長野県松本市で行われる「松本ぼんぼん」は松本の夏の一大イベントで、地元の人に愛されるお祭りでもあります。
「松本ぼんぼん」という歌に合わせながら、市内を地元企業や小学校のグループが威勢のいい掛け声とともに踊るこのお祭り。
ぼんぼんって一体何なのでしょうか?由来が気になりますね~。
今回は「松本ぼんぼんの歌詞と意味が気になる!歌手は有名なあの人だった!」についてまとめていきます。
歌詞と踊りの全容
松本ぼんぼんは1番から4番まであり、全部で3分程度です。
それでは歌詞をチェックしていきましょう。
【1番】
夏が ぼん ぼん
安曇野に
りんごこなしの 花咲けば
霧がながれて 髪ぬらす
信濃の娘の 髪ぬらす
堤燈ともした
松本 ぼん ぼん
ぼん ぼん 松本 ぼん ぼん ぼん×4回【2番】
松本 ぼん ぼん
城のまち
山にみどりの 風吹けば
杉っぱ 青っぱ 青山さまが
堀のむこうから 町のつじ
どっこい じんじょ
どっこい じんじょ
ぼん ぼん 松本 ぼん ぼん ぼん×4回
どっこい どっこい じんじょ×8回【3番】
蛍 ぼん ぼん
せゝらぎに
逢うて別れて 女鳥羽川
お城くろけりゃ 闇なお暗い
わたしの明かりじゃ なお暗い
堤燈ともした
松本 ぼん ぼん
ぼん ぼん 松本 ぼん ぼん ぼん×4回【4番】
月が ぼん ぼん
山の尾根
筑摩深志の 里照らす
まわり山なら 峠みち
遠い町まで かよいたい
提燈ともした
松本 ぼん ぼん
ぼん ぼん 松本 ぼん ぼん ぼん×4回
どっこい どっこい じんじょ×6回
わーい わーい わーい
松本城や安曇野、女鳥羽川などの地名が歌詞に入っていて、ご当地ソングの要素がとても強いですね。
実際のお祭りでは21分間が一区切りとなっていて、休憩をはさみながらそれを7回繰り返していきます。
松本ぼんぼんは踊りのコンクールでもあり、最近では300以上のグループが参加し総勢2万人もの人が踊りを披露します。
踊りは1~4番まで同じ振付で盆踊りとは違い、テンポは速め。
振付を変えることはルール違反なので、正しい踊り方を覚えましょう。
繰り返しが多いので誰でもすぐに覚えることができますよ。
踊り方の動画はこちらです。
■松本ぼんぼん
ぼんぼんの意味は?
「松本ぼんぼん ぼんぼん松本ぼんぼんぼん」のフレーズが耳から離れませんよね。
「ぼんぼん」の意味が気になりませんか?
調べてみると、松本地方で昔から伝わる女の子の伝統行事「ぼんぼん」が由来なんだとか。
「ぼんぼん」は夏に行われる行事で、女の子が浴衣姿になり頭には紙で作った髪飾り、そして提灯をぶら下げます。
「ぼんぼんとても今日明日ばかり、あさっては山のしおれ草」と歌いながら町内を練り歩く姿はとても可愛らしいですね。
元々は先祖の霊を慰める行事だったとも言われています。
地元の伝統文化が形を変えて「松本ぼんぼん」になり、夏の一大イベントに成長しました。
歌手は有名なあの人だった!
松本ぼんぼんは4番まであり、1・3番は女性の声、2番は男性の声、4番は混声となっています。
女性の声は前川陽子さんが担当。
聞き馴染みのある声だと思うのですが、実は有名な声優さんでささきいさおさんや水木一郎さんと並びNHKのアニメソング四天王と呼ばれるほどのお方なんです。
「ひょっこりひょうたん島」「魔法使いサリー」「キューティーハニー」のテーマソングが代表曲!
誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
CMソングも担当していて、「かっぱえびせん」「炊飯電子ジャー 炊きたて」の声も前川さんなんです。
2番の男性の声はオペラ歌手の大野徹也さんが担当。
福岡県出身のテノール歌手として国内外問わず活躍されていた方です。
「松本ぼんぼん」は日本的な曲調ですが、大野さんのテノールボイスがあっていますね。
歌も踊りも自然と覚えちゃう!
踊り手は2万人以上で見物客は20万人もの人出で賑わう松本ぼんぼん。
3時間にわたり何度も繰り返されるので、全く知らない人でも帰るまでには覚えることができます。
普段はおとなしい松本の人ですが、この日ばかりは熱く揃った踊りを繰り広げてくれます。
是非一度訪れてみたいですね。
以上、「松本ぼんぼんの歌詞と意味が気になる!歌手は有名なあの人だった!」についてまとめました。
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