11月と言えば酉の市が行われ、今年も残りわずかだなぁと師走の訪れを感じますよね。
酉の市は暦によって2回行われる年と3回行われる年があり、毎年開催日が異なるので「今年の酉の市はいつなの?」と気になっている方も多いはず。
今回は、2019年の酉の市の日程と東京都内の人気スポットを3つ紹介したいと思います。
酉の市とは?
江戸時代から続く伝統的な行事である酉の市。
農民たちが秋の収穫を祝い鷲大明神に鶏を奉納したのが始まりだと言われていて、「大酉祭」や「お酉様」と呼ばれ親しまれてきました。
現在では開運招福や商売繁盛を願うお祭りとなり、「福や金銀ををかき集める」という由来から縁起物が飾り付けられた熊手を販売する露店が立ち並ぶようになりました。
熊手は小さいものは1000円程度ですが、大きく飾付けが豪華なものは10万円を超えるものもあります。
毎年ひとまわり大きなものを買い替えることで、「熊手と共に商売も大きく繁栄していく」という意味があり縁起がいいとされているので、熊手を初めて買う方は小さなものから購入してみるといいですね。
そして熊手には粋な買い方があるのをご存知でしょうか?
実は値切れば値切っただけ縁起がいいとされているんですよ。
ただし値切った金額で買うのではなく、初めに聞いた一番高い金額を支払って値切った分のおつりはご祝儀として渡すのが粋なんだとか。
このようなやり取りをすると、熊手の売り子さんから威勢のいい手締めが打たれます。
下の動画は手締めをしている様子なんですが、見ているだけでも縁起が良く商売繁盛しそうな気がしてきますね!
参照元URL:https://youtu.be/LBbH6XDCTCs
2019年今年の酉の市はいつ?
酉の市は11月の酉の日に行われます。
日付に十二支が割り当てられていて、「酉」にあたる日を「酉の日」としているため、酉の日は12日ごとに巡ってきます。
その年の暦によって11月に2回行われる年と、3回行われる年があり、それぞれ1度目を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」と呼んでいます。
そんな理由から数年先の酉の市の日にちも分かってしまうんです。
2017年~2020年までの酉の日を一覧にしてみました。
2017年(平成29年) | 6日(金) | 18日(水) | 30日(月) |
---|---|---|---|
2018年(平成30年) | 1日(木) | 13日(火) | 25日(日) |
2019年(令和元年) | 8日(金) | 20日(水) | |
2020年(令和2年) | 2日(月) | 14日(土) | 26日(木) |
「三の酉まである年は火事が多い」と昔から言い伝えられていて、特にその年は火の用心に注意するという風習もあるんだとか。
寒くなってくると空気が乾燥するので火の元には注意したいですね。
東京周辺で人気の酉の市はココ!
関東を中心に11月には全国各地で酉の市が行われていますが、今回は東京都内で特に人気がある酉の市を紹介します。
酉の市発祥の地!浅草の鷲神社
酉の市と言えばここ!と言われるのが 浅草の鷲神社。
長い歴史を持ち、樋口一葉の代表作「たけくらべ」の中にも登場する酉の市としても有名です。
東京メトロ日比谷線・三ノ輪駅から鷲神社に向かう国際通りには、熊手の屋台や浅草の老舗料理店が500店ほど軒をつらね毎年80万人もの人出で賑わいます。
24時間、夜通し行われるのも魅力的ですよね。
参照元URL:https://youtu.be/8f7AC3GRFJI
■日程
酉の日
各日ともに深夜0時~翌日深夜0時まで
■会場
鷲神社(おおとりじんじゃ)
東京都台東区千束3-18-7
■最寄駅
東京メトロ日比谷線・三ノ輪駅より徒歩9分
東京メトロ日比谷線・入谷駅3番出口より徒歩7分
つくばエクスプレス・浅草駅より徒歩8分
■問合せ先
長國寺
03-3872-1667
練馬の大鳥神社
練馬の大鳥神社の酉の市では御神楽が1日4回、投餅も行われるため、たくさんの人が境内に集まり投げられるお餅を必死に取ろうと手を伸ばします。
過去の投餅の動画があったので見てみると、餅が投げいられるたびに歓声が上がって楽しそうな様子が分かりました。
地元の人でも知らない行事のようなので、ぜひ参加してみてくださいね。
周辺には露店や商店街の出店もあるので、昼頃から混雑し始めます。
■日程:酉の日
■会場
練馬大鳥神社
練馬大鳥神社東京都練馬区豊玉北5丁目18−14
■最寄駅
西武池袋線・練馬駅より徒歩1分
都営大江戸線・練馬駅より徒歩1分
■問合せ先
練馬大鳥神社
03-3948-2960
新宿の花園神社
新宿・花園神社の酉の市は明治時代に始まりました。
師走を迎える冬の風物詩として親しまれていて、毎年60万人もの人出で賑わいます。
東京有数の歓楽街である新宿という立地柄、深夜まで楽しめるのもいいですね。
花園神社名物の見世物小屋を観ることもできますよ。
以前の演目を調べてみると…
・箱抜けの手品
・ガラスをすり抜けるヘビ
・鎖鼻通し
・ヘビ魔術
・怪力女
・カッパ女
・ヘビを食べる女
・ニワトリを食べる女
日本最後の見世物小屋ではかなりマニアックな芸が見られますよ。
昔はちょっと入りにくいイメージがありましたが、最近はPOPなエンターメントショーの要素が強くなってきているようです。
料金は800円ほどなので、怖いもの見たさで挑戦してみてはいかがでしょうか?
新宿花園神社酉の市の見世物小屋。中は写真撮れなかったけど、河童ちゃん綺麗だったし凄い芸だった。混んでたけど多分まだやってますよ〜 pic.twitter.com/fn9QdI3ASK
— ゆもとおんせん (@onsen_ramone) 2015年11月29日
東京都新宿区新宿5-17-3
JR・小田急線・京王線・新宿駅東口より徒歩7分
東京メトロ・新宿三丁目駅より徒歩3分
花園神社 03-3209-5265
⇒横浜橋・酉の市の日程や意味は?屋台や熊手の価格を調査!
⇒おかめ市と酉の市の違いは?!川口市内おかめ市の日程とおすすめ3選!
【マフラー】酉の市におすすめの持ち物
酉の市が開催されるのは11月。
夜になるとかなり冷えてくる時期なので、首元はしっかりと温めて出掛けましょう。
上のマフラーはボリュームがあるデザインで、巻いているだけでオシャレに見えるのも嬉しいポイント。
カラーバリエーションも豊富なので迷ってしまうほどですね。
【自撮りレンズ】酉の市におすすめの持ち物
ワイワイ楽しい酉の市をスマホで撮影するなら、セルカ棒いらずの自撮りレンズがおすすめです。
自撮り棒は人が多い場所だと迷惑になりますし、人にぶつかってしまう可能性もあります。
上の自撮りレンズなら、コンパクトなのに「広角レンズ」「マクロレンズ」「魚眼レンズ」として使用することができます。
このレンズを使い倒せば面白い写真もたくさん撮れそうですね。
東京の酉の市を楽しもう
屋台や露店がたくさん出店していて、それだけでもワクワクする酉の市。
せっかくなら商売をやっていない方でも手軽に購入できる小さめの熊手を買って酉の市を楽しんでみてくださいね。
以上、「今年の酉の市はいつ?東京都内で人気の酉の市はココ!」について紹介しました。