ヤンキーと聞くとみなさんはどんな印象を持ちますか。
服装や髪型も独特ですが、 細く整えられた眉毛が最も目をひくのではないでしょうか。
なんで、ヤンキーは眉を細くしているの?ヤンキーの眉毛はどのようにして手入れされているの?ヤンキー風メイクをしたいけど、どうしたらいい?そういった疑問についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ヤンキーの眉毛の特徴いえば?
ヤンキーの眉毛の特徴〜男性編〜
ヤンキーの眉毛の特徴といったら、細さと鋭い角度が特徴的です。
最近の男性でも市原隼人さんや登坂広臣さんは細くてキリッとした眉毛が男らしくて素敵ですよね。
なかには、ただ細くするだけではなく眉尻に剃り込みを入れて、いかつさの中にお洒落感を見出している人もいたそうです。
スキンヘッドにしている人は頭を剃るついでに眉毛も全剃りにしていて、威圧感を最大限に引き出している人もいます。
男性は女性とは違いメイクをしないので、眉毛を全剃りした上から油性マジックで細くて凛々しい眉毛を書いていたみたいですよ。
ヤンキーの眉毛の特徴〜女性編〜
レディースとも呼ばれる女性のヤンキーも眉毛は男性と同じように、細く整えていたか全剃りをしていました。
女性の場合はメイクで眉毛を書き出すこともできたので、カミソリで全剃りをして新たに細い眉毛を書いていた人も多かったようです。
また、カミソリで眉毛を剃るのが一般的でしたが、カミソリの剃り跡が青くなってしまうのを嫌って毛抜きで1本1本抜いていた人も多かったそうです。
眉は肌の中でも皮膚の薄い箇所なので、全ての毛を毛抜きで抜いていた人は相当な痛みを堪えていたことでしょう。
その痛みに耐えるほどヤンキーという存在は誰もが目指したカリスマ的な存在だったといえますね。
男性のヤンキー眉毛の作り方をご紹介
ヤンキー眉毛で綺麗に全剃りする方法
・眉バサミ
・毛抜き
・髭剃り
・バリカン
男性がヤンキー全剃り眉毛を作る時には、このような道具を使っていました。
カミソリや眉バサミ、毛抜きは今でも眉毛を整える時に使うことはあるので、馴染みのあるアイテムですよね。
驚きなのは髭剃りとバリカンです。
最近の男性は美意識が高くなってきたので、お手入れ箇所に合わせたアイテムを使ってお手入れをすることがほとんどですが、ヤンキー全盛期では全剃り命の時代なので「剃れればいい」という意識から髪の毛やヒゲの手入れをするついでに眉毛の全剃りもしていたようです。
凝ったデザインをする場合には、細かい作業のしやすいアイテムを使う必要もありますが、全剃りの場合はカミソリで大胆に剃ってしまうのも有りだったようです。
女性のヤンキー眉毛の作り方をご紹介
ヤンキー眉毛の整え方
・眉バサミ
・毛抜き
女性のヤンキーが眉毛を整える時に使っていたアイテムは、今の眉毛を整える時に使うアイテムとさほど変わりはありません。
ただ男性のヤンキーに比べて、女性のヤンキーは眉毛を抜いていた確率はとても高かったそうです。
ヤンキーでも女性の美意識は高かった人が多く、眉毛が青く見えるのは避けたいという思いが強かったのでしょう。
しかし、最近では眉毛を抜きすぎた影響により大人になってから眉毛が生えてこないことを悩む人が急増しています。
眉毛を抜くことで目のシワやたるみの原因にもなるため、ヤンキーママは子供に眉毛は抜かないようにと教え込んでいる人も多いですよね。
大人になって眉毛が生えてこなくなった人は、毎日メイクで書き足したり、タトゥーを入れるなど対策を取っています。
ヤンキー眉毛のメイク方法
眉毛は全剃りが眉頭数センチしかない人がほとんどだったので、メイクで書き足していた女性ヤンキーが多いです。
最近ではペンシル状のものやパウダー状、スタンプになっているアイテムなど様々ですが、当時はアイブロウペンシルを使うのが主流でした。
アイブロウペンシルは細くて力強い眉を描くのに適しているので、ヤンキー眉毛メイクにはぴったり。
描く眉は基本的には鋭く吊り上がった眉毛でした。
人によっては眉頭で一度困り眉のようにうねらせてから書いていた人もいたようです。
今風のヤンキーのメイクのやり方は?
最近のヤンキーは『マイルドヤンキー』なんて言われるほど、ヤンキー全盛期に比べたら見た目や素行が穏やかになってきています。
なので今回取り上げた全剃り眉毛にするヤンキーはとても少ないのが現状です。
今風のヤンキーに仕上げるメイクをパーツごとポイントを抑えながらお伝えしていきます。
チーク・シェーディング
1.色味はブラウン、オレンジ系。
2.シャープに見せるとヤンキーらしい強さが出るので、チークは丸ではなく斜めにシャープに入れる。
3.シェーディングを入れてよりシャープでヤンキーらしい強さを出す。
チークとシェーディングは顔の骨格を変えられるメイクです。
ヤンキーは女の子らしく可愛い顔とは違い、骨格的でシャープ、男性的な顔をしています。
なので、チークは頬を膨らませるように丸く描くのではなく、頬骨を強調させるために骨に沿って入れていきます。
色は可愛いピンクではなく肌馴染みのいいブラウンやオレンジ系を使いましょう。
普段、シェーディングをしない人もヤンキーメイクをする時にはシェーディングがあるといいです。
アイブロウパウダーの1番明るい色やノーズシャドーの色を使って代用することができますよ。
頬骨のくぼみ部分に細くシャープに入れてください。
アイブロウ
1.元祖ヤンキーなら細眉。今風なら太眉も有り。
2.角度をつけてシャープに描く。
3.ラインはぼかさずくっきり描く。
ヤンキーといえば細眉が特徴的ですが、最近は太眉ブームもあり、ヤンキーの眉毛も細眉から太眉に変化しつつあります。
細眉を描くためには元々生えている眉毛を剃ったり抜いたりしなければいけないので、
自眉を活かす場合は太眉にするのも有りですよ。
細眉、太眉どちらにする場合も眉はアーチ型ではなく鋭角な眉にし、ブラシでぼかさずフチをしっかり取ることがポイント。
アーチ眉や眉毛をぼかすと優しい雰囲気が出てしまうので、ヤンキーメイクには合いません。
ヤンキーは力強いメイクにする必要があるので、眉毛は濃くはっきりと描きましょう。
アイメイク
1.ラメやパール派極力使わない。
2.カラーシャドウを使う場合は、パステルカラーは避けて暗めのトーンを使う。
3.アイラインは黒でしっかりめに描く。
ヤンキーメイクをする場合、ラメやパールなど上品で可愛らしく仕上がるアイテムは使わないようにしましょう。
掘り深く見せるためにマットなダークカラーで影を作る程度がヤンキーメイクにはぴったりです。
ダークレッドやグリーンなど深みのある色を組み合わせるとヤンキーらしい強さを表現できます。
アイラインはブラウンではなく、黒を使ってくっきり太めに描いていきます。
下まぶたにもアイラインを引いて囲みメイクにするのも有りですよ。
リップメイク
1.色味はダークレッドやブラウン系。黒も◯。
2.輪郭はシャープに取る。
リップはピンクやオレンジは避けて深みのある赤やブラウンを使うのがおすすめです。
とことんヤンキーメイクを極めたい人にはブラックのリップもおすすめですよ。
暗めのリップを持っていない人は、赤リップを塗った上から暗めのシャドウやアイブロウパウダーを乗せるとトーンダウンさせることができます。
口の輪郭はオーバー目にとってしまうとセクシーで大人らしい印象になってしまうので、直線気味に輪郭を取って引き締めるようにしましょう。
ヤンキーが眉毛を細くしたり剃る理由は?
ナメられないようにするため
ヤンキーが眉毛を細くする理由の1つとして、ナメられないようにするためが上がります。
ヤンキーの人たちは美意識が非常に高く、眉毛だけでなく髪型や服装にも強いこだわりをもっています。
なので、眉毛が手抜きの状態になっているとこだわりがない、プライドが低いと見られてしまうため眉毛を細くしてプライドや威厳を保っているのです。
周りに馴染むため
美意識の高いヤンキーのほとんどは眉毛を細く整えたり全剃りをしています。
その中に1人だけボサボサ眉毛でいると、そのグループから浮いて孤立してしまいます。
反対にヤンキー以外のグループにヤンキーのように細い眉毛の人がいたとします。
太眉ブームの中に細い眉毛でいると、なんだか雰囲気が違うような、馴染めていないように思いませんか?
きっとこの人はメイクで眉毛を足して太眉メイクをしますよね。
このようにヤンキーに限ったことだけではなく、グループに馴染むために眉毛の印象はとても大切になります。
悪いこと=美学
ヤンキーは悪いことや違反を美学と考える傾向にあります。
学校の高速では眉毛を剃ることを禁止していることが多いので、眉毛を剃って細くすることで校則違反となり、それがかっこいいと考えるのです。
授業に出なくてはいけないという決まりを破って、学校をサボったりするのも同じように美学を感じているのです。
ヤンキー眉毛やメイクを取り入れてイメチェンを!
ヤンキー眉毛の特徴やヤンキーメイクについて紹介してきましたが、いかがでしたか。
ヤンキーはあまり良くないイメージがついていますが、どこか心の奥深くで憧れを持っている人もいるのではないでしょうか。
ヤンキーメイクや服装をして1日だけでもヤンキーになりきるのも、とても楽しいですよ。
以上、「ヤンキーの眉毛やメイクの特徴は?眉を薄くしたり剃る理由も!」について紹介しました。