合唱や吹奏楽に 指揮者は欠かせませんよね。
指揮者は演奏者と違ってたった1人しかいません。
そのため、指揮者の服装に迷う人も多いのではないでしょうか?
今回は、格式が高い指揮者の服装や合唱や吹奏楽などで着る指揮者の服装を紹介します。
指揮者が指揮を振る上でのコツも紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
合唱や吹奏楽などで着る指揮者の服装の注意点は?
指揮者は演奏者より目立たない服装を
指揮者の服装は、演奏者と同じまたは演奏者より 目立たないものを選ぶようにしましょう。
指揮者は指揮台に立つため、観客席からはかなり目立ちます。
そのため、指揮者が目立つ服装やヒラヒラしたりバタバタと目に入ってしまうような服装だと、観客が歌や演奏に集中できなくなってしまう恐れがあります。
また、観客同様、演奏者の邪魔になってしまう可能性も。
ですので、指揮者の服装はあまり目立たないものが理想です。
なるべく肌を見せない
指揮者は目立たない服装が理想だと紹介しましたが、それと同じ理由で 肌の露出も避けるようにしましょう。
特に女性の指揮者の場合は胸元や足を出しすぎるような格好はおすすめできません。
指揮者本人は気にならないかもしれませんが、観客や演奏者の目にはどうしても入ってきてしまいます。
そうなると、観客も演奏者も肝心の演奏に集中できなくなってしまいます。
そうなってしまうと元も子もなくなってしまうので、指揮者の服装には肌の露出は控えるようにしましょう。
女性の場合は高いヒールは控える
女性の場合、足を綺麗に見せるために 高いヒールを履きたがる人がいます。
確かに指揮者は、観客席から目立つ場所に立つので、できるだけ足を綺麗に見せたいという女性の気持ちは痛いほどわかります。
ですが、指揮者は指揮台に上がり、そして指揮を振るためかなり動き回ります。
高いヒールだと指揮台に引っ掛けたりして転んだり、最悪の場合指揮台から落ちてしまうという事態を招いてしまう可能性も。
そのような危険を回避するためにも、高いヒールは控え、ヒールも太目のヒールを選ぶようにしましょう。
演奏者との服装のバランスを気にする
指揮者の服装は、演奏者の服装との バランスも大切です。
例えば、吹奏楽などで演奏者の服装がラフなTシャツの場合、指揮者の服装が燕尾服などのカチッとした服装だと違和感がありますよね。
そうなってしまうと、指揮者が逆に目立ってしまいます。
ですので、演奏者の服装と指揮者の服装はうまくバランスを取ることを意識しましょう。
格式が高い指揮者の服装をご紹介
格式が高い指揮者の服装:燕尾服
それでは、まずは格式が高い指揮者の服装を紹介します。
最初に紹介する格式が高い指揮者の服装は、 燕尾服です。
燕尾服は定番の指揮者の服装。
ですが、燕尾服は普通に購入しようと思ったら、かなりの値段がします。
頻繁に指揮台に立つという方なら、1着は持っておいた方が良いですが、使うのが1回限りだったり、そんなに頻繁に使わないというのであればレンタルがおすすめです。
格式が高い指揮者の服装:タキシード
次に紹介する格式が高い指揮者の服装は、 タキシードです。
タキシードも指揮者の定番の服装。
また、燕尾服とは違いタキシードは女性用も多いので女性の指揮者の服装としても人気があります。
タキシードも燕尾服と同様に値段がかなりしますので、使う頻度が低いのであればレンタルがおすすめですよ。
合唱や吹奏楽などで着る男子の指揮者の服装をご紹介
男子の指揮者の服装:スーツ
続いては、合唱や吹奏楽などで着る男子の指揮者の服装を紹介します。
合唱や吹奏楽などで着る男子の指揮者の服装は、 スーツがおすすめです。
スーツは上下で1万円程度で購入でき、子供用のスーツであれば5,000円程度で購入できます。
また、スーツは結婚式など様々な場面で使うこともできるという便利な点もあります。
そのため、スーツは1着は持っていて損はないという部分でも、指揮者の服装としておすすめです。
合唱や吹奏楽などで着る女性の指揮者の服装をご紹介
女性の指揮者の服装:パンツスーツ
続いては、合唱や吹奏楽などで着る女性の指揮者の服装を紹介します。
合唱や吹奏楽などで着る女性の指揮者の服装は、 パンツスーツがおすすめです。
女性の指揮者の中にはドレスで指揮を振るという人もいるみたいですが、指揮者の服装としてはあまりおすすめできません。
その大きな理由としては、動きにくいということがあげられます。
指揮者は思っているよりもかなり動き回ります。
また、ドレスだと服がヒラヒラ動くため演奏者は指揮に集中できませんし、観客は演奏に集中できなくなってしまうことも。
その点で、パンツスーツというのは女性の指揮者にとても適切な服装であると言えます。
女性のパンツスーツであれば、値段の方も1万円以内で購入できるものが多いのでコストの面もばっちりですよ。
指揮者のコツとは?
指揮を振る前に合唱団または演奏者とアイコンタクトを取る
演奏において 出だしというのはとても大切です。
出だしがそろって始まる演奏と、出だしがバラバラで始まる演奏なら、出だしがそろって始まる演奏の方が心を掴まれますよね。
そろっている演奏というのは、聴いていて心地良く、最後まで聴きたいと思うポイントにもなります。
そして、指揮者は全員をリードしていかなくてはいけません。
まずは全員を演奏そして指揮者に集中させるために全体を見渡し、全員と アイコンタクトを取りましょう。
演奏者側としても、指揮者からのアイコンタクトがあると気持ちが高まり、演奏への集中力も高まります。
逆に指揮者がアイコンタクトをしてくれないと、いつ演奏が始まるのかもわかりません。
また、演奏が急に始まってしまうような感覚になり、気持ち良く演奏ができません。
演奏をより良いものにするためにも、演奏を始める前には全員とアイコンタクトを交わしましょう。
指揮に抑揚をつける
指揮者の中には淡々と指揮を振る指揮者もいます。
もちろん指揮者に大切なのはテンポをキープすることにあります。
ですが、指揮者には演奏者の気持ちを盛り上げるという役割も。
音が静かなポイントでは指揮を小さく、演奏が盛り上がるポイントでは指揮者も演奏に合わせて指揮を盛り上げると、演奏者の気持ちも盛り上がります。
逆に指揮をずっと大き目に淡々と振ってしまうと、曲が静かなポイントでも大き目に振り続けることになってしまいます。
すると、指揮者と曲に違和感が出てしまい、観客が指揮者にばかり注目してしまうかもしれません。
そうなってしまうと、観客は演奏には集中できませんよね。
観客が演奏に集中するためにも、指揮者は演奏者と一体になるように指揮を振りましょう。
曲の余韻を大切にする
曲というものは、終わった後に必ず 余韻が残ります。
そして、良い演奏ほどその余韻は気持ちよく会場を包み込みます。
ドラマなどで最高の演奏をした後に、少し間が空いて観客が一斉に拍手をするという場面を見たことがありませんか?
あれは最高の演奏の余韻に会場全体が包まれているという演出です。
実際に素晴らしい演奏を聴いた後は、すぐに拍手ができません。
演奏に圧倒されてしまうのと同時に、演奏の余韻に浸りたいと思うからです。
では、その余韻の途中に指揮者が観客に礼をしたりして、動いてしまったら演奏が台無しになってしまうかもしれません。
演奏が終わった後の指揮者の手は、演奏の余韻が消えてから降ろすようにしましょう。
指揮者の衣装を決めて本番へ
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今回は、指揮者の服装について紹介しました。
指揮者というのは合唱団や吹奏楽団にとってはとても重要な役割を持っています。
素敵な演奏を観客へと届けるためにも、指揮者の服装をかっこ良く決めて本番へと挑みましょう。
以上、「指揮者の服装を女性と男性別に!衣装のおすすめや注意点とやり方のコツは?」を紹介しました。