クリスマスの時期になると、家にクリスマスツリーを飾りたいですよね。
しかし、我が家には猫が…という家庭も多いのではないでしょうか?
クリスマスツリーのキラキラしたオーナメントや飾り付けは、猫にとってはおもちゃにうってつけ!
でも、猫がクリスマスツリーで遊んでしまうと、オーナメントや飾り付けを誤って食べてしまったり、クリスマスツリーを倒して壊されてしまわないか心配ですよね。
今回は、クリスマスツリーを飾りたい猫飼いさんの為に、 猫のいる家でのクリスマスツリーを飾る危険性や、クリスマスツリーの 猫対策をいくつかご紹介していきます。
目次
猫がいる家庭でクリスマスツリーを飾る危険性は?
猫がいる家庭でクリスマスツリーを飾る時、猫に何かあってからでは遅いですよね。
では、一体どんな危険性があるのでしょうか?
考えられる危険性をまとめてみました。
オーナメントや飾り付けを誤飲する可能性も
クリスマスツリーのオーナメントや飾り付けは、猫にとって猫じゃらしのようなものです。
オーナメントや飾り付けで遊んでいたら、そのオーナメントや飾り付けを 誤飲してしまう危険性があります。
しかもオーナメントや飾り付けは割れやすいので、 ケガをする危険性も!
また、万が一オーナメントや飾り付けを飲み込んでしまった場合、消化管を傷つけてしまったり、飲み込んだオーナメントや飾り付けが腸管に詰まってしまい、腸閉塞を起こしてしまう可能性もあります。
腸閉塞とは、腸に異物が詰まってしまい、食べ物や胃液が流れなくなってしまうこと。
その為、嘔吐したり、吐こうとしても何も出てこないような症状が見られます。
腸閉塞を放っておくと、腸管の詰まっている部分に血液が流れなくなってしまうので、腸が壊死してしまい、最悪死に至る可能性もあります。
モールやわた、プレゼント用のリボンなどの細い紐状のものは、腸の粘膜が吸収しようとして飲み込んだ細い紐状のものが引っ張られ、腸を切ってしまったりする危険性もありますので、特に注意が必要ですよ。
大切な猫に痛い思いをさせたり、ましては命を落としてしまうようなことは絶対にあってはいけないことですよね。
電飾コードを噛まれて感電する可能性も
クリスマスツリーに電飾を付けると、クリスマスムードが出るので、クリスマスツリーには電飾を使用することは多いですよね。
しかし、その電飾のコードを猫が噛んでしまい、感電してしまう危険性もあります。
猫が感電してしまった場合、一時的な痛みや軽いやけどだけで済むこともありますが、重度のやけどを負ってしまったり、不整脈や肺水腫を起こしてしまう場合もあります。
肺水腫とは、感電のショックで肺の毛細血管に損傷が生じてしまい、肺の中に水が浸入することで起こります。
もしも、猫が感電してしまった場合、ぐったりとしていたり、口や前足などの部分にやけどの痕が見られたりします。
また、猫が感電していた場合、猫の体や感電のショックで失禁した尿には触ってはいけません。
感電中または感電直後の猫の体や尿は、帯電している可能性があるので、尿に触ってしまうと自分自身も感電してしまいます。
応急処置としては、部屋のブレーカーを落とし、感電の原因となった電源コードを抜きます。
ゴム手袋などの絶縁性のもので猫の体を横に向けて、ゆっくりと猫の口を開け舌を出して呼吸しやすい状態にします。
そして、その状態のまま急いで動物病院へと連れて行ってあげてください。
クリスマスツリーを倒されて火事になる可能性も
クリスマスツリーを猫に倒されて 火事になる可能性はいくつか考えられますが、大きく分けると2つあります。
1つめは、クリスマスツリーを猫に倒された時に、クリスマスツリーに飾っている電飾が切れて、そこから発火してしまうパターンです。
2つめは、クリスマスツリーが倒れた先にキャンドルやストーブなどがあり、そこから発火してしまうパターンです。
ただでさえ、クリスマスツリーの電飾の破損などによる発火事故は問題視されています。
特にクリスマスツリーを飾る冬の時期は、空気が乾燥していて発火しやすい状態になっているので、十分に注意を払うべきところです。
クリスマスツリーの周りには、発火の可能性があるものを置くのは絶対に避けてください。
クリスマスツリーに猫を寄せ付けない対策
猫のいる家でクリスマスツリーを飾る危険性をあげてきましたが、それでもクリスマスの時期にはクリスマスツリーを飾りたいですよね。
そんな人の為に、クリスマスツリーに猫を寄せ付けない対策をご紹介します。
クリスマスツリーの猫の対策1:パーテーション
まず紹介するのは、クリスマスツリーの周りに パーテーションを置くという対策です。
今回紹介するパーテーションには、3つのオススメポイントがあります。
1つめのポイントは、自由にレイアウトできるところです。
専用コネクターでジョイントして組み立てるタイプなので、高さや幅を自分の好みに自由に変えることができます。
また、組み立てがとても簡単で、1人でも組み立てられるというところも魅力的です。
2つめのポイントは、使わない時はコンパクトに収納できるところです。
1枚1枚のパネルが薄いので、使わないときは重ねてコンパクトに収納できます。
クリスマスツリーを片付けた後、不要になったら押入れなどに簡単に収納できるのが嬉しいですよね。
3つめのポイントは、半透明パネルなので中の様子が透けて見えるところです。
半透明なので、クリスマスツリーが完全に見えなくなることもありません。
さらに、万が一猫が中に入ってしまっても、すぐに気づけるので安心。
クリスマスツリーの猫対策としてパーテーションを使用する場合は、近くによじ登れるものは置かないようにしてください。
近くによじ登れるものを置いてしまうと、猫がパーテーションの内側に入ってしまうので、クリスマスツリーを置く場所は注意しましょう。
クリスマスツリーの猫の対策2:猫が嫌いな物を置く
次に紹介するのは、 クリスマスツリーの周りに猫の嫌いな物を置くという対策です。
1つめは、猫の嫌うニオイのスプレーを使用したり、嫌うニオイの物を置いておくことです。
猫は柑橘系のニオイが苦手なので、クリスマスツリーの周りに柑橘系の匂い袋を置いたり、飾ったりするのも効果があります。
ただし、食べたり、舐めたりしないようにかごの中に入れるなどの工夫をする必要はありますので気をつけましょう。
猫の嫌うニオイのスプレーに関しては、専用のものがあるので、ちゃんとしたものを使用しましょう。
2つめは、クリスマスツリーの周りに猫よけのトゲトゲシートなどを置くことです。
猫は足の裏が敏感なので、トゲトゲシートの感触が嫌いな猫は多いです。
この2つが定番ですが、中には効果がない猫もいます。
その場合は、飼っている猫が嫌いな物を置くと効果的ですよ。
例えば、掃除機を嫌う猫であれば、クリスマスツリーの周りに掃除機を置いたり、大きなぬいぐるみを怖がる猫であれば、クリスマスツリーの周りに大きなぬいぐるみを置いたりなどの方法もあります。
もちろん、このような対策を取る時は、猫に害がないか?猫に大きなストレスを与えていないか?というところには気を配ってあげてください。
猫にも安全なクリスマスツリーのグッズを使う
猫をクリスマスツリーから避ける対策を紹介してきましたが、
「猫がケガをするんじゃないのか…」
「猫の体に害があったらどうしよう…」
など、このような不安を抱いている人もいると思います。
そんな人のために、続いては 猫も安全なクリスマスツリーのグッズを紹介していきます。
クリスマスツリーの猫の対策3:上から吊るす
猫のいる家庭でクリスマスツリーの代用となる飾りは、上から吊るせる モービルです。
猫対策にもなりますが、大きなクリスマスツリーの代わりとして玄関やリビングなど、自分の好きな場所に飾れるところも魅力的です。
6つの立体的なもみの木、星、ハートのオーナメントでデザインされたモービルが、ゆらゆらと揺れ動く姿はとても可愛く部屋をクリスマスの雰囲気に盛り上げてくれると好評です。
それに、猫の対策だけでなくて出産祝いにもおすすめの商品です。
その理由は、ゆらめくモービルを目で追うことで赤ちゃんの視覚の発達にも効果があるといわれているからだそうです。
猫のいる家庭にも、赤ちゃんのいる家庭にもオススメなので、気になった方は一度手に取ってみてください。
部屋の雰囲気が一気にクリスマスムードになりますよ。
プレゼントしても喜んでもらえるので、猫や赤ちゃんがいる家庭に贈るのもいいですね。
クリスマスツリーの猫の対策4:ウォールステッカー
猫のいる家庭でクリスマスツリーの代用となる飾りは、 ウォールステッカーです。
壁に貼るだけでクリスマスムードになれるアイテム。
これなら猫がイタズラをする心配もないので安心ですよね。
それに、ウォールステッカーなら1つの部屋だけでなく、家中をクリスマス一色にできるところも魅力的。
いろんなデザインがあるので、自分好みのものを選べるところもポイントですし、子どもがいる家庭なら一緒に貼るのも楽しめます。
壁に貼るだけなので場所も取らないし、クリスマスシーズンが過ぎて剥がす時もキレイに剥がせるところも使い勝手がよく賃貸のご家庭にもおすすめです。
クリスマスツリーの猫の対策5:実写版ウォールステッカー
猫のいる家庭でクリスマスツリーの代用となる飾りは、 実写版ウォールステッカーです。
デフォルメされたクリスマスツリーじゃなくて、もっとリアルなクリスマスツリーがいいという人にはこちらがオススメです。
実物大サイズなので、本物を飾ってるような気分になれます。
本物のクリスマスツリーと違い場所も取りませんし、収納もらくらくです。
本物が飾りたいけど…という猫飼いさんは、試してみてはいかがでしょうか?
猫が安全なクリスマスツリーを手作りする
クリスマスの猫の対策をいくつか紹介してきましたが、続いては、猫が安全なクリスマスツリーを自分の手で手作りする方法を紹介します。
予算も低めにかつ自分好みに作ることができるので、オリジナリティのあるクリスマスツリーを飾ることができますよ。
クリスマスツリーの猫の対策6:ダンボールで手作り
参照元URL:https://youtu.be/Am7Xj2gvsFA
まず紹介するのは、クリスマスツリーをダンボールで手作りにする方法です。
材料はダンボール、ツリー柄の包装紙、飾り付けなどです。
作り方も簡単で、それにこのクリスマスツリーなら低予算で済みます。
猫の遊び場にもなるところも魅力的ですよね。
さらに、飾り付けを猫の好きなおもちゃなどにしてあげたら、猫にももっと喜ばれますよ。
ただし注意点としては、飾り付けに使用するものは、猫が飲み込めない大きさの物などを選びましょう。
危険性のところでも説明しましたが、リボンなどを誤飲してしまうと、腸にへばり付いて腸が切れてしまったり、腸閉塞になってしまう危険性があるので、そのような物は使用しないようにしましょう。
クリスマスツリーの猫の対策7:キャットタワーに飾り付け
次に紹介するのは、キャットタワーに飾り付けをしていく方法です。
緑色のキャットタワーに猫のおもちゃなどを飾り付ければ、猫も大喜びします。
電飾を飾りたい…と思う人は、猫のおもちゃに光るものもあるので、そのおもちゃを飾ったりすると良いでしょう。
部屋を暗くすると、クリスマスムードもさらに盛り上がりますよ。
ただし、先ほども注意点として上げましたが、リボンなどは使用しないようにしましょう。
使用するとしても、猫が飲み込まないくらいの大きさの物なら、猫も安心して遊べます。
クリスマスツリーは猫の対策をしっかりと
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クリスマスツリーを飾る上での猫の対策をいくつか紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
「猫がいるから…」とクリスマスツリーを飾ることを諦めていた人も、今回紹介した猫の対策を試してみてくださいね。
クリスマスツリーの対策をしっかりして、猫も飼い主も安全で楽しくクリスマスを過ごしたいですね。
以上、「クリスマスツリーの猫の対策!食べたり倒されて破壊されない方法は?」を紹介しました。