1年も終わりに近づくと、仕事をしている方は仕事納めの挨拶をすると思います。
次の年も気持ちよく仕事をするために、きちんとした挨拶は欠かせませんよね!
お世話になっている方全員に直接挨拶するのが基本ですが、会うことができない場合はメールを利用することになるでしょう。
そこで今回は、上司や取引先への仕事納めのメールの例文やマナーなどを紹介していきたいと思います。
目次
仕事納めの挨拶はメール、口頭?
お世話になった方への仕事納めの挨拶は、メールでいいのか口頭で伝えたほうがいいのか見ていきましょう。
本来は口頭で挨拶するのが正しいマナー!
今年お世話になった方全員に仕事納めの挨拶をしたいけれど、仕事の都合で会えない場合もありますよね。
どうしても会えない場合は仕方ありませんが、 本来は口頭で挨拶するのが正しいマナーとなっています。
次の年も良い関係を保つために、直接顔を見てしっかりと挨拶をしましょう。
都合がつかない場合はメールでも可!
先程、仕事納めの挨拶は直接するのがマナーだと述べましたが、仕事の都合などでどうしても会えない相手もいると思います。
そんな相手に限っては、メールで仕事納めの挨拶をしても大丈夫でしょう。
仕事納めの挨拶のメールやスピーチで注意する点は?
ここからは、仕事納めの挨拶のメールやスピーチで注意したい点をご紹介します。
否定的な内容を避け気持ち良い内容で!
仕事納めの挨拶をメールでする場合は、相手が気持ちよく読める内容を心掛けましょう。
決して否定的な内容にならないように気をつけてくださいね。
ここからは、具体的な注意点をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
仕事納めの挨拶メールの注意点①送る時期に気をつける!
1つ目の仕事納めの挨拶メールの注意点は、送る時期に気をつけることです。
相手が仕事に追われている時期に送ると、迷惑になる可能性があるので気をつける必要があります。
仕事納めのメールを社外の人や取引先に送る時は、先方の会社の予定を把握している場合、年内最後の営業日から溯って1週間前~3日までに送るといいでしょう。
先輩や上司に送る場合は、最終営業日の朝~お昼までに送るのがおすすめです。
また、送る時間についてですが、午前中は仕事が忙しい可能性が高いので、14~16時くらいがおすすめですよ。
絶妙なタイミングで送って、お互い気持ちよく年始を迎えたいですね。
仕事納めの挨拶メールの注意点②言葉使いに気をつける!
2つ目の仕事納めの挨拶メールの注意点は、言葉使いに気をつけることです。
意外と、間違って覚えて何気なく使っている敬語はあるものです。
間違った敬語を使って相手を不快にさせないように気をつけたいですよね。
下記に、間違いやすいとされる敬語をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
■×参考になりました。→勉強になりました。
■×いつもお世話さまです。→いつもお世話になっております。
■×とんでもございません。→とんでもないことです。
■×休みをいただいております。→休みをとっております。
■×ご苦労様でした。→お疲れ様でした。
■×我が社→弊社
■~させていただいております。→~しております
仕事納めの挨拶メールの注意点③絵文字は使わない!
3つ目の仕事納めの挨拶メールの注意点は、絵文字は使わないということです。
時折、仕事納めの挨拶メールに、友人に送る時に使うような笑顔や頭を下げている絵文字をつけて送る方がいるようですが、これはNGです。
絵文字をつけると気持ちが伝わりやすい気がするかもしれませんが、仕事納めのメールに限らず仕事関係のメールに使うとマナー違反になるのでやめましょう。
上司への仕事納めの挨拶メールのはマナーや例文は?
ここからは、上司へ送る仕事納めの挨拶の例文やマナーをご紹介します。
上司へ送るメールのマナーと注意点!
上司へ仕事納めのメールを送る時は、仕事納めの挨拶メールの注意点でも述べましたが、 相手の迷惑にならないタイミングで送るのは基本です。
そして、言葉使いに気をつけることと、絵文字を使わないようにしましょう。
また、仕事の連絡事項などは書かずに、「仕事納めの挨拶のみ」書くようにして、長くなりすぎないように上手くまとめられれば大丈夫ですよ。
上司への仕事納めの挨拶メールの例文
会社によっては、毎年仕事納めのメールを社内で送り合うところも多いようです。
感謝の気持ちをしっかり伝えて1年を締めくくりましょう。
上司に送る仕事納めのメールの例文をご紹介しますので、内容に迷った時の参考にしてくださいね。
今年も残すところあと僅かとなりました。
お仕事をご一緒させていただき、勉強になりました。
1年を無事に過ごせましたのも、(上司の名前)のお力添えのお陰です。
今年は失敗することも多く、課長をはじめ先輩方にご迷惑をおかけしましたが、来年からは貢献できるように頑張ります。
来年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
よいお年をお過ごしください。
いかがでしょうか。
このように、1年の感謝の気持ちをしっかり伝える文面を入れると相手に喜ばれると思いますよ。
取引先への仕事納めの挨拶メールのマナーや例文は?
ここでは、取引先へ送る仕事納めの挨拶メールのマナーと注意点をご紹介します。
取引先へ送るメールのマナーと注意点!
取引先へ挨拶メールを送る時の注意点についてですが、送るタイミングや、敬語や絵文字NGはもちろんのこと、「宛名の書き方」に気をつける必要があります。
正しい宛名の書き方は、「社名 部署名 名前 様」となります。
文面がいくらよくても、宛名の書き方を間違えると台無しになってしまうので注意したいですね。
次の項目で、取引先に送る挨拶メールの例文を紹介していますので、参考にしてみてください。
また、大企業では、一般の社員が社長にメールをすることはないので、社長への挨拶メールは必要ありません。
社長以外の、 立場が上の人から順番に挨拶メールを送るようにしましょう。
取引先への仕事納めの挨拶メールの例文
続けて、取引先へ送る仕事納めの挨拶メールの例文を見てみましょう。
○○株式会社
○○部 ○○様
いつもお世話になっております。
株式会社○○の○○でございます。
20◯○年も残すところあと僅かとなりました。
貴社におかれましてはますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
本年は◯◯様のお力添えにより、おかげさまで◯◯プロジェクトの多大な成功をおさめることができ、厚く御礼申し上げます。
来年は更にその内容を充実させたものに発展させていく所存ですので、なにとぞ変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の休業期間は下記の通りでございます。
■12月○日~1月○日
年明けは1月4日(火)より通常通り営業を開始いたします。
以上、誠に勝手とは存じますが、何卒ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。
略儀ながらメールにてご挨拶申し上げます。
いかがでしょうか?
宛名の書き方に気をつけながら、1年の感謝の気持ちと、年末の仕事納めと年始の仕事始めの予定をしっかり伝えましょう。
これに加えて緊急連絡先を伝えておくのもいいですね。
仕事納めの口頭の挨拶やスピーチでのマナーや例文は?
ここからは、仕事納めの口頭の挨拶やスピーチでのマナーや例文をご紹介します。
仕事納めのスピーチや口頭の挨拶の注意点!
会社によっては、仕事納めのスピーチをするところもあると思います。
また、直接相手に仕事納めの挨拶をする場面もあるでしょう。
失礼のないスピーチや挨拶をするための注意点を下記にまとめましたので、ご覧ください。
■ネガティブな内容は口にしない
例えば、会社の業績が悪かった年もあると思いますが、「今年は不景気で…」など、暗い雰囲気になることは言わないように気をつけましょう。
■正しい敬語を使う
特に締めくくりで、「よいお年をお過ごしください」と言う場合がありますが、これはNG。
正しくは、「よいお年をお迎えください」なので、注意してくださいね。
■感謝の気持ちをきちんと伝える
1年間でお世話になった出来事と感謝の気持ちを具体的に伝えると相手は嬉しいはずですよ。
「△△の時、○○さんに助けていただいて嬉しかったです。あのお陰で□□の仕事を無事終えることができました。」など言うといいでしょう。
正しい敬語を使いこなして、相手に感謝の気持ちを伝えると好印象ですよ。
仕事納め挨拶のスピーチの例文!
ここでは、仕事納めのスピーチの例文をご紹介します。
ご指名承り、仕事納めの挨拶をさせていただきたいと思います。
皆さんの奮闘努力のかいがありまして、無事に仕事納めの日を迎えることができました。
各部門の皆さま、本当にご苦労さまでございました。
年明けからも、幸先良いスタートを切り、元気に頑張ってまいりましょう。
休養も十分にとり、体調管理をされてくださいね。
それでは皆さん、よいお年をお迎えください。
仕事納めのスピーチでは、周囲への感謝の気持ちと、健康への気遣いを述べると感じがよいですよ。
スピーチの内容に迷った時の参考にしてくださいね。
仕事納めの口頭での挨拶の例文!
続けて、仕事納めの口頭での挨拶の例文をご紹介します。
1年間大変お世話になりました。
○○さんお仕事ご一緒させていただき大変勉強になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よい年をお迎えください。
いかがでしょうか。
直接仕事納めの感謝の気持ちを伝える場合は、相手が忙しいこともあるので、上記のように簡潔にまとめるようにしてくださいね。
仕事納めの挨拶はマナーに則したメールやスピーチで!
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仕事納めの挨拶は、今後の関係を円滑なものにするためにとても大切です。
しっかりとした挨拶で1年を締めくくり、気持ちよく新年を迎えてくださいね!
以上、「仕事納めの挨拶!上司や取引先へのメールやスピーチの例文とマナーは?」を紹介しました。