にとても便利なんです。

また、辺りを照らすだけでなく、スマホの充電やAM/FM機能、サイレン機能までついていて、防災グッズとしても大活躍ですよ。

蛍を見る時は、懐中電灯を蛍に向けないように気をつけてくださいね。

マナーを守って、蛍観賞を楽しみたいですね。

蛍の名所・日本一のまとめ

ここまで、日本有数の蛍の名所について紹介してきました。

蛍の幻想的な姿を見ることができるのは、一年のうちでほんのわずか。

今年はぜひ、日本一と呼ばれる名所で、その舞う姿を目に焼きつけてきてくださいね!

以上、「蛍の名所で日本一は?蛍祭りのスポットや幻想的に見える場所はどこ?」について紹介しました。

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