ドイツといえば、ヨーロッパ諸国の中でも経済・文化両面で、古くから日本に馴染みのある外国のひとつですよね。
第二次大戦の敗戦後、見事に経済が復活したこと、自動車や家電が主要産業ということなど日本との類似点も多く、比較される事も少なくない外国です。
今回は「ドイツといえば」をテーマに、料理や食べ物から観光、国民性まで、ドイツという国のあれこれをまとめて分かりやすくご案内していきたいと思います。
目次
ドイツといえばどんな国?
ドイツは面積・人口共に実は日本より少し小さめ!
ドイツといえば、ヨーロッパの主要国であるため大国のイメージがありますが、ドイツの国土は約360000㎢、人口は約8000万人と中規模の国です。
日本は国土が約378000㎢、人口が1億2600万人程なので、 日本と比較しても面積、人口共に一回り小さいサイズというのがわかりますよね。
ドイツといえばヨーロッパの中心的な存在!
ドイツといえば、フランス、オランダ、スイス、オーストリアなど周りを9つの国に囲まれたヨーロッパのほぼ中央に位置する国です。
地理的要因だけでなく、産業、経済、政治の分野でも他のヨーロッパ諸国をけん引するドイツは、文字通り EUの中心的な役割を担う強国。
EU圏内で最大の人口を抱えるドイツは、GDPもアメリカ、中国、日本に次ぐ世界第4位の経済大国でもあります。
ドイツといえば国旗や国歌は?
ドイツ国旗の3色にはそれぞれ意味がある!
ドイツといえばスポーツ大国でもあるので、 黒・赤・金(黄)の3色の国旗はサッカーワールドカップやオリンピックでもよく目にする存在ですよね。
ドイツ国旗の3つの色は17世紀のナポレオン戦争時にドイツの義勇軍が使った旗印と制服に由来しているというのが定説です。
尚、国旗を構成する3色の意味は、黒は名誉、赤は自由、金は祖国を表すという説や、黒は勤勉、赤は情熱、金は名誉を表すという説などがあります。
ドイツ国歌は3番の歌詞のみ公式の理由が面白い!
参照元URL:https://youtu.be/J3VNUjDLUH0
ドイツといえば、国歌にも興味深い事実があるのでご紹介しておきましょう。
「Deutschlandlied(ドイツ人の歌)」という題名のドイツ国歌は3番までがありますが、公式に国歌の歌詞と認められているのは3番のみ。
上の動画で3番は1分46秒辺りから最後までに相当し、私たちがテレビなどで耳にするのもこの部分です。
因みに、1、2番が歌われない理由ですが、 歌詞がかなり問題ありな内容なのが原因なんです。
まず1番の歌詞に出てくる川や海峡ですが、現在ドイツ領に属しているものは皆無な上、世界に君臨するともとれる歌詞で難あり。
2番についても「女性とワイン、ドイツって素晴らしい」という趣旨なので、国家としてはイマイチそぐわない内容です。
という事で、 内容的に最もふさわしい3番のみが公式と定められるにいたったわけですね。
ドイツといえば歴史や文化は?
ドイツは日本近代化に大きな影響を与えた国!
ドイツといえば、 日本近代化で大きく影響を受けた国のひとつで、文豪、森鴎外や北里大学創設者の北里柴三郎もドイツ留学経験があります。
また、戦前の高等教育ではドイツ語は英語と同等かそれ以上に重要な言語で、人文~自然科学まで広い分野で日本はドイツから知識を得ていました。
その名残は今も残っていて、医療分野の言葉は、カルテ、メス、クランケなど、ドイツ語由来のものが現代も沢山使用されています。
第2次世界大戦後は東西で分断された歴史も!
ドイツといえば、第2次世界大戦後、 東西に分断された歴史を持つ国で、1949年~1990年の40年近く2つのドイツが存在していました。
1961年に建設されたベルリンの壁は、東西冷戦の象徴とされ、1989年秋の壁崩壊まで東西ベルリンを分断し数々の悲劇が生まれたことも有名ですね。
ベルリンの壁崩壊後の1990年、旧東ドイツは西ドイツに吸収される形で統一が果たされ、多くのドイツ人の悲願であった統一ドイツが誕生しました。
その後、統一ドイツは、東西の経済格差や旧東ドイツの失業問題など数々の困難をくぐりぬけてきた歴史があります。
ドイツといえば国民性は?
ドイツ人は時間に正確、真面目で勤勉!
ドイツといえば、日本に勝るとも劣らない技術大国でもありますが、ドイツの経済的繁栄は国民性によるところも決して少なくありません。
ドイツ人は時間に正確で、勤勉な人が多く、生真面目で 何事にも研究熱心なのが特徴です。
まさに有言実行タイプの人が多いドイツは、諸外国からの信頼も厚く、ビジネスパートナーとしても高く評価され日本企業の多くがドイツに欧州の本拠地を置いています。
規則が最優先なのがドイツ人気質最大の特徴!
沈没しそうな船の各国の乗客に対し海に飛び込むよう促すエスニックジョークで、船員はドイツ人に 「規則ですから飛び込んでください」と言います。
ドイツ人は規則遵守をとても重要視する国民で、規則を優先させる余り、時には柔軟性に欠けるきらいも。
ですが、ドイツ人は規則を守ることが自分の権利を守ることと認識していて、例えば有給消化も当然の権利としてフルに活用します。
ともすれば、人の顔色を窺って妥協してしまいがちな日本人としては見習いたい要素でもありますね。
因みに、前述の沈没船ジョークで、日本人に対して船員が言うセリフは「他の人もそうしていますから、飛び込んでください」です。
ドイツといえば天気や気候・気温は?
ドイツは日本よりも寒冷な気候!
ドイツは高緯度にあるため、日本と比べると冬が厳しく、国内では北海道が最も似た気候といえます。
とはいえ、国土の大部分が内陸部であるため夏場は25度以上の夏日になる日も多く、乾燥していて過ごしやすいのが特徴です。
尚、梅雨のないドイツは 7月が最も暑い月で、秋の訪れが早いため8月後半になると朝晩冷え込む日が徐々に増えていきます。
冬の気候は北部より南部が厳しくなる!
日本だと南が暖かく北に行くほど寒冷な気候という感覚がありますが、ドイツは地形的要因で 冬は北部より南部が厳しくなります。
アルプス山脈が控えるドイツ南部のバイエルン州は積雪量も多く、冬の寒さがドイツの中でも特に厳しいエリア。
一方、ドイツ中部のライン川流域は、川が熱を貯める水槽のような役割を果たすため、冬は比較的温暖で積雪も少なめです。
また、ドイツ北部のハンブルクやリューベックなど、バルト海沿岸も海洋性の気候に属するためバイエルン州と比べると冬は厳しくありません。
ドイツといえば代表的な料理や食べ物・飲み物は?
ドイツといえばソーセージ!
ドイツといえば、食べ物で有名なのは何と言っても ソーセージですよね。
ひと口にソーセージといっても、ドイツには作り方や材料、地方などで多種多様なソーセージが存在していてとても奥が深いんです。
上記のドイツ産のソーセージの詰め合わせは、シンケンヴルスト、ヴァイスヴルストなど本場の味が手軽に楽しめるセットでおすすめですよ。
ドイツといえばドイツワイン!
ドイツといえばビールが有名ですが、 ドイツワインも非常にクオリティが高く人気があります。
ドイツには、フランケン、ラインガウ、モーゼル、バーデンなど多くのワインの名産地がありそれぞれ特徴あるワインが楽しめるんです。
上記のドイツ産のやや甘口のワイン6本セットは、手頃な値段で色々な種類のドイツワインが楽しめ大変おすすめですよ。
ドイツといえばお土産の人気は?
ドイツで人気のお土産1:チョコレート
ドイツといえば、他のヨーロッパ諸国と同じく、美味しいチョコレートメーカーがそろっていてお土産にも大変おすすめです。
上記のリッタースポーツのミニチョコアソートボックスは7種類の味が12個ずつ入ったセットでばらまき土産にも最適。
リッタースポーツはドイツを代表する人気チョコブランドなので、お土産を買い忘れた際などにも重宝しますよ。
ドイツで人気のお土産2:コーヒー
ドイツといえば、ヨーロッパの中でもコーヒー文化が深く根付いている国で、日本人の口に合う美味しいコーヒーはお土産にもおすすめです。
上記のダルマイヤーのプレミアムコーヒー2缶セットは、ドイツを代表する高級デリカテッセンの老舗が手掛ける極上のコーヒー。
上質の豆を伝統の製法で加工、焙煎した絶品のドイツのコーヒーはご自宅用、お土産共におすすめですよ。
ドイツといえば人気の観光地は?
ロマンチック街道
ドイツといえば、多くの名所がそろっていますが、中でも中世の街々が残る ロマンチック街道は特に人気の高い観光ルートです。
ヴュルツブルクからフュッセンへと至る約400㎞の観光街道には、ローテンブルク、ディンケルスビュール、アウグスブルグなど美しい街が点在しています。
ロマンチック街道の終着点であるノイシュヴァンシュタイン城はシンデレラ城のモデルとしてもしられ特にドイツを代表する人気観光スポットです。
ライン川流域
「Vater Rhein(父なるライン川)」とも称されるドイツを縦断する大河、ライン川沿いには、リューデスハイムやローレライなど名所も多く人気の観光エリアです。
ライン川流域では、ブドウ畑が両岸の渓谷沿いに広がり、川岸や中州には趣ある中世の古城が点在していてクルーズを楽しむにも最適。
美味しいワインと可愛らしい町並みが迎えてくれるライン渓谷は 世界遺産にも指定されているドイツを代表する観光エリアとなっています。
ベルリン
ドイツ再統合後、1991年から再びドイツの首都となった ベルリンは、人口360万を超えるドイツ最大の都市です。
ブランデンブルグ門、連邦議事堂、ベルリン大聖堂、ベルガモン博物館など多くの名所があるベルリンは観光でも要チェック。
また、ベルリンに隣接するポツダムにはサンスーシー宮殿やツェツィリエンホーフ宮殿など見所も多くエクスカーションにも最適ですね。
ドイツといえば日本と深い関わりがある面白い国!
→アドベントの意味は?カレンダーやクランツ、キャンドルの楽しみ方も!
→アメリカといえば?食べ物やお土産、世界遺産の観光地とスポーツ、国旗や国歌とは?
という事で、ドイツといえば、をテーマにドイツという国のあれこれをご案内いたしましたがいかがだったでしょうか。
ヨーロッパの中でも古くから日本と密接な関係を持つドイツは非常に興味深い国なので、ぜひドイツについての理解を深めるヒントにしてくださいね。
以上、「ドイツといえば?料理や食べ物から人気のお土産に観光地、国民性まで魅力を総まとめ!」を紹介しました。