開花宣言があってからあっという間に満開を迎える桜。

京都の春は桜と神社仏閣の競演が見事なので、旅行に行こうと思っている方は多いですよね。

桜の見頃時期は短いので「気がついたらもう開花してしまって間に合わなかった」とがっかりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でもご安心ください。

京都はソメイヨシノの見頃が終わってから楽しめる「遅咲きの桜」もあります。

しかも京都には遅咲きの桜の名所もあるので、京都のお花見旅行を計画中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

今回は「京都で遅咲きの桜の花見を楽しみたい」という方のために、京都の遅咲き桜の見頃の情報とおすすめスポットをご紹介します。

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京都、遅咲き桜の見頃は?

京都の遅咲きの桜は例年4月10日頃から見頃を迎え、桜の種類によっては4月20日頃から見頃を迎えるものもあります。

京都の遅咲き桜はソメイヨシノが見頃のピークを過ぎて散り始めたころから咲き始めます。

ソメイヨシノは平年3月末から咲き始め1週間ほどで満開になり、散り始めるとともに遅咲きの桜が開花。

早咲きの桜の散り際と遅咲きの桜の見頃は時期が重なりますから、早咲きと遅咲きの両方の桜がある場所ですと散りゆく桜と咲き誇る桜の両方を見ることができますよ。

桜の開花についてはニュースなどで全国各地の情報を簡単に知ることができますが、これはすべてソメイヨシノの情報です。

遅咲きの桜の見頃は、ソメイヨシノの見頃が終わりを迎えてからだと覚えておきましょう。

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遅咲き桜のおすすめスポット3選

遅咲き桜 京都 名所

遅咲き桜の代表・仁和寺の御室桜

京都の遅咲き桜の代表といえば、仁和寺の御室桜です。

御室桜は江戸時代から桜のお花見スポットとして人気が高く、奈良の吉野の桜と同等の美しさだと言われている名所。

桜といえば高い木が多いのですが、仁和寺の御室桜は背が低く花も枝の低い部分から付いていることが特徴です。

■仁和寺の御室桜

仁和寺の五重塔と低い位置で一面をピンク色に彩った御室桜は組み合わせるとまるで絵のよう。

桜の美しさが五重塔の存在によってより映えるので、こちらではカメラ片手に桜観賞をしてみてくださいね。

仁和寺

■住所:京都市右京区御室大内33

■アクセス方法:嵐電(京福電鉄)北野線 御室仁和寺駅下車 徒歩2分
またはJR花園駅下車 徒歩15分

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見事な枝垂れ桜・上賀茂神社の斎王桜

斎王桜は上賀茂神社の一の鳥居をくぐった参道脇にあります。

上賀茂神社に宮中から神に仕えるために遣わされた未婚の皇女である斎王にちなんで名前をつけられました。

桜はソメイヨシノもいいですが、ピンクの色が少し濃い枝っぷりが見事な枝垂れ桜の銘木・斎王桜は圧巻ですよ。

■京都・上賀茂神社 斎王桜

上賀茂神社には早咲きの桜であるしだれ桜の御所桜も有名なのですが、こちらは早咲きのため一緒に堪能することはできません。

しかし御所桜が終わったら次は斎王桜と、上賀茂神社は長く桜を楽しむことができますからおすすめです。

上賀茂神社

■住所:京都市北区上賀茂本山339

■アクセス方法:京阪電車「出町柳町」または地下鉄「北山駅」より市バス「上賀茂神社前」バス停下車 徒歩すぐ

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桜の花園・原谷苑

20種類以上400本の桜が植えられていて、さまざまな遅咲きの桜を満喫できる桜の花園が原谷苑です。

4000坪の敷地の中に、紅枝垂れ、吉野枝垂れなどが咲き乱れる様子は非常に美しいです。

昭和40年代から公開されるようになったという個人の庭園である原谷苑は、遅咲きの桜以外にも、レンギョウやボケ、山吹などいろいろな花々を見て楽しむことができます。

■京都・原谷苑を歩いてみた【4K】

最近は段々とその名前が知られるようになりましたが、以前は地元の人しか訪れない穴場の桜の名所でした。

遅咲きの桜や春の花々に囲まれて春の一日を満喫したいという方はぜひ足をお運びください。

原谷苑

■住所:京都市北区大北山原谷乾町36

■アクセス方法:市バス「原谷バス」停下車より徒歩2分

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遅咲きの桜を楽しもう

京都は遅咲きの桜も美しいですから、桜を長く楽しむことができます。

ニュースで桜の開花情報が出たときに予想以上に早かった場合、「お花見旅行を計画していると間に合わない!」と慌ててしまいますが、京都の桜には遅咲きがあります。

早咲きが終わったら遅咲きの桜が楽しめますから安心して計画を立てましょう。

遅咲きの桜は桜の定番であるソメイヨシノとは種類が違い、濃い花などが特徴の遅咲きの桜もとても美しいですから、ぜひ京都の遅咲きの桜も見に行ってみてくださいね。

以上、「京都で遅咲き桜の名所3選!見頃やおすすめスポットは?」について紹介しました。

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