梅雨時になると、よく カタツムリを見かけるようになりますね。

6月のカレンダーなどにも登場して、梅雨時の象徴的存在です。

じめじめした天気が憂うつな季節でも、のんびり進むカタツムリを見ると、なんだか心が和みますよね。

そんな可愛らしいカタツムリですが、一体どこに目があるの?目じゃなくて触角?足は?と気になったことはありませんか?

そこで今回は、カタツムリの摩訶不思議な生態について紹介します。

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カタツムリの目はどこにある?

カタツムリ 目

「カタツムリ」という童謡に、「お前の目玉はどこにある?つの出せ、やり出せ、目玉出せ」という歌詞がありますね。

それらは一体どこにあるんでしょうか?

カタツムリには大小二対の触角があって、小さい触角が「つの」、上に伸びる大きい触角が「やり」のことではないかといわれています。

そしてカタツムリの目は、 大きい触角「やり」の先端にあるんですよ。

触角の先に目があるなんて不思議ですね。

カタツムリは巻き貝の仲間で、触られたり障害物にぶつかると器用に体を殻の中に隠します。

童謡の歌詞は、カタツムリが殻から出てくる順番につの、やり、目玉と歌われているようですね。

ちなみにカタツムリの別名「でんでん虫」は、殻の中から「出ておいで=出ん出ん」というのが語源だそうですよ!

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カタツムリは目が見えるの?

カタツムリ 目

とても小さく可愛らしいカタツムリの目ですが、どんな風に見えているのでしょうか?

子どもの頃カタツムリを観察していて「今、絶対目が合った!」なんて思ったことがありましたが、カタツムリの目の機能は、 「明るい・暗い」を感じる程度。

人間のように色の識別や距離感覚、物を見る機能はないようです。

目の前に障害物があっても視力で見分けることはできず、ぶつかった刺激を受けて初めて殻の中に体を引っ込めるんですよ。

カタツムリは夜行性ですから、良く見えることよりも光に敏感な方が重要なのかもしれませんね。

カタツムリの目は切っても再生する?

周囲に外敵が多い生き物たちの中には、修復能力や再生能力を持っているものがたくさんいます。

中でも カタツムリの再生能力は強力で、目や触角、体は、何らかの原因で損傷したり、切れてしまってもまた再生するんですよ。

大触角だとおよそ100日で元通りになるそうです。

カタツムリは軟体動物に分類されますが、同じ軟体動物のタコやイカ、ナメクジ、節足動物のエビやカニにも再生能力があるんですよ。

人間の体だと、けがをした部分を修復する能力はありますが、体の一部を失ってしまうと、それを再生することはできませんよね。

カタツムリが持つ驚異的な能力を人間の再生医療に役立てようと、現在研究が行われているそうですよ。

カタツムリの触角の役割は?

カタツムリ 目

カタツムリは物を見る機能が発達していない分、それを補うように触角が重要な役割を担っています。

上に伸びる大触角は、 障害物を察知するセンサーのような働きをしています。

外界からの刺激を受けて神経系に伝える感覚器で、この大触角をふりながら安全確認をしているんですよ。

この大触角で平衡感覚を保っているようで、片方を失うと、失った方向へ曲がってしまい真っ直ぐ進めません。

100日くらいで再生するとはいえ、カタツムリにとっては生きるか死ぬかの大問題ですよね。

小触角の方は、 においや味を察知する働きをします。

人間でいう鼻や舌と同じ器官ですね。遠いところに餌を置いておいても、敏感に嗅ぎつけて真っ直ぐ進んでくるんですよ。

においを嗅ぐことで危険を察知する役割もあるので、小触角を失うと目の前の餌や敵に気づくことができません。

カタツムリは、視覚よりも触覚、嗅覚、味覚を研ぎ澄まして生きている生物のようです。

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カタツムリは足があるの?

人間の感覚からすると、カタツムリにはぱっと見、足らしきものが見当たりません。

歩くというよりは這っているイメージが強いカタツムリですが、実は体全体が 「腹足」と呼ばれる平らな筋肉でできた足なんです。

後ろから前に波打つように進む「進行波」という歩行法で移動します。

何だか新しい攻撃技の名前みたいですね。

ガラス板の上に乗せて下から観察したことがありますが、確かに全身で波を起こしていて、小さいのにすごいなーと感心したのを覚えています。

地面に接している面が広く、さらに特殊な粘液を出しながら移動しているので、つるつるした所もべたべたした所も自在に移動できちゃうんですよ。

カタツムリの餌はなに?

カタツムリ 目

梅雨時といえば「傘に長靴、アジサイにカタツムリ」といったイメージをする人が多いと思います。

しかし、意外なことにカタツムリはアジサイの葉を食べないんですよ!

理由はアジサイの葉に毒があるためで、毒素を分解できるカタツムリもいるそうですが、一般的には食べません。

では、カタツムリは何を餌にしているかというと、小松菜やレタスなどの柔らかい葉、きゅうりや人参、バナナやりんごなど。

特に 甘いものには目がないんですよ。

食べたものによってふんの色も変わります。

また、カタツムリは殻を作るためにカルシウムが必要です。

濡れたコンクリートからしみ出る炭酸カルシウムを食べることも。

もし自由研究などでカタツムリを飼おうという時は、卵の殻を入れてみるのがおすすめです。

歯舌(しぜつ)と呼ばれるおろしがねのような形状の歯があり、ボリボリと食べる音が聞こえます。

耳をすまして観察してみてくださいね。

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カタツムリを顕微鏡で見てみよう

目を凝らしてもなかなか見えない部分は、顕微鏡で見てみましょう!

こちらの ハンディ顕微鏡は、ポケットに収まるコンパクトサイズでありながら120倍にもズームできるんですよ。

一般的な顕微鏡のようにテーブルに置いてプレパラートをセットして・・という煩わしさがなく、屋外にも持ち出せるのが魅力です。

LEDライトも搭載し、暗い場所での観察も可能。

顕微鏡に映る世界をスマホで撮影することもできちゃいます。

手軽に始められて、お子さんの自由研究などにもぴったりですよ。

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カタツムリ以外の変な生き物も

世界には、カタツムリの他にも不思議な生態を持った生き物がたくさんいます。

こちらは、世界中の変な習性を持つ生き物や、悪魔的な行動をとる生き物などを一挙に紹介してくれる本。

例えば「ジンメンカメムシはなぜ人間の顔をしているのか?」など、楽しく読みながら、勉強もできちゃうんですよ

可笑しいけれど愛嬌のある彼らに、何だか親近感が湧いてくるかもしれませんね。

この本を通して、自分や他人の長所や短所も、個性として受け入れられそうです。

カタツムリエキスには美容効果も

 

カタツムリが分泌する特殊な粘液から抽出したカタツムリエキスには、美容効果があるといわれています。

肌にうるおいを与え、毛穴の引き締めや肌の弾力アップ、肌荒れ防止などエイジングケアにぴったりな成分が含まれているんです。

コスメ大国・韓国で人気が出て、日本でも熱い注目を集めています。

こちらは、カタツムリエキスをたっぷり配合した フェイスマスク。

しっとりと肌になじんで、気になる目元や口元もしっかりうるおいますよ。

50枚入りの大容量でコスパが良く、毎日惜しみなく使えるのも嬉しいですよね。

カタツムリの目はどこにある?のまとめ

ここまで、カタツムリの目や触角、足などの特徴、生態について紹介してきました。

これからの梅雨の季節、カタツムリを見かけたら足を止めてじっと眺めてみてくださいね。

見た目の可愛らしさだけでなく、たくましい生命力にも感心させられると思いますよ。

以上、「カタツムリの目どこにある?切っても再生するかや触角の役割は?」について紹介しました。

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