夏のイベントや、デートを盛り上げるために、 浴衣を着て出掛ける方が最近増えている気がします。

せっかく浴衣を着るなら、より魅力的に見せるために、「扇子」を帯に差してみませんか?

いつもの浴衣に合う扇子をプラスするだけで、がらりと雰囲気を変えることができておすすめですよ。

とはいっても、適当に差してしまっては、残念な印象になってしまいます。

そこでこの記事では、男女別の浴衣の扇子の差し方や、おすすめの扇子を紹介していきたいと思います!

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男性と女性では浴衣の扇子の差し方が違うの?

簡単に和を取り入れることができて、いつもと違う自分になれる 浴衣が人気を集めています。

デートに2人で来て行けば、お互いの新しい魅力を発見できるのではないでしょうか?

そんな魅力アップさせてくれる浴衣を引き立てるために、帯の部分に扇子を差すことをおすすめします。

扇子の差し方ですが、実は男性と女性とでは微妙に違うんですよ。

ここからは、男女別の扇子の差し方を見ていきましょう。

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浴衣の扇子の差し方・場所・注意点は?

まずは、女性の浴衣の扇子の差し方からご紹介します。

女性の場合・浴衣の扇子の差し方

■扇子を差す場所は、体の左側で扇子の要(扇子の下の軸の部分)が下になります。

脇側に向かって少し斜めにするのがポイントで、扇子の上側が2cmくらい見えるように差します。

人から見える側に地紙(柄の入っている側)を向けて、帯と帯板の間に差せばOKですよ。

ちなみに、右手で扇子を持ち、左手の親指で扇子が入る場所を開いて作ってあげれば、帯も扇子も痛みにくくておすすめですよ。

以上が、女性が浴衣に扇子を差すやり方になります。

男性が扇子を帯に差す場合は、女性と同じく脇側に向かって少し斜めにするのですが、女性の帯よりも幅が狭いので、差したら自然と斜めになるでしょう。

差す場所は女性と同じく体の左側で、扇子は要が下、2cmくらい覗かせれば大丈夫ですよ。

男性の場合・浴衣の扇子の差し方

男性の扇子の差し方も、女性の時と同じようにして大丈夫なのですが、男性ならではのカッコいい差し方がありますので、紹介します。

■男性の場合も扇子を差す場所は左腰部分と紹介しましたが、真ん中に差すのもおすすめです。

私の知り合いが、浴衣を着ていた時に、真ん中に差していたので理由を尋ねると、着物に詳しい方から、教わったのだと教えてくれました。

武士が身づくろいをするの時、左腰に大刀、小刀、と順番に差していくのだそう。

これにならって、「扇子を浴衣に差す時は、要を下にし、へそのところから左腰に向かって斜めに差したほうがいい」と教わったのだそうです。

最後に、2cmくらい扇子が覗くように調節すればOKですよ。

こうして差すと、帯の下を扇子が抜け落ちにくく、しかも差した時の感覚が気持ちいいと話していました。

人それぞれ体型は様々なので、一旦上記の通りに差してみて、あとは、鏡を見ながらあとはバランスを調整するといいでしょう。

浴衣に扇子を差す時の参考になれば幸いです。

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浴衣に合う上品な扇子の仰ぎ方

扇子の差し方をマスターしたら、上品に扇ぐ方法も覚えておくといいですよ。

さらっと扇子を使いこなして、周りを驚かせてみましょう。

それでは、どうやったら上品に扇ぐことができるのか、ポイントを見ていきましょう。

扇子の上品な扇ぎ方

・自分が扇いだ扇子の風は、周りの人にかからないようにしなければならない

・顔の下で、下から扇ぐ

・近くに人がいる場合、50cmほど距離をとる

・ばたばたと音が鳴らないようにゆっくりと扇ぐ

このように、いくつかのポイントを守れば、上品な印象を与えることができるでしょう。

せっかく和装をしているのですから、品のある雰囲気をキープしたいものですね。

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浴衣を着こなす際の注意点

せっかく浴衣を身につけるなら、上品に着こなしたいですよね。

どんな浴衣を選び、どんな風に着付けをすれば、理想通りの和装姿になるのでしょうか。

ここからは、浴衣を品良く着こなすポイントをお伝えしていきますね。

男性はサイズ選びに注意する

男性の浴衣は、女性のものと違って、長さを調整する「おはしょり」がないので、 サイズ選びに慎重なる必要があります。

長いと感じる場合は、少しおはしょりのようにして帯に入れ込むという方法があるのですが、短いのはどうしようもありません。

ですから、サイズ選びに迷った時は、長めを選ぶのがベターですよ。

背中の中心にある縫い目を背中の真ん中に合わせる

男女ともに、浴衣には真ん中に縫い目があります。

この縫い目を真ん中の背骨に沿うように浴衣を合わせてくださいね。

ちなみに、帯を結ぶと下のほうの縫い目は右にずれるものなので、帯から上の縫い目が真ん中にきていればOKですよ。

腰紐をしっかり結ぶ

これは男女共通の注意点になりますが、腰紐を結ぶ時に、ゆるくならないように、しっかりと結ぶことがとても大事です。

結び方は、着付けの本などで片輪結びがよく紹介されていますが、りぼん結びや片結びでも充分ですよ。

余った場合は、紐に挟んでおけば大丈夫です。

しっかり結んでおかないと着崩れしてしまう可能性がありますので、気をつけてみてくださいね。

女性の浴衣の衣紋(首の後ろの衿部分)を抜く

■着付のワンポイント「衣紋抜き」について

参照元URL:https://youtu.be/8UF9Ih4gUH8

衣紋(首の後ろの衿部分)の空間を作ることを衣紋を抜くといいます。

浴衣だけじゃなく、着物の時もそうなのですが、女性の場合は、衣紋を抜かなければなりません。

首の後ろに浴衣の生地がつくのはNGなので、ご注意ください。

どのくらい空間を空けるのかというと、およそ拳1個分となります。

その時のヘアスタイルや、ぞれぞれの体型によって、バランスを見ながら衣紋を抜くといいでしょう。

衣紋の抜き具合がよくわからないという方は、上の動画を見るとわかりやすいと思います!

ちなみに、男性やお子様が浴衣を着る時は、衣紋を空ける必要はありませんよ。

女性の浴衣はおはしょりを綺麗に整える

■上手に着付をする重要ポイント「おはしょり」をすっきりする方法

参照元URL:https://youtu.be/ojHtJF_FdWA

男性の浴衣の場合はおはしょりが無いので関係ありませんが、女性は着付けの時におはしょりを整えることが大事ですよ。

ここをすっきりとさせることで、着崩れしにくくなりますし、綺麗に仕上がります。

また、帯から5cm出ているのが、理想的だとされているんですよ。

上の動画が、おはしょりを作る時に参考になっておすすめです。

男性の場合・帯の位置に注意する

■【阪急百貨店】男性ゆかたの着方・帯の結び方

参照元URL:https://youtu.be/Uwg7FxdwUo8

男性は貝帯を使用しますが、 位置に注意しないと、バランスが悪く見えてしまうんですよ。

男性の場合は、腰紐を腰骨の上、貝帯を腰紐の位置で結びます。

結び方については、上の「一般的な貝の口」という結び方の動画がとてもわかりやすくて参考になりますので、チェックしてみてくださいね。

帯を結ぶのは難しい…と感じる方は、作り帯を使用するのもおすすめですよ。

女性の場合・帯の位置に注意する

■【阪神百貨店】「初心者でもできるゆかたの帯の結び方」

参照元URL:https://youtu.be/7PsNY8rBph4

女性の場合は帯の位置によって、印象を変えることができます。

大人っぽく浴衣を着こなしたいのなら、帯を下のほうにするのがおすすめですよ。

また、上のほうにすると、娘さん風になります。

30代の方の場合は、振袖を着る時のように上にするのは避けたほうがいいでしょう。

また、体型によって似合う帯の位置というものがあって、痩せ気味の方は、やや下のほう、ふっくらしている方はやや上がベストですよ。

帯の結び方については、上の「帯の結び方」の動画が参考になりますので、作り帯を使用せずに自分で結ぶという方は、チェックしてみてくださいね。

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浴衣の裾の長さに注意する

浴衣の裾は、短すぎても長すぎてもいけません。

女性が浴衣を着た時に上品に見える長さは、くるぶしが全部隠れているか、少しだけ見えるくらいです。

着付けをする時に、後ろ側の浴衣をかかとが2~3cm出るくらいで調整し、そこからつま先上がりになって前の長さを決めれば、くるぶしが隠れる丁度良い長さになるのでおすすめですよ。

男性の場合は、くるぶしが半分見えるくらいがベストです。

浴衣に似合う人気の扇子をご紹介

扇子を浴衣に差す方法と、上品な扇ぎ方を覚えたら、あとは お気に入りの扇子を見つけるだけですね。

浴衣にぴったりな、どこにでも持ち歩きたくなる扇子を見つけましょう!

ここからは、男女別に浴衣に合うおすすめの扇子を紹介していきたいと思います。

女性に人気な浴衣に似合う扇子①

まずは、女性におすすめの浴衣に合う扇子を紹介したいと思います。

こちらは、美人画で有名な画家「 竹久夢二」の作品が施された、シルク100%の扇子です。

竹久夢二は、1884年~1934年に活躍した画家なのですが、現代でも古さを感じさせない作品ばかりですね。

優しい色使いと、上品な柄が浴衣をより魅力的に引き立ててくれそうです。

お値段も1000円台とリーズナブルなどで、デザイン違いで持っておくのもいいのではないでしょうか。

持っているだけで気持ちが明るくなりそうな綺麗な扇子をお探しの方に、おすすめですよ。

女性に人気なおすすめの扇子②

エレガントなデザインの扇子をお探しの方には、こちらをおすめします。

シルク100%の高品質で、目を惹く美しい桜が描かれている扇子は、どこにでも持ち歩きたくなるのではないでしょうか。

浴衣の色に合わせて扇子をコーデしてみてくださいね。

男性に人気な浴衣に似合う扇子①

次は、男性におすすめの扇子を紹介します。

こちらは、シックな色合いの大人っぽい雰囲気の扇子です。

男性だけじゃなく、落ち着いた色合いが好みの女性が使うのもいいですね。

シンプルだけど、おしゃれな扇子をお探しの方におすすめですよ。

男性に人気な浴衣に似合う扇子②

こちらの男性におすすめの扇子は、名前を入れることができるんですよ。

オリジナルの扇子が欲しい方にはベストではないでしょうか。

サイズが男性が持ちやすいサイズになっているので、扱いやすくておすすめですよ。

年齢関係なく使えるスタイリッシュなデザインが素敵な扇子です!

浴衣の扇子の差し方についてのまとめ

扇子は、浴衣を着る時だけじゃなく、普段使いにも活躍してくれる便利なアイテムです。

いつも持ち歩くものなら、愛着が湧きそうな扇子がいいですよね。

今回紹介した、浴衣に合うおすすめの扇子は、おしゃれなうえに使いやすいものばかりなので、是非チェックしてみてくださいね。

普段使う機械が無い方は、「使いこなすのは難しそう…」と感じるようですが、いつも身につけて何度も使用していれば、自然と動作が身についてきますよ。

浴衣を着た時は、巾着やかんざしなどの小物だけじゃなく、扇子も是非取り入れてみてくださいね!

以上、「浴衣の扇子の差し方!男性と女性別の差す場所や人気の扇子をご紹介!」を紹介しました。

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