沖縄県の糸満市で、毎年行われる海の男のまつりが糸満ハーレーです。
海を舞台にして戦いを繰り広げる勇ましい男たち。
彼らの勇姿を見ようと毎年3万人以上の観客が糸満市を訪れます。
今回は沖縄で古くから行われている糸満ハーレーの見どころと、アクセス方法について紹介していきたいと思います。
糸満ハーレーとは
もともとは中国で行われてきた糸満ハーレーの行事を日本に広めたのは豊見城城主・汪応祖。
その始まりは450年前とも580年前とも言われる古いお祭りです。
■糸満ハーレー2015
糸満ハーレーはムラ対抗で行われます。
漁師たちは古い時代の集落である西村、中村、そして新島に分かれてハーレー舟に乗り込み、チーム対抗で競漕を行います。
ハーレー舟に乗るのは、漕ぎ手が10名、舵取りが1名、鉦打ちが1名の計12名。
競漕は御願バーレー、アガイスープ、クンヌカセー、中学生バレー、青年団バレー。
地域の人々が参加できる高校生競漕、教員団競漕、職域競漕などもあります。
さらには一般参加のアヒル取りやスイカ取り競争も。
中でも歴史が長くもっとも盛り上がりを見せるのが、他のレースの3倍である2150mを漕いで戦うアガイスープ。
ムラ一番の力に自信を持った漁師たちが参加するこの競漕に勝利すれば最高の名誉となります。
糸満ハーレーのアクセス方法
車の場合は那覇空港より車で20分ほど。
会場周辺は例年9:00から16:00まで交通規制がありますので、糸満漁港北地区や糸満市役所などに設けられた臨時駐車場をご利用ください。
臨時駐車場からは徒歩で7分ですが、シャトルバスを利用することもできますよ。
那覇バスターミナルから約1時間。
89番、33番、46番から糸満行きに乗車して糸満ロータリー下車徒歩3分です。
交通規制の関係で乗車場所と下車場所は異りますから、事前に乗車場所をチェックしてからお出かけください。
糸満ハーレーの日程
糸満ハーレーは毎年旧暦5月4日に行われます。
毎年開催されるのは新暦にすると5月下旬から6月にあたりで、日程は固定されていません。
2016年は6月8日に行われましたが、2017年の日程はまだ出ていませんので情報が入り次第追記したいと思います。
詳細情報についてのお問合せ先はこちらです。
■糸満ハーレー行事委員会:098-992-2011
■糸満市役所商工観光課観光振興係:098-840-8135
糸満ハーレーの見どころ
強い男たちの姿に感動!
糸満ハーレーの中で最も盛り上がるのは、最後の競技であるアガイスープです。
朝から行われてきたムラ対抗戦もこれがラスト、腕力も技量もムラ一番の強い海人たちがしのぎを削ります。
アガイスープは距離も他の競技と比べて2.5倍に当たる2150m。
これで勝負がつきますから応援も最高に盛り上がり、一番の迫力ですよ。
舟が転覆しても大丈夫?
糸満ハーレーオリジナルの競技がクンヌカセーです。
レースの途中で、舟は一斉に転覆!!
え?どうなるの?と思いきや、舟はすぐに起き上がってレースは続きます。
転覆してもすぐに起き上がる様子は見事としか言いようがありません。
技術力と力強さには脱帽です。
アヒルを捕まえるのはだれ?
糸満ハーレーには一般参加のイベントもありますが、その中で最も盛り上がるのがアヒル取り競争です。
海に投げ込まれたアヒルを取ろうと参加するのは小学生から大人までの一般の方々。
アヒルを取れた人は商品として持ち帰ることができます。
投げ込まれるアヒルは30羽、スイカや真鯛と交換できるボールも一緒に投げ込まれています。
飛び入り参加も可能ですから、商品を狙ってみんな参加しましょう。
持っていると便利なものは?
糸満ハーレーが行われる時期の糸満市は、すでにかなりの暑さです。
日差しが強いですから、一日外に出て応援しているうちに熱中症にかかる方も。
日差しを避けるための帽子、そして水分補給のための飲み物はお忘れなく。
また、アヒル取り競争に参加する場合は、着替えを持っていきましょう。
アヒル取り競争は海に飛び込むので服はびしょ濡れになってしまいます。
そのまま帰るわけにはいきませんから、参加しようか迷っている方も、参加したときを考えてバッグに着替えを入れておくといいですよ。
迫力満点の海人たちを見に行こう
沖縄の海が大好きという方は、ぜひ糸満ハーレーに合わせて旅行の計画を立ててはいかがでしょうか。
一度見たら迫力が忘れられず、毎年行きたくなりますよ。
迫力満点の男たちの戦いを見て楽しむのも良し、商品を狙ってアヒル取り競争に参加するのも良し。
これから夏本番を迎える沖縄で、最高の一日を過ごしてください。
以上、「糸満ハーレー2017、日程や見どころは?」について紹介しました。
【関連情報】
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