春に散歩をしていると タンポポを見かけることはありませんか。

でも、よーく見てみるとタンポポのように黄色い花を咲かせていても、どこか違う花だったりしますよね。

道端や河川敷に生えている花にはタンポポに似た花がたくさんはえているんです。

タンポポに似た花をまとめてみたので、さんぽの最中に似たような花を見つけたらどんな花なのか照らし合わせてみてくださいね。

もしかしたら、あなたがタンポポだと思っていた花も実はタンポポに似た別の花かもしれませんよ。

スポンサードリンク

タンポポに似た花をご紹介

タンポポに似た花1:ブタナ

キク科エゾコウゾリナ属

開花時期:6月〜9月頃

特徴1:茎の長さは30〜60cmもある。

特徴2:直径3cmほどの黄色い花を咲かす。

特徴3:葉の裏面にはびっしりと毛が生えている。

ブタナは、タンポポと同じような場所に生えていることが多いので、ブタナをタンポポと見間違えている人はたくさんいます。

見分けるポイントは、茎の長さです。

ブタナの茎の長さは、30cm〜60cmもあるので、タンポポに比べると高さのある植物です。

また、葉っぱの裏側には短い毛がたくさん生えているので、葉っぱを見て判断することもできますよ。

一面に黄色いブタナが咲く光景はとても綺麗ですが、芝生を枯らしてしまうなどの被害も出ているので、少し厄介な植物です。

タンポポに似た花2:ほうれん草の花

ヒユ科(アカザ科)・ホウレンソウ属

開花時期:5月〜6月頃

別名:ペルシャ菜、赤根菜(アカネナ)、唐菜(カラナ)

おひたし胡麻和えにして食べると美味しいほうれん草にも、タンポポに似た花が生えることをご存知でしたか。

スーパーなどで花が咲いたほうれん草を見かけることはないので、農家の方以外はあまり目にしたことはないかもしれないですね。

ほうれん草は3月〜5月頃の春蒔きと秋冬蒔きとがあり、ほうれん草の花が咲くのは、春蒔きのほうれん草です。

収穫時期を過ぎ、大きく成長し過ぎてしまったほうれん草はとうが立ち、花を咲かせます。

花が咲いてしまうとほうれん草の栄養が花に吸われてしまうので、ほうれん草自体の味が落ちてしまいます。

ほうれん草の花はタンポポに似た綺麗な黄色い花ですが、栄養を奪われないように取り除いておくようにしましょう。

タンポポに似た花3:ノゲシ

キク科ノゲシ属

開花時期:春〜秋

別名:ハルノノゲシ、ケシアザミ

特徴1:葉に柔らかいトゲが生える。

特徴2:葉の色は白っぽい緑色で、光沢はない。

特徴3:茎の高さは50cm〜100cm

続いてご紹介するタンポポに似た花はノゲシです。

ノゲシという名前から「ケシ」を想像する方もいるかもしれませんが、葉っぱはケシに似ているものの分類上は全くの別物となります。

少し苦味はありますが、茎を茹でれば食べることもできますよ。

日本全国に開花している草花なので、タンポポに似ている花として目にすることが多いです。

葉っぱにはトゲが生えていますが、柔らかいので触ってもあまり痛くはありません。

茎の高さは50cmから高いものだと1メートルを超えるものまであるので、とても大きな草花ですよ。

スポンサードリンク

タンポポに似た花4:ベルゲランサス

ハマミズナ科ベルゲランタス属

特徴1:3時頃になると花を咲かせるので、別名「3時草」とも呼ばれる。

特徴2:暑さや寒さに強い多肉植物。

特徴3:株分けで増やすことができる。

ベルゲランサスという多肉植物もタンポポに似た花を咲かせます。

多肉植物は、室内で育てることのできる植物で、育てやすいことからインテリアとして取り入れている人も多いですよね。

ベルゲランサスは、暑さにも寒さにも強い多肉植物なので、初心者の方でも育てやすいのでおすすめですよ。

綺麗な黄色い花を咲かせるので、葉っぱの緑だけでは寂しいという方には特におすすめです。

3時になると花を咲かせるという性質も特徴的ですね。

タンポポに似た花5:オオジシバリ

キク科タカサゴソウ属

開花時期:4月〜5月

特徴1:地面を這うようにして成長する。

特徴2:茎が赤みを帯びている。

黄色い花と赤みを帯びた茎、地面を這うようにして伸びている姿から
オオジシバリ
もタンポポに似ている花として見間違える人も非常に多いです。

オオジシバリは畔など少し湿り気を持った土に生えやすいですが、同属のイワニガナは乾燥した土を好む性質を持っています。

タンポポに似ているのは見た目だけではなく、タンポポのように綿毛に種子をつけて風で飛ばしているんです。

子供の頃、タンポポの綿毛を摘んでフーッと息を吹きかけて綿毛を空に飛ばしていませんでしたか。

もしかするとあなたが飛ばしていたのはタンポポではなく、オオジシバリだったかもしれませんね。

タンポポに似た花6:ガザニア

View this post on Instagram

@rokos1224がシェアした投稿

キク科ガザニア属(クンショウギク属)

開花時期:春〜秋

花言葉:あなたを誇りに思う、身近の愛、潔白、きらびやか

特徴1:日光が当たると花が開き、夕方から夜や曇りの日は閉じる。

特徴2:高温乾燥には強いが、多湿には弱い。

色あざやかな色合いが素敵なガザニアもタンポポに似ていますね。

南アフリカの草花なので、暑さには強いですが寒い時季には枯れてしまうのが難点です。

花言葉は純粋な様子を伝えたり、真っ直ぐな愛を伝えるのにぴったりなのでプレゼントに送る花束としてもおすすめですよ。

スポンサードリンク

タンポポに似た花7:コウゾリナ

キク科コウゾリナ属

開花時期:5月〜10月

特徴1:茎全体には剛毛が生えている。

特徴2:花びらの先が5つに割れている。

コウゾリナは、体全体に赤褐色の剛毛をまとっていて、触るとザラザラするのが特徴的なタンポポに似た花です。

タンポポのような黄色い花を咲かせますが、花びらの根元はくっついていて先だけ5つにジグザグに別れています。

コウゾリナも日本全国で見られる草花なので、目にしたこともある人も多いと思いますよ。

タンポポに似た花8:ワタゲツルハナグルマ

 

キク科ワタゲツルハナグルマ属

開花時期:4月〜9月

特徴1:葉はタンポポのように厚みがあり、深い切り込みがある。

特徴2:茎の高さは20cm〜40cm


ワタゲツルハナグルマ
は、タンポポに似た花を咲かせる草花ですが、オーストラリアやアメリカ、ヨーロッパでは害草となっています。

日本では三重県兵庫県によく見られる草花です。

花には筒状花が含まれているのが特徴です。

スポンサードリンク

タンポポに似た花9:タビラコ

キク科ヤブタビラコ属

開花時期:早春

特徴1:漢字では『田平子』と書く。

特徴2:花が終わると果実は丸く膨らみ、下を向く。

特徴3:春の七草「仏の座」

 

漢字では『田平子』と書く変わった草花の
タビラコ
もタンポポに似た花を咲かせます。

タンポポのように地面を這うようにして成長し、高さも10cm程度なのでタビラコもタンポポに見間違える人も多いですよ。

春の七草として有名な仏の座は、このタビラコのことを指しています。

見たことはなくても、春の七草でおかゆとして食べたことはあるかもしれませんね。

タンポポに似た花10:食用菊

キク科の一種

特徴1:苦味が少なく、花びらを大きく改良して作られた。

特徴2:発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている

お刺身の飾りとして添えられることの多い食用菊をタンポポだと思っている人も多いのではないでしょうか。

私も子供の時にはお刺身にはタンポポが乗っていると思っていましたよ。

菊には解毒効果があるので、お刺身に乗せるのは彩りのためだけでなく、お刺身を傷ませない効果もあるとされています。

食用菊は食べることもできて、ミネラルやビタミンなど栄養素を豊富に含んでいるんですよ。

スポンサードリンク

タンポポの基礎知識

タンポポの種類

タンポポの分類は非常に複雑で、60種以上に分類されているといわれています。

タンポポの咲く地域で分類されたカンサイタンポポカントウタンポポ、花びらが黄色ではなく白いシロバナタンポポなどがあります。

タンポポの咲く季節

タンポポは4月〜6月に花を咲かせる草花です。

春にはタンポポをよく見かけますが、実はタンポポの寿命は7日〜10ほど。

太陽の火を浴びると花が咲き、日が暮れると花を閉じる性質をもっています。

タンポポの花言葉

・愛の神託

・真心の愛

・別離

・神のお告げ

・思わせぶり

昔はタンポポの花びらを使って恋占いをしていたことから、 恋愛にまつわる言葉や神のお告げという花言葉がつけられているんです。

別離は、綿毛が風に乗って飛んでいく姿からきています。

タンポポって食べられるの?

タンポポは食べることができ、ビタミンAや鉄分、カルシウムを含んでいるんですよ。
タンポポ茶」や「タンポポコーヒー」と聞くと食用として馴染みが深い人も多いかもしれませんね。

タンポポに似た花を見つけたら調べてみよう

タンポポに似た花を紹介しましたが、これらは似た花の一部にしか過ぎません。

まだまだタンポポに似た花はたくさんあるので、黄色い花を見つけたら、調べてみると新しい発見があるかもしれませんよ。

以上、「タンポポに似た花の名前は?背の高い雑草やトゲのある草の種類も!」について紹介しました。

スポンサードリンク