夏の暑さが厳しいと言われる京都ですが、なぜそんなに暑いのか、また厳しい暑さとはどの程度なのかは、観光プランを立てる上でも気になるポイントですよね。
実際、京都が暑いのは真実ですが、夏ならではの情緒もあるので、暑さというデメリットを何とか克服し、古都の観光を楽しみたいものです。
という事で今回は、 京都の夏が暑い理由や暑さの目安、そして おすすめの避暑地や観光プラン等も含めご案内致しますので、ぜひ参考にお役立て下さい。
目次
京都の夏が暑い理由や暑さの目安とは?
では先ず、京都の夏が暑い理由や、実際、どの程度の暑さなのかという気温の目安から、具体的にご紹介していきたいと思います。
京都の夏が暑いのは地形が主な理由!
京都の夏が暑いのは、京都が周囲を山に囲まれた 盆地に形成された都市という事が大きな要因になっているんです。
すり鉢の底にも例えられる盆地は、風が通りぬけにくい地形のため、気温が上昇すると温まった空気がこもり、厳しい暑さが続く事になってしまいます。
また地形の要因に加え、京都市は人口150万人近くもある大都市のため、ヒートアイランド現象の影響も指摘されているようですね。
京都は暑さのランキング上位の常連!
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という事で、暑くなる要素が色々揃っている京都ですが、どれ程暑いのかという目安についても、以下に、具体的にご紹介しておきましょう。
1位 25日 大分県日田
2位 24日 高知県江川崎
3位 21日 福岡県太宰府市
4位 20日 群馬県館林
5位 18日 京都府京都
引用元:Time-j.net世界時計-世界の時間と時差
2017年夏猛暑日、真夏日などの日数ランキングより
上記は2017年度の 気温が35℃以上の猛暑日日数の全国ランキングの引用ですが、ご覧の通り、京都が全国で第5位となっています。
また、気温が30度以上の真夏日も83日と、沖縄県や九州の各県が軒並みランキングの上位を占める中、鹿児島県指宿に次ぐ第40位に京都はランクインしているんです。
因みに、2016年度の猛暑日の日数も京都は27日で第5位、2015年度は21日で6位となっており、全国的に見ても京都が非常に暑さの厳しい都市であるのは明確ですね。
京都の暑い夏の旅行を楽しむコツとは?
さて、日本有数の暑さの京都ですが、夏ならではの風物詩やイベントも揃っているので、旅行のプランを工夫して夏の京都を満喫するのがおすすめです。
という事で、夏の京都の旅行を楽しむコツを先にご案内しておきましょう。
暑い夏の京都では朝と夜の観光がおすすめ!
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暑い時期の京都の旅行では、気温が上がり出す前の 午前中の早い時間帯と、暑さが和らぎ始める 夕方以降を上手く使って観光を楽しむのがおすすめのプランなんです。
特に、夏の京都では、寺院の夜の特別拝観や、京の七夕、貴船神社の七夕祭り等といったライトアップイベントも開催されているので、夕涼みがてら夜の観光を充実させる工夫をしてみるといいですね。
また、朝の観光なら、三室戸寺や天龍寺、大覚寺といった京都のハスの名所等を訪れるのも素敵で、清々しく印象深い夏の京都が楽しめる事間違いなしですよ。
暑い日中は規模の大きな名所をゆっくり観光!
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夏の京都観光は、博物館や美術館、又は京都土産のショッピング等、涼しい屋内が日中のプランにはおすすめですが、あえてお寺や神社等を訪れるなら規模の大きなスポットをチョイスするのがポイントですよ。
というのも、小規模なお寺だと拝観の所要時間が短いため、折角、暑さを辛抱して目的地にたどり着いても、また直ぐに暑い屋外の移動を強いられる事になるからなんです。
私も過去に同様の失敗をして後悔した事があるのですが、夏の京都では、 日中の徒歩での移動が大きなネックになります。
気候の良い季節なら小規模な名所を連続して回るのもいいですが、暑い日の日中は、大覚寺や天龍寺、大徳寺等々、内部が見学できる大きな寺院等をゆっくり拝観するのがイチオシですよ。
暑い夏の京都におすすめの避暑地や観光スポットは?
では引き続き、暑い夏の京都でおすすめの避暑地や観光スポットも具体的にご案内して参りましょう。
暑い夏の京都でおすすめの避暑地や観光1
●貴船
暑い夏の京都で一番人気の避暑地といえば、京都の中心とは気温が5度は違うと言われる 貴船がイチオシです。
貴船川のせせらぎを間近に見ながら楽しめる川床料理は鴨川の川床と共に京都ならではの夏の風物詩で大変おすすめですよ。
また、貴船神社では夏の間、七夕飾りと青紅葉のライトアップが実施されているので、夕方からのお出かけにもぴったりの情緒たっぷりの避暑地となっています。
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暑い夏の京都でおすすめの避暑地や観光2
●錦市場
暑い夏の京都の観光では郊外の避暑地もいいですが、直射日光を避けアーケードで食べ歩きが楽しめる 錦市場もおすすめのスポットですよ。
買い物客で賑わう京の台所、錦市場では、食べやすく串に刺して提供されるバラエティ豊かな京都グルメが楽しめ、ランチ代わりにもぴったりなんです。
因みに、私は昨夏、うだるような暑い日に錦市場で食べ歩きを楽しみましたが、日陰なのと各店舗のクーラーが効いていたおかげで、思ったより快適に食べ歩きが楽しめ嬉しい誤算でした。
また、錦市場では上の動画で紹介されている買った食材を持ち込めるイートインスペースもありますので、ゆっくり食事をしたい方にはおすすめですよ。
暑い夏の京都でおすすめの避暑地や観光3
●南禅寺
夏の京都では、青紅葉の名所もおすすめで、避暑地ではありませんが、見所も多い 南禅寺をゆっくり散策するのもいいアイデアですね。
南禅寺は電車の最寄り駅や市バスの停留所から徒歩10分程というのがネックですが、午前中の早い時間か夕方頃に訪れると比較的、快適に散策が楽しめますよ。
尚、南禅寺はハスの名所でもあるので朝なら勅使門(ちょくしもん)前の池で美しいハスの花も鑑賞できおすすめなんです。
因みに、私は以前、8月の暑い日に午後3時頃から南禅寺を訪れた際、夕立にあってしまったのですが、方丈庭園を眺めながら雨宿りができて、それはそれで、なかなか風情がありましたよ。
暑い夏の京都でおすすめの避暑地や観光4
●京都水族館
暑い日の京都の夏の観光では、夕方からの 京都水族館も、家族旅行などでは大変おすすめです。
規模は余り大きくない京都水族館ですが、京の川のゾーン、かわいい海の生き物たちに会える、海獣ゾーンやペンギンゾーン等、意外と見所も沢山あるんです。
また、屋外プールのイルカショーは、日中だとかなり暑さが厳しくなりますが、夜の部ならそれ程でもありませんよ。
以前、私が夕方から行った時は、ここも夕立の後で、案外、快適に夜のイルカショーを楽しむ事ができました。
また、京都水族館は京都駅から近いので、イルカショーの行われているプールから新幹線がよく見え、電車好きの子供さんならテンションが上がる事、間違いなしですよ。
尚、水族館の周辺には 京都鉄道博物館もあるので、電車好きの子供さんなら併せて訪れてみるのもいいですね。
京都の暑い夏の旅行のコーデは?
という事で、京都の夏が暑い理由や暑さに実態、そしておすすめの避暑地やプラン等ご案内しましたが、最後に旅行の服装のコーデのポイントもご紹介しておきましょう。
暑い夏の京都では通気性のよい服のコーデを!
暑い季節の京都の観光では、避暑地やプランを工夫する事も大切ですが、通気性が良くて着心地のよい服のコーデをする事も快適に旅行を楽しむためには重要ですよ。
上記のオープンショルダーのフリルブラウスは、薄手で透け感のあるちりめん風の生地で、さらりとした着心地の逸品なんです。
汗をかいても肌に貼り付きにくく、非常に軽い素材なので暑い京都の旅行のコーデにもぴったりのトップスとなっています。
デコルテから肩周りまでざっくりとしたオフショルダーではないため、肌見せに抵抗がある方でもチャレンジしやすいデザインですよね。
オレンジはちょっと派手目かな〜と思ったのですが、実際にきてみると肌馴染みがいいカラーだと感じました。
この夏はちょっと明るめの色やオフショルにチャレンジしたい方にもおすすめですよ。
暑い夏の京都では鮮やかなコーデを!
暑い京都の夏の服装を考える上で、熱中症対策やUV対策は必須なんですが、おしゃれも楽しみたいもの。
涼しげなリネンタッチのノースリーブで京都の街並みを散策するのもおすすめです。
パッと前から見るとVネックのシンプルなデザインですが、後ろにはインパクトのある大きなリボンが。
ゆるふわなロングスカートと合わせるのもオシャレですよね。
暑い夏の京都ではゆったりした服のコーデを!
暑い夏の京都の観光では、ジャストフィットの服より、ゆったりめな服のコーデの方が風通しも良く快適でおすすめです。
上記の綿99%のスマートフィットデニムパンツは、ストレッチ素材を採用した履き心地抜群のボトムスで、自然なゆるめのフィット感が暑い夏のおしゃれにも最適なんです。
トップスを選ばず幅広くコーデ可能なデニムパンツは、美シルエットにもこだわった逸品なので、普段使いでもヘビロテ間違いなしですよ。
実際に履いてみると、ピチピチでもダボダボでもなくちょうどいいフィット感でした。
夏場にスキニーを履くと暑さが倍増し、蒸れや履き心地の悪さを感じることがありますよね。
こちらのスマートフィットパンツは、名前の通りストレートラインで程よくフィットするシルエット。
ちなみに152㎝の私がSサイズを履くとジャストな丈感になり、160㎝の母が履くとくるぶし丈でした。
サンダルを履いてスッキリ見せたい場合は、裾をロールアップするとまた雰囲気が変わりますよ。
暑い京都では収納性に優れた夏用バッグのコーデを!
京都の夏が非常に暑いのは事実ですが、市バスや地下鉄、お店の中などは冷房がガンガン効いているため、旅行の服装のコーデでも冷房対策は欠かせないんです。
また、熱中症対策としてペットボトルの飲物、日焼け対策の帽子等も旅行ではマストのアイテムなので、 収納性に優れたバッグは大変重宝しますよ。
上記の2Wayスタイルのミニトートーバッグは、サイドのフックで形を変えて容量アップできるとても使い勝手のよいデザインなんです。
折りたたみ傘やペットボトル、薄手のストールなど旅行の必需品がらくらく収納できる夏らしいかごバッグは、旅行のコーデにも大変おすすめの逸品ですよ。
京都へ日帰り旅行でも1泊旅行にも使える大きさで、かなり収納力はあります。
中はスマホやカギなどの小物がピッタリ収納できるスペースもあり、カバンの中で小物たちが迷子にならない工夫がされているのが嬉しいポイント。
どんなコーデにも似合うシンプルなデザインのかごバッグは、長く使うことができそうで重宝しそうです。
京都の暑い夏は避暑地を取り入れ楽しもう!
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という事で、京都の夏が暑い理由や暑さの目安、そして夏の京都でも快適に楽しめる避暑地やおすすめの観光プラン等をまとめてご案内致しましたがいかがでしたか。
京都の暑さは残念ながらどうする事もできませんが、ちょっと工夫をする事で比較的快適に夏の観光が楽しめますので、ぜひ参考になさって下さいね。
以上、『京都は暑い?夏の避暑地や観光のおすすめ、旅行のコーデも紹介!』を紹介しました。