カヌレというフランスのお菓子をご存知ですか?
最近は、全国的に専門店ができるほど人気が広まっているお菓子なんですよ。
その人気の高さから自宅でカヌレを手作りする人も増えてきています。
カヌレの日持ちはどのくらい?お菓子だから賞味期限は短いの?美味しい食べ方を知りたい!そんな声にお答えして、カヌレの保存方法や美味しい食べ方についてまとめてみました。
目次
カヌレとはどんなお菓子なの?
カヌレはワイン造りが盛んなフランスのボルドー地方が発祥だと言われています。
ワイン造りでは卵の卵白を多く使用するため、卵黄がたくさん余っていたそうです。
その卵黄を他の物に活用できないかと考え出されたのが、カヌレなんです。
そもそも、カヌレにはフランス語でおうとつという意味があり、波状になったカヌレの型自体をカヌレとも呼びます。
中は水分をしっかり含んだしっとりとした生地で、外側はクリームブリュレのようにカリッとしています。
大きさは手の平サイズのカヌレが主流ですが、十分な食べ応えを感じられることができるお菓子です。
最近ではチョコレートやストロベリー、抹茶のコーティングがされたカヌレも販売されており、贈り物としても人気があるお菓子なんです。
カヌレの賞味期限や日持ちは?
市販のカヌレの賞味期限や日持ち
カヌレの賞味期限は3日〜7日が一般的です。
カヌレの材料は卵、小麦粉、牛乳、砂糖、バターなど洋菓子によく使われる食材がメインとなるなので、マドレーヌやマフィンなどの焼き洋菓子に近いと考えると良いかもしれませんね。
ネット通販では、冷凍した状態でカヌレを販売しているお店もあり、通常のカヌレ よりも日持ちは長くなります。
冷凍の状態であれば、カヌレの賞味期限は30日から長いところで90日まで日持ちすると謳っているお店もあります。
ただし、冷凍期間が長くなり霜がつくようになると美味しさが半減してしまうので、冷凍カヌレも賞味期限よりも早く食べてしまうのがおすすめ。
冷凍されていないカヌレを購入し、余ったものを冷凍できるの?と疑問を持つかもしれませんが、風味や旨みを損ねてしまう可能性もあるので、なるべく早めに食べた方が良さそうです。
食べきれずに捨ててしまいそうになるくらいであれば、多少風味が落ちてしまっても、冷凍して日持ちさせるのはアリですね。
手作りのカヌレの賞味期限や日持ち
カヌレを手作りする場合は、保存料などを使用しないため当日から3日以内には食べきった方が良いでしょう。
どんなお菓子もできたてが1番美味しいので、作ったらすぐに食べるのが1番です。
一晩寝かせると旨みが増すお菓子もありますが、4日や5日も経ってしまうとパサパサでカチカチになってしまうので、3日をボーダーラインと考えておくといいでしょう。
人に渡す場合は美味しい状態のうちに食べてもらえるように「なるべく今日中に食べてね」と一言添えて渡してあげると親切ですよ。
カヌレの保存方法は常温と冷蔵どっち?
秋や冬の涼しい時期であれば、常温に出しておいても大丈夫ですが、春や夏は冷蔵庫に保存しておきましょう。
ただし、冬場であっても直射日光に当たる場所や極度に湿気の高い場所に置いておくと、傷んでしまうので避けてくださいね。
また、冷蔵保存した場合でも、賞味期限は守って食べるようにしましょう。
長時間冷蔵庫に入れっぱなしにしていると、水分が蒸発してパサパサした状態になってしまい、カヌレ本来の美味しさを感じることができなくなってしまいますので、注意してください。
でも、冷蔵保存するとカヌレの生地が引き締まり、常温保存とは違った食感を楽しむこともできます。
ドーナツやパン、バームクーヘンなどは常温よりも冷蔵保存した方が好きという方は、カヌレも冷蔵保存しておくと似たような美味しさを味わうことができるのでおすすめです。
カヌレは冷凍しても大丈夫?
カヌレの冷凍するコツ
冷凍用のカヌレを購入した場合は、商品説明に書いてある保存の仕方で冷凍するか、梱包された箱や袋のまま冷凍して大丈夫です。
冷凍用でないカヌレや手作りのカヌレを冷凍するときは、1個ずつラップに包んでからジップ付きの保存袋や紙袋に入れておくようにしましょう。
なるべく空気に触れさせないようにしておくことが、カヌレを美味しい状態のまま日持ちさせるポイント。
カヌレは柔らかいお菓子なので、重い食材を上に乗せてしまうと潰れてしまいます。
潰れないように冷凍庫の上段に入れるのも忘れないようにしてくださいね。
カヌレを解凍するコツ
カヌレを食べる前日のうちに食べる分だけ冷凍庫から冷蔵庫に移し、解凍する方法がおすすめです。
冬場であれば室内に置いておいても大丈夫ですよ。
冷蔵庫で解凍した後、トースターやオーブンで軽く温めると外側のカリッとした食感が増すので、美味しさがアップします。
電子レンジで温めるだけでは高さのあるカヌレの場合、中まで熱が通りきらず中は凍ったままなのに外は焦げてしまうなんてことになってしまう可能性があるので、避けた方が良いですよ。
また、何度も冷凍と解凍を繰り返すと水分が蒸発してパサパサになってしまうので、注意してください。
冷凍するときに1個ずつラップに包んで保存しておくことで、解凍時に食べたい分だけ取ることができるので、手間だと思っても1個ずつ包むようにしてくださいね。
カヌレを日持ちさせる便利グッズをご紹介
カヌレを日持ちさせる便利グッズ1
カヌレを冷凍するときにジップ付きの冷凍専用保存パックを使用すると、美味しさを逃すことなく日持ちさせることができます。
冷凍保存フリーザーバッグ 中(20枚入)は、保存袋自体に日付と内容物を記入することができるので、「◯月◯日冷凍 カヌレ」と記載しておくこともできちゃいます。
たっぷり20枚も入ってこのお値段なので、気兼ねなく使えるのも嬉しいポイントですよね。
カヌレの冷凍保存以外にも作り置き料理や生鮮食品、野菜を入れて冷凍保存しておくこともできちゃいます。
カヌレを日持ちさせる便利グッズ2
凍ったカヌレをすぐに食べたいというときに便利なのが、解凍プレートです。
このプレートは熱伝導率の高い素材でできているため、そのまま食材を置いておくよりも早く解凍することができる優れものです。
プレートの色は金色なので高級感があり、キッチンに置いておいてもインテリアの邪魔になりませんよ。
四隅の黒いスタンドは取り外して洗うことができるので、とても清潔です。
カヌレの解凍意外にも牛肉や鶏肉、魚の解凍でも使用できるので、1枚持っていると毎日の料理が捗ります。
賞味期限の短い食材を冷凍して日持ちさせ、解凍プレートで素早く解凍すれば、節約できて家事効率も高まりますよ。
カヌレの美味しい食べ方は?
カヌレの美味しい食べ方:トッピング
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カヌレは、そのまま食べても美味しいですが、生クリームやフルーツ、チョコレートをトッピングして食べるのもおすすめです。
カヌレ自体が甘さ控えめのお菓子なので、好きなトッピングをして甘さを調整して食べれば、甘党派の人でも美味しくカヌレを食べることができますよ。
抹茶やクリ、あんこを合わせれば和菓子のように食べることもできます。
温めたカヌレにアイスクリームを乗せて食べるのも絶品。
素朴な味わいがカヌレの良いところなので、どんな食材をトッピングでも合います。
家族や友達同士で好きなトッピングを盛り付けて、自分好みのカヌレを発見するのも良いかもしれませんね。
カヌレの美味しい食べ方:焼く
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カヌレを食べる前に少しトースターやオーブンで表面を焼いてから食べると、まるでクリームブリュレのようなカリカリ感を楽しむことができ、これまた絶品です。
外はカリッと中はしっとりとした食感のコントラストに、きっとあなたもトリコになってしまいますよ。
洋菓子店で購入したものでも、少しトーストすれば焼きたてのような香りと味わいを楽しむことができ、冷凍カヌレを解凍した後にトーストすれば、冷凍とは思えない美味しさになります。
カヌレの美味しい食べ方:電子レンジで温める
トースターで焼くのではなく、電子レンジで温めると水分を保ったまま加熱できるので、しっとりさが増してフワフワのカヌレになります。
スチーム機能付き電子レンジであればなおさらしっとり感が増しますよ。
子供はトースターで表面をカリッと焼いたカヌレよりも、フワフワのカヌレを好きな子が多いかもしれません。
ただし、加熱しすぎてしまうと水分が蒸発してパサパサになってしまうので、1個あたり30秒加熱し、加熱が足りなければ10秒ずつ加熱を追加していくようにすると失敗しないですよ。
日持ちや賞味期限を知ってカヌレを美味しく!
カヌレを日持ちさせる方法や賞味期限、美味しい食べ方についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
カヌレを食べたことがない方でもカヌレを食べたいと思ったんじゃないでしょうか。
冷凍カヌレを買えば日持ちするので、突然の来客でも美味しいお菓子を振る舞うことができますよ。
ぜひ、この機会にカヌレの美味しさを実感してみてくださいね。
以上、「カヌレの賞味期限や日持ちは?美味しい食べ方、冷凍のやり方と保存方法も!」について紹介しました。