夏は全国でちょうちん祭りがおこなわれる季節。
中でも小田原ちょうちん祭りは、地元に愛される祭りとして親しまれています。
小田原はじゃばら構造のちょうちん発祥の地。
小田原城周辺には沢山のちょうちんが飾られ、祭りの気分を高めてくれます。
今回は小田原ちょうちん祭りの日程と見どころや交通規制について紹介していきたいと思います。
小田原ちょうちんって?
東海道の宿場町であった小田原は多くの旅人が往来する場所でした。
地元の職人・甚左衛門さんが、じゃばら構造でコンパクトに畳めるちょうちんを作ったのが小田原ちょうちんの発祥だと言われています。
携帯にも便利ですし安くて丈夫で雨にも強いので、江戸時代の旅人に人気になったんだとか。
童謡「おさるのかごや」にも小田原ちょうちんが出てきます。
歌詞を見てみると、
エッサ エッサ エッサホイ サッサ
おさるのかごやだ ホイサッサ
日暮れの山道 細い道
小田原ちょうちん ぶらさげて
ソレ ヤットコ ドッコイ ホイサッサ
ホーイ ホイホイ ホイサッサ
何気なく歌っていましたが、小田原ちょうちんの明かりを頼りに旅をする歌だったんですね。
小田原ではちょうちんにヒントを得て、日本初のたためるペットボトル「小田原ちょうちん旅名水」を開発。
ペットボトルはかさばるのでいいアイディアですね。
小田原ちょうちん祭りの日程や場所は?
小田原ちょうちん祭りでは小田原ちょうちんをシンボルとしているので、駅やステージ・街のいたる所に飾り付けられています。
屋台も50店ほど出店するので、夏祭りのワイワイした雰囲気も楽しめますよ。
小田原ちょうちん夏祭りの基本情報は以下の通りです。
■日程:7月下旬予定
■会場:小田原城址公園・小田原市城内
■問合せ先:小田原市観光協会
※小雨決行
二の丸広場では特設ステージが設置され、ダンスや太鼓演奏などが行われ祭りを盛り上げてくれます。
例年、お堀端通りで自治体による「みこしパレード」が行われていますよ。
小田原ちょうちん祭りの見どころは?
小田原ちょうちん踊り
郷土芸能として親しまれている「小田原ちょうちん踊りコンクール」が開催されます。
全員がちょうちんを持って踊る姿は、ここでしか見られませんね。
ちょうちんを折りたたんだり開いたりと、ユニーク!
郵便局員さんや保育士さんの団体などが出場し、息の合った踊りが見られます。
オリジナルちょうちんを作ろう!
観光客に人気なのがオリジナルちょうちん制作コーナーです。
夏休みの自由研究にするという子供達もいるくらい。
小田原ちょうちんの歴史と手作りちょうちんで、毎年悩む自由研究を楽しみながら終わらせることができますね。
みこしパレードは必見!
小田原駅から小田原城への道を交通規制し、自治体によるみこしパレードが行われます。
20団体以上そして約1500人がみこしを担ぎ、熱気は最高潮に達します。
交通規制情報
「みこしパレード」が開催されるため、小田原駅から会場となる小田原城にかけてのお堀端通りを中心に交通規制が行われます。
会場へは小田原駅から徒歩10分程度なので、なるべく公共交通機関を利用しましょう。
夜はちょうちんの灯がすてき
8月上旬には小田原酒匂花火大会が開催されますし、神奈川県内では7月8月に各地で花火大会が行われます。
詳しい情報をまとめましたので、「花火大会で夏を感じたい!」という方は参考にしてみてくださいね。
→小田原酒匂川花火大会の穴場スポットや駐車場はどこ?→神奈川県内の花火大会!7月8月の日程カレンダー一覧!
→浴衣の扇子の差し方!男性と女性別の差す場所や人気の扇子をご紹介!
小田原城のお堀の周辺には地元の小学生が作成した約2000個ものちょうちんが飾られます。
夜にはちょうちんに明かりがともり、それがお堀の水面にも映り幻想的な雰囲気に。
江戸時代にタイムスリップした気分に浸りながら、暑い夏を楽しんでみてはどうでしょうか?
季節は夏本番なので、熱中症に気を付けて楽しみたいですね。
以上、「小田原ちょうちん祭り!日程と見どころと交通規制は?」について調べました。