お正月に神社やお寺で厄払いなどのご祈祷を受けた際に頂くこができる厄除けのお札。
本来なら 神棚がベストの置き場所ですが、マンション住まいなので家には神棚がなく、新たに作るのも無理なため困りました。
しかしありがたいお札をその辺に放置していては罰当たりだと思い、 厄除けのお札の置き場所や方角のしきたり、そして 返却方法まで色々調べてみることにしました。
目次
厄除けのお札の置き場所選びのポイントは?
立ちあがったとき目線より上の場所に!
神棚がないお家で厄除けのお札の置き場所を選ぶ場合、 立ったときに目線より上に来る高い位置にお祀りするのがポイント。
神社やお寺で授けてもらった厄除けのお札は、いわば神様・仏様の分身。
目線よりも下において粗末に扱ってよいものではないので、タンスや棚など背の高い家具の上で適当な場所をさがしましょう。
清潔な白いハンカチや白い半紙・紙などを敷いた上にお札を置くと簡易の神棚代わりにできますよ。
明るく清潔な置き場所をチョイス!
厄除けのお札は、お家の中でも 明るくて清潔な置き場所を選ぶことも重要なポイントです。
お札をはじめとする縁起物は、良い気が満ちている場所に置いてこそ、本来の効果が発揮されます。
暗くじめじめした不潔な場所などに放置すると、折角授かった厄除けのご利益も台無しに。
お札の置き場所を探す際は、神様・仏様にとって明るく居心地の良い空間を選ぶことが大切ですね。
日々一定時間を過ごす生活空間に!
厄除けのお札はきちんと置き場所を決め大切に保管するのが重要ですが、 日々の生活空間の中にお祀りするのもポイント。
お家の中の使っていない部屋や物置状態になっているエリアは、あなたの生活圏と離れているためお札のご利益も弱くなってしまいます。
自分の寝室やリビングなど一日の内で一定の時間過ごす空間で相応しい置き場所を見つけるようにしましょう。
同様に大切な物だからといって、お札をタンスの引き出しやクローゼットの中などにしまい込むのも良くないので注意してくださいね。
厄除けのお札の置き場所でNGなのは?
NGなお札の置き場所1:玄関
悪い気をシャットアウトしてくれそうで、一見相応しい置き場所にも思える 玄関ですが実はNGです。
玄関は人の出入りの多い空間なので、神様が落ち着かず厄除けの効果があまり期待できません。
玄関にお守りを置くなら、厄除けのお札より、魔除けの縁起物やお札などがおすすめですよ。
NGなお札の置き場所2:台所
台所はお家の中でも人が集まる場所ですが、 水回りは不浄とみなされているため、お札の置き場所としてはNGなんです。
同じく水回りに近いお風呂場やトイレの周辺もNGなエリアなのでお札の置き場所のチョイスからは外すようにしましょう。
NGなお札の置き場所3:仏壇
厄除けのお札はお寺でも授与してもらえるので、神社のお札が神棚なら、お寺なら仏壇にと思ってしまいがちですよね。
お寺のお札はご本尊の分身なので、基本的には仏壇でも差し支えないとする宗派もありますが、 禁じる宗派もあるため注意が必要です。
逆に、神棚にお寺のお札をお祀りするのは問題ないので、仏壇はご先祖様の供養、神棚は厄除けや祈願と分けて考えるといいですね。
厄除けのお札の正しいお置き方や方角・注意点は?
お札の正しい置き方や方角、お祀りのやり方!
まず、厄除けのお札をお祀りする場所に置く際の正しい作法からご紹介しておきましょう。
神社・寺院を問わず、神棚がある場合は神棚に、無い場合は場所のポイントを踏まえ、お祀りすることが大切です。
①手を洗い、口をすすいで、身なりをきちっと整える
②厄除けのお札をお祀りする場所にハタキをかけ水拭きする
③神棚以外の場所なら白いハンカチや半紙などを先に敷いておく
④ 南~東の方向に正面が来るように厄除けのお札を壁に立てかける
⑤一日に一度は感謝の気持ちを込めてお祈りをする
厄除けのお札の正面を南~東の方角に向けるのは、日の当たる明るい方角にお札の正面がくるようにするためです。
ただし、部屋の構造上、南~東の方角に適当な場所がない場合は明るく清潔な日常の生活空間を優先させましょう。
神社とお寺、両方のお札を同じ場所にお祀りする場合は 少し離して置くようにするといいですね。
お札の置き方のその他の注意点
厄除けのお札に画鋲などを直接刺さない!
立てかける適当な場所がない場合、壁に貼っても構いませんが、 画鋲でお札を直接壁に留めるのは絶対にNG。
お札より一回り大きい厚紙などを台紙として使い、台紙の方を画鋲で壁に留めるようにしましょう。
上階があれば『天』や『雲』を半紙に書き貼る!
厄除けのお札は、神様や仏様の分身なので本来、お札の上に人間がいるのは神仏を見下していることになるためNGです。
上階がある場所にお札を安置しNGな状況になる場合は、 半紙に『天』または『雲』と書き、お札を置く場所の上の天井に貼りましょう。
『天』や『雲』の文字を貼ることで、お札の置き場所の上は神様・仏様のいる天空とみなされます。
建物に上階があり、人がお札の上を通る状況となっても問題なくお祀りできますよ。
厄除けのお札を返却する時期や方法は?
厄除けのお札の効力は基本的に1年間!
神様・仏様の分身の厄除けのお札ですが、効力が永遠に続くわけではないので、いつまでも置いておくのはNGです。
厄除けをはじめ、各種お札の効力は 基本的に1年が目安といわれています。
厄年は、前厄・本厄・後厄と3年間続きますが、毎年厄払いに行く場合は、その都度、古いお札を返納するのがポイントです
本厄の年だけ厄払いに行く方も、後厄が終わるまで持ち続けず、 次の年のお正月から節分までに、お礼参りを兼ねお札を返却するようにしましょう。
古いお札は神社やお寺の納札所に返却を!
お世話になった古いお札は、そのまま捨てるのではなく、お礼参りを兼ねて神社やお寺にある 札納所に返すようにしましょう。
古いお札は、お札を頂いた神社やお寺でなくても基本的に返却できますが、神社は神社に、お寺はお寺に返すのがルールです
どうしても頂いた場所に返したい場合、郵送に対応してくれる施設もあるので、HP等で確認してみるといいですね。
厄除けのお札用のおしゃれなアイテムをご紹介!
厄除けのお札用のおしゃれなアイテム1
神棚は欲しいけれど、家のインテリアに合わないのがネックの場合は、おしゃれな今風の簡易神棚があるととても重宝しますよ。
上記のお札立て白は、こだわりの日本製のおしゃれなアイテムで洋風のお部屋にもぴったりマッチする逸品です。
楽天ランキングの神棚部門1位獲得のお札立ては、置き型、壁掛け両方で使うことができるデザインでとてもおしゃれ。
雑貨屋さんが作ったこだわりのお札立ては、ネームタグを入れる場所があるので、お札を頂いた日付を記入しておけ安心ですよ。
厄除けのお札用のおしゃれなアイテム2
厄除けのお札を置く適当な場所がなくお困りの場合は、簡単に壁に取り付けられるタイプのお神札受けもおすすめです。
上記のお神札受け神木⁻kamiki-は、本体裏のマグネットに画鋲をくっつけて簡単に壁に設置できるアイテム。
ヒノキの無垢材を使った日本製のお札受けは、画鋲が刺さる壁ならどこにでもお札をお祀りできるので、場所を取らずとても重宝しますよ。
厄除けのお札は正しい置き場所で効果的に!
という事で、厄除けのお札の置き場所について、神棚以外の場所選びのポイントや方角などの注意点から返却方法までまとめてご紹介しました。
折角、厄払いを受けてお札を頂いても、その辺に放置ではご利益がないので、神棚がないお家でもぜひきちんとお祀りしてくださいね。
以上、『厄除けのお札の置き場所や方角は決まってる?返却方法も紹介!』を紹介しました。