極上の海の幸の代表格といえば、なんといってもカニですが、中でも、 セコガニ(せいこ蟹)は、様々な食べ方で楽しめ人気があるんです。
とはいえ、限られた時期しか手に入りにくい上、流通量も少ないなセコガニ(せいこ蟹)なので、最も美味しい食べ方で、旬の味覚に舌鼓を打ちたいものですね。
という事で今回は、 セコガニ(せいこ蟹)の食べ方について、 茹で方や捌き方等の調理方法から美味しい料理のレシピまで詳しくご案内していきたいと思います。
目次
セコガニ(せいこ蟹)とは?
セコガニ(せいこ蟹)は、カニ好きな方にとってはお馴染みですが、中には、一体、どんなカニなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、セコガニ(せいこ蟹)は ズワイガニのメスの事で、地方によって呼び方が違い、コッペガニ、香箱(こうばこ)ガニ、親ガニ等とも呼ばれています。
因みに、越前ガニ、松葉ガニと呼ばれるズワイガニのオスとセコガニ(せいこ蟹)ではサイズも全く違っていて、一見、同種とは思えないほどなんです。
ズワイガニのオスは1㎏位になるものも珍しくありませんが、セコガニ(せいこ蟹)は大体200g前後と非常に小ぶりなのが特徴のひとつですね。
尚、サイズ的には見劣りするセコガニ(せいこ蟹)ですが、味的には、オスのカニにも負けない絶品の味わいでとても人気がありますよ。
セコガニ(せいこ蟹)の解禁日や旬の時期は?
さて、美味で人気のあるセコガニ(せいこ蟹)ですが、乱獲防止のため、オスより禁漁期間が長く、 一年の内、2カ月しか獲る事ができない貴重品でもあります。
セコガニ(せいこ蟹)の漁の解禁日は、11月初旬で、翌年1月上旬までの約2か月間というほんの短い期間なんです。
尚、セコガニ(せいこ蟹)は冷凍ものが禁漁期にも手に入りますが、とれたての旬の味わいは、やはり格別ですよ。
因みに、オスの方は、富山以西では11月初旬から3月下旬、新潟以北では10月初旬から5月末までと漁期も圧倒的に長くなっています。
セコガニ(せいこ蟹)の味の特徴や美味しい食べ方は?
参照元URL:https://www.rakuten.co.jp/
という事で、季節限定の人気の味覚であるセコガニ(せいこ蟹)ですが、サイズは小ぶりでも、その分、味が凝縮された身が非常に美味でファンも少なくありません。
ですが、セコガニ(せいこ蟹)の醍醐味は、なんといっても 卵とカニ味噌で、メスのカニならではの絶品の味わいが楽しめますよ。
●セコガニ(せいこ蟹)の外子
セコガニ(せいこ蟹)は2つの部分に分かれて卵が存在していて、 腹に抱いているのが外子と呼ばれる成熟した卵です。
黒っぽい色をした外子は、プチプチっとした食感で、生でも茹でても美味しく召し上がれます。
生の外子は、塩もみをしてさっと洗った後、薄口しょうゆで一夜漬けにすると、ごはんやお酒のお供に最適です。
また、塩ゆでした外子なら、そのままでも、酢醤油やわさび醤油を付ける食べ方もおすすめですよ。
●セコガニ(せいこ蟹)の内子
セコガニ(せいこ蟹)のもう一つの卵である 内子はカニの甲羅の中にある未成熟の卵で、生だと紫色ですが、茹でると濃いオレンジ色になります。
生の内子の食べ方としては、塩漬けやしょうゆ漬けが人気で、熱いご飯との相性も抜群ですよ。
一方、茹でた内子は、赤いダイヤとも呼ばれる珍味で、ねっとりと濃厚な味わいが楽しめ人気なんです。
内子の食べ方としては、そのまま召し上がる他、カニ味噌と和えたり、味噌汁や炊き込みご飯の具でも美味しく楽しめますよ。
●セコガニ(せいこ蟹)のカニ味噌
セコガニ(せいこ蟹)は、甲羅の中にみっちりと詰まった カニ味噌も外せない極上の味わいです。
因みに、カニ味噌は、カニの中腸腺という栄養が貯蔵されている部分で、オスにもありますが、特にセコガニ(せいこ蟹)にはカニ味噌がたっぷり詰まっていて美味なんです。
うまみが凝縮されたセコガニ(せいこ蟹)のカニ味噌は、内子と一緒に召し上がると、なんとも濃厚な味わいが絶品で人気ですよ。
セコガニ(せいこ蟹)の茹で方や捌き方のコツは?
という事で、一杯で盛沢山な食べ方が楽しめるセコガニ(せいこ蟹)ですが、美味しい茹で方や捌き方のコツも、ぜひ知っておきたいですね。
セコガニ(せいこ蟹)の茹で方のコツと注意点!
参照元URL:https://youtu.be/p9vydrtzY7o
セコガニ(せいこ蟹)は、サイズが小さいので生食より茹でた方が食べやすくなります。
という事で、上の動画を参照しつつ、正しい茹で方の手順をご紹介しておきましょう。
①生きているセコガニ(せいこ蟹)を真水につける
生きたセコガニ(せいこ蟹)を直接、熱湯に入れると、カニは身を守るため足を切り離してしまうため、 真水に入れるひと手間が茹で方の最初のポイントです。
尚、真水に20~30分ほど浸し、カニが動かなくなれば、いよいよ茹でる下準備が完了ですよ。
②セコガニ(せいこ蟹)は海水くらいの塩分濃度で茹でる!
セコガニ(せいこ蟹)を茹で方の2番目のポイントは、真水ではなく、 海水くらいの塩分濃度の熱湯に入れるという事です。
具体的には水1リットルに塩20~40gほどが分量の目安になりますね。
尚、セコガニ(せいこ蟹)を茹でる際は、大きめの鍋にたっぷりと水を入れるのもコツで、グラグラと沸騰したところでカニを投入します。
③腹を上にしてセコガニ(せいこ蟹)を湯に入れる!
セコガニ(せいこ蟹)の茹で方では、 背中から蟹を熱湯に投入することもポイントになります。
これは、動画でも説明されていますが、腹を下にすると、カニ自身の重みで、せっかくの卵がつぶれてしまうためです。
尚、茹で時間はサイズにもよりますが、小さい物なら13分前後、大きいなら20分ほどが目安になりますよ。
④カニが浮いて来ないようオモシを乗せる!
セコガニ(せいこ蟹)を茹でるときは、 カニが水に浸かった状態を常に保つことも茹で方のポイントです。
なので、カニが浮き上がってくる場合は、軽めのオモシになるものを上にのせてカニ全体が水に浸かるようにしましょう。
尚、動画にもある通り、余り重いオモシだとカニの卵がつぶれてしまうので、浮き上がらない程度の重さのものを選ぶといいですね。
セコガニ(せいこ蟹)の捌き方のコツや注意点!
参照元URL:https://youtu.be/H5Xd3EpyPbQ
美味しい茹で方をしたセコガニ(せいこ蟹)でも、捌き方がまずいと味も台無しですよね。
という事で引き続き、 捌き方の手順を、こちらも動画を参照しながら、分かりやすくご紹介しておきましょう。
①セコガニ(せいこ蟹)の腹についている前掛け(フンドシ)と呼ばれる外子が入った部分を取る。
②カニの両足をもって折りたたむようにして甲羅から胴体を外す。
③甲羅の先端部(カニの頭の部分)を親指でぎゅっと押して取り外す。
④胴体についている灰色の部分(ガニ)を取り除き、付着している泥をタオル等でふき取る。
⑤脚の関節に軽く包丁を入れて足と胴体を切り離す。
⑥胴体に横から包丁を入れて胴体を半分に割る。
⑦脚の関節を切り離し、真ん中に包丁を入れて中の身を取り出す。
以上が動画でも紹介されているセコガニ(せいこ蟹)の捌き方の手順になります。
尚、盛り付け方は、動画のように カニの甲羅をお皿替わりにして、カニ味噌、内子や外子、足の身などを盛り付けると見栄えもよくおすすめですよ。
味噌汁・グラタン…セコガニの美味しい食べ方のレシピは?
さて、ここまでセコガニ(せいこ蟹)の食べ方について詳しく見てきましたが、美味しい食べ方ができる人気レシピも併せてご紹介しておきましょう。
セコガニ(せいこ蟹)の食べ方のレシピ1:味噌汁
参照元URL:https://youtu.be/_rcxkBdo828
セコガニ(せいこ蟹) 2杯
大根 1/2本
水 1500ml
味噌 適量
先ず、ご紹介するのは、外子と内子、カニ味噌の旨味がたっぷり堪能できる定番の人気の食べ方、 セコガニ(せいこ蟹)の味噌汁です。
作り方は、動画の通りのシンプルな手順になりますが、補足すると、カニの脚が取れ防止は、水から茹でてもOKですが、茹で方で紹介したように、先に真水につけておいてもいいですね。
尚、味噌汁に入れる具材は、大根の他、お好みでネギや里芋などを加えても美味しい食べ方ができますよ。
セコガニ(せいこ蟹)の食べ方のレシピ2:グラタン
参照元URL:https://youtu.be/UAbtx_PNQDI
セコガニ(せいこ蟹)の身・外子・内子・カニ味噌 100g程
バター 20g
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 4個 ※お好みで
小麦粉 20g
牛乳 250㏄
コンソメ 大さじ1
塩・コショウ 少々
マカロニ 80g ※お好みで
セコガニ(せいこ蟹)の食べ方では、和風のレシピもさることながら、 洋風のグラタンも人気がありおすすめです。
因みに、ホワイトソースづくりは一見、難しそうですが、動画のように、バターで具材を傷めながら、小麦粉、牛乳の順で入れればフライパン一つでできとても手軽なんです。
尚、セコガニ(せいこ蟹)のグラタンの場合は、カニの身をソースに絡めてドロッとしたところで、さらに外子や内子、カニ味噌も加えるといいですよ。
また、動画ではグラタン皿を使っていますが、お好みでカニの甲羅を代用しても見栄えが良く、SNS映えすること間違いなしですね。
セコガニ(せいこ蟹)の食べ方のレシピ3:カニ飯
参照元URL:https://youtu.be/-MYfYd6jbRg
セコガニ(せいこ蟹) 2~3杯ほど ※適量
お米 4合
水 4合分の水マイナス200g(調味料分)
エリンギ 1パック ※お好みで
調味料 酒 120㏄・みりん45㏄・しょうゆ35㏄
セコガニ(せいこ蟹)といえば、 炊き込みご飯もおすすめのレシピで、具材と調味料を入れて炊飯器で炊くだけなので、動画でもご覧いただける通り、とても手軽ですよ。
尚、セコガニ(せいこ蟹)のカニ飯では、捌き方のところでご紹介した手順を参考にして、外子、内子、足などをきちんとさばいてから炊飯器に入れ、調理しましょう。
因みに、セコガ(せいこ蟹)のカニ飯が余った場合は、おにぎりにしておくと冷めても美味しくおすすめですよ。
通販でおすすめなセコガニ(せいこ蟹)をご紹介!
オスのズワイガニと比べ、流通量が限られるセコガニ(せいこ蟹)ですが、通販なら新鮮なものが手軽に手に入りおすすめですよ。
通販でおすすめなセコガニ(せいこ蟹)1
上記の山陰沖で水揚げされたセコガニ(せいこ蟹)1㎏は、旬の活カニが産直で届く楽天ランキング1位獲得の人気商品です。
味噌汁やグラタン、カニ飯、カニラーメン等々、様々な食べ方で楽しめる活セコガニ(せいこ蟹)は予約販売の貴重品なんです。
足取れ品が混ざる訳あり品になりますが、その分、コスパにも優れていて、特にご家庭用にはおすすめの逸品ですよ。
通販でおすすめなセコガニ(せいこ蟹)2
セコガニ(せいこ蟹)は、漁期が短い貴重品ですが、シーズンオフに味わいたい場合は、水揚げ後に釜茹でし急速冷凍したものが通販で一年中楽しめるんです。
上記の訳あり釜茹でセコガニ(せいこ蟹)1㎏は、楽天で4冠達成の逸品で、様々食べ方で楽しめる人気の海の幸ですよ。
業務用の冷凍庫でしっかり保管され鮮度を保ってお届けできる産直のセコガニ(せいこ蟹)は、口コミでも高評価のおすすめの珍味となっています。
セコガニ(せいこ蟹)を食べる時におすすめの道具は?
では最後に、様々な食べ方で楽しめるセコガニ(せいこ蟹)を調理する際におすすめの道具も併せてご提案しておきましょう。
セコガニ(せいこ蟹)を食べる時におすすめの道具1
カニの捌く際は、基本的には包丁OKですが、不慣れな方なら、専用のハサミを使うとより安全に調理できおすすめですよ。
上記のらくらくカニはさみは、カニの殻が楽しく安全に切れるアイデアグッズで、力もいらず、子供さんやシニアにも最適の逸品なんです。
色々な美味しい食べ方ができるセコガニ(せいこ蟹)ですが、捌くのが不安という方にはぴったりの便利な道具となっています。
セコガニ(せいこ蟹)を食べる時におすすめの道具2
オスのズワイガニより随分と小ぶりなセコガニ(せいこ蟹)なので、身などをとる際は、包丁だけでは上手くいかない事もありますよね。
その点、 上記のカニスプーンがあれば、カニの身やカニ味噌等が取り出しやすくとても便利ですよ。
スプーンの反対側には、細い部分の身を取り出すときに重宝するフォークもついているアイデアスプーンは、一本あると何かと重宝しおすすめです。
美味しい食べ方でセコガニ(せいこ蟹)を堪能!
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という事で、セコガニ(せいこ蟹)の食べ方について、茹で方や捌き方のコツやおすすめの食べ方なども含め、詳しくご紹介しましたがいかがでしたか。
サイズ的にはオスより見劣りするものの、外子や内子も楽しめるセコガニ(せいこ蟹)なので、今年の漁期は、ぜひその濃厚な味わいを堪能してみてくださいね。
以上、「セコガニ・せいこ蟹の食べ方!茹で方や捌き方、美味しい料理方法は?」を紹介しました。